半導体、IPを見ていれば1〜2年後の携帯機器やセットが見えてくる

これまでは家電の見本市としてのCES(Consumer Electronics Show)がITや通信、社会インフラ、など人間がかかわる分野に進出するように変わってきた。その技術の中心はやはり半導体である。半導体業界に長くかかわってきた記者生活のなかでもCESに初めて参加したこと自体、CES(図1)にも半導体が重要、という構造が浮かび上がってくる。 [→続きを読む]
これまでは家電の見本市としてのCES(Consumer Electronics Show)がITや通信、社会インフラ、など人間がかかわる分野に進出するように変わってきた。その技術の中心はやはり半導体である。半導体業界に長くかかわってきた記者生活のなかでもCESに初めて参加したこと自体、CES(図1)にも半導体が重要、という構造が浮かび上がってくる。 [→続きを読む]
登り竜のイメージがまず出てくる辰年が始動したが、大震災、金融危機、洪水、円高などいずれも経験したことのないほどの並外れたインパクトへの対応、対策に引き続き追われる中、まずは意識的にも笑顔、明るい空気・雰囲気作りの必要性を訴える各界の共通する年頭コメントが印象的である。何もなくて笑ってばかりはいられないが、伸びている分野、伸びる材料への引き続き重点化を、それこそグローバルに連携して経済的拡大に向けて回していくことの重みを、一層受け止めている新年のスタートである。 [→続きを読む]
新年を迎え、新たな心意気で臨みたいと思います。 年明けの新聞では、昨年はスマホ元年という表現が踊っていた。一昨年からスマホは2ケタ以上の高い成長率で市場の拡がりを見せていた。今年は何が目玉か。と言いたいところだが、実はこの視点をもはや捨てる時代が来た。目玉を期待するのではなく、目玉をユーザーに提案していく時代に変わってきているからである。 [→続きを読む]
米国およびロシアの大統領選挙、中国の政権交代、ロンドンオリンピックを控え、台湾、韓国でも総選挙が行われる2012年に入った。自然災害、原発事故、金融危機など多難であった2011年であるが、半導体業界は大震災、洪水の影響を受けながらもスマートフォン、タブレット人気、モバイル関連が大きく支えて、史上最高を記録した2010年の世界販売高を僅かながら上回るという現時点の大方の見方である。この消費者の心を捉えている熱気が2012年に引き続いて、本格的な復興、一層の大きな伸びを願うところである。 [→続きを読む]
2011年が間もなく暮れようとしている。簡単に今年を振り返り、来年のはずみとなるヒントを提供したい。エレクトロニクス最大級の事件として、東日本大震災とその影響、スティーブ・ジョブズ氏の言葉、について考えていこう。 [→続きを読む]
「ギリシャに端を発するEUの経済クライシスがいまだ解決がつかない。北朝鮮では将軍様も亡くなってしまった。韓国などは厳戒態勢にあるというのに、東京・銀座を闊歩する若い女性たちの朗らかな顔といったらない。我が国ニッポンはいつからこんなに危機感のない国になってしまったのか」。 [→続きを読む]
2011年も残り僅か、史上最高のグローバル販売高を記録した2010年の余勢を駆ってスタートしたが、相次ぐ自然災害、特に我が国の大震災とそれに伴う原発事故、そしてこんどは欧州に端を発した金融危機、など困難を極める数々の要因に見舞われて、最後は下方修正、弱含みの空気が強いなかで締めを迎えている半導体業界に映ってくる。それでも2010年を若干ながら上回る販売高が通年では見込まれており、スマートフォン、タブレット、ワイヤレスそして新技術の熱気が大きく支えて、2012年につながる余韻を残している。 [→続きを読む]
前回、WSTS(World Semiconductor Trade Statistics)秋季予測に基づく当面の半導体業界模様に触れたが、米国SIAからその見方を支持するとともにこの10月の現実の世界半導体販売高が発表されている。自然災害、金融危機など非常事態の試練に見舞われながらも、市場が求める半導体の量は着実に増大しており、史上最高の昨年を上回って初めて$300 Billion突破の本年と見ている。一方ではここにきて下方修正のデータ発表が続いており、年末から年始、そして旧正月にかけての市場に目が離せないところである。 [→続きを読む]
「昨今の日本の経済状況全体を見れば、まるで70年代に戻っていくかのようだ。そのくらい日本の競争力は落ち込み、全体経済も元気がない。デジタル化、グローバル化の波を捉えきれなかった。」 [→続きを読む]
本年の半導体業界データ速報値が発表されて、金融危機、大震災、洪水と揉まれ続けて多難な2011年を反映する一方、史上最高の昨年の販売高を僅かながらでも上回って$300 BILLIONの大台をこんどこそ本当に越えそうという見方になっている。このような荒波の中でこそ特に市場をリードする最先端技術や標準化などの活動が問われると感じているが、米国メーカー勢の先導ぶりが具体的なデータとして表われている。新興経済圏の反応とともに、来年にかけて当面の注目と思う。 [→続きを読む]
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