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最先端および市場制覇を目指す打ち上げ、それを巡る応酬

最先端および市場制覇を目指す打ち上げ、それを巡る応酬

半導体・エレクトロニクス業界の永続する活性化に欠かせない上記のタイトルの動きが、またまた喧しくなってきている。AppleのOSリニューアルが発表されたのに続いて、MicrosoftからはAppleに対抗してタブレットを打ち上げる動きが控えているようである。MPUの宿命のライバル、IntelとAMDの対抗するスタンスが、Heterogeneous System Architecture(HSA)結成を巡って今また垣間見えている。また、モバイル機器市場の拡大を左右する28-nm生産capacityをはじめTSMCの機敏な動きに、さらに拍車がかかっている。 [→続きを読む]

半導体、2013〜2014年の力強い伸びに向けて、新たな競合の局面へ

半導体、2013〜2014年の力強い伸びに向けて、新たな競合の局面へ

米国SIAより4月の世界半導体販売高および恒例の年2回、中期予測の発表が行われている。本年に入ってからの累積販売高は前年を5.9%下回っているが、4月の前月比伸び率が3.4%増と、2年ぶりの水準となっているとともに、中期的にも多分に今後のこの勢いの継続への期待を込めて、本年は昨年から若干の増、2013年そして2014年はそれぞれ7.2%増、4.4%増と力強く伸びるという見方が表わされている。これに反応するかのように、新たな機軸の市場創出および展開を巡る競合の様相が各方面に見え始めている。 [→続きを読む]

一段と熱気&活気、3-D ICsの本格的取り組み&市場投入

一段と熱気&活気、3-D ICsの本格的取り組み&市場投入

半導体の微細化は、急拡大のモバイル機器に向けた28-nmに対応する現状、7-nmまで見渡す今後の展開など、プロセスノードに纏わる話題が中軸となる一方、3-D ICs、すなわち垂直、縦方向にICsを積み重ねる(stacking)三次元ICsが、もう一つの微細化ソリューションとしてここ数年着実な進展を示している。最近、Wikipediaで「Three-dimensional integrated circuit」が掲載されていると知り、またロジックおよびメモリそれぞれでさらに具体的な取り組みの発表が続いている現状を受けて、以下のアップデートである。 [→続きを読む]

我が国に圧し掛かる世界経済の構図、変わらざるを得ない半導体の世界

我が国に圧し掛かる世界経済の構図、変わらざるを得ない半導体の世界

エルピーダメモリの支援入札に続いてルネサスエレクトロニクスが再建に向けた大幅な再構築を迫られる事態となって、両社の前身の一員として1970年代から半導体と共に歩み、今も業界の一角で活動している小生としては忸怩たる思いが続いている。かつて1980年から1990年代前半に世界を席巻した我が国の半導体メーカーであるが、世界のグローバル化の急進展、エレクトロニクス機器の一般消費者への急拡大という世界経済の構図からくる圧力に対して、従来システムからの変革が今また徹底的に求められている。 [→続きを読む]

設計者を悩ませるノイズを解析、シグナルインテグリティを確保する現場の本

設計者を悩ませるノイズを解析、シグナルインテグリティを確保する現場の本

カーエレクトロニクスは、昔からノイズとの戦いである。エンジンを回転させ、火花を飛ばすというクルマの構造上、電磁波は絶えず出てゆく。電気自動車になってもモータの回転は磁石のN極とS極を変えていく訳だから、やはりノイズは出る。半導体チップ側でも微細化技術が進むにつれ、電圧の減少と共に外来ノイズに弱くなる。 [→続きを読む]

スマホなどモバイル機器が織り成す半導体業界hot spots模様

スマホなどモバイル機器が織り成す半導体業界hot spots模様

世界的に熱く活発なスマートフォン、タブレットはじめモバイル機器に関連する半導体需要が追いつかず、生産枠を先行して取り込んで確保していく鬩ぎ合いの状況が見られているようである。中軸半導体を供給する半導体メーカーが急伸長を示すとともに、ファブレスとファウンドリーの関係が上記の取り合い状況を反映して構造のシフトを呈していると言われている。昨年を上回ってまたまた史上最高を更新するかどうかの本年の世界半導体販売高は、このモバイル機器のhot spots模様の広がり、濃さにかかっている。 [→続きを読む]

スティーブ・ジョブズ氏がアドバイスを求めた日本人

スティーブ・ジョブズ氏がアドバイスを求めた日本人

ヒッピーのような姿をした一人の外国人が東京のJR市ヶ谷駅前にあるシャープ東京支社(現東京市ヶ谷ビル)へ入って行った。背広姿を見慣れている受付嬢は一瞬驚いたが、笑顔を作って要件を聞くと「ドクターササキに会いたい」という。ドクターササキとは、当時シャープの副社長で東京支社長の佐々木正博士(注1)であることはすぐにわかった。 [→続きを読む]

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