Semiconductor Portal

ブログ

» ブログ

半導体を核に、心待ち、夢中にさせる熱気、感動の創出

半導体を核に、心待ち、夢中にさせる熱気、感動の創出

新「iPad」販売開始、世界の国々で待ち構える人々の列が目に入ってきて、個人消費者、そして新興経済圏に向けた商品企画の重みがまたぞろ頭の中を巡っている。何もかも見えてしまうようなフルハイビジョンを上回る解像度のディスプレイが評判を呼んでいるが、半導体そしてデバイス技術の粋を組み合わせて熱気、感動を生み出しているという理解である。新「iPad」とともに銀座店の光景が出てきたユニクロも然り、消費者の経済学に適合する魅力的なソリューション、アプリに向けた先端技術の追求が求められている。 [→続きを読む]

進む書籍のデジタル化

進む書籍のデジタル化

書籍のデジタル化が進んで来た。デジタル化された本は英語でeBook、日本語で電子書籍などと呼ばれている。内容はデジタルのテキスト文プラス画像によって構成されている読み物だ。中には録音メッセージも入ることがある。”eBook”はオックスフォード英語辞書にも登場した。「印刷に依る書籍の電子版」(筆者訳)と至極簡単な説明文が提示されている。 [→続きを読む]

是が非でも我が国の優位性確保、中国、韓国の敏感な反応

是が非でも我が国の優位性確保、中国、韓国の敏感な反応

近所の市民向け放送で東京大空襲67年を知らされた10日土曜、そして東日本大震災から1年となる11日日曜である。第二次大戦後の復興、経済急成長を成し遂げた我が国、半導体業界も萌芽期から1980年代には世界をリードするに至った我が国である。大震災に見舞われて復興に向かう今、半導体業界も今までの蓄積を財産、プラットフォームに我が国ならではの新たな優位性を是が非でも確保、発揮していかなければ、という思いである。米国は勿論、近隣のアジア各国とのお互いの関係のあり方が改めて問われていると思う。 [→続きを読む]

エルピーダ破綻に盛者必衰の理〜88年「DRAM戦線は日本圧勝、世界シェア9割」

エルピーダ破綻に盛者必衰の理〜88年「DRAM戦線は日本圧勝、世界シェア9割」

「エルピーダ破綻の記者会見を見ながら涙が止まらなかった。自分たちが命を賭けて作ったDRAM王国がついに崩壊したかの想いが強い。その2日後の東京は一面の雪に覆われ、赤い寒椿がニッポン半導体の血の色に見えた」(国内半導体メーカーOB)。 [→続きを読む]

市場環境の刻々の急変、生き残りを賭けた連携と協調、新機軸の構築

市場環境の刻々の急変、生き残りを賭けた連携と協調、新機軸の構築

エルピーダメモリが会社更生法の適用を申請という大々的な報道が目に入ってきて、1970年代から1980年代にかけてその前身のDRAM事業に携わった一員として、頭の中を駆け巡る上記タイトルの様々な切り口である。当時から現在に至るまで、メインフレーム、電子交換、信頼性の世界から、Consumer Electronics、量産・コスト対応の領域に怒涛の如く市場が移ってグローバルに急拡大、取り巻く急激な変化に否応なく順応せざるを得なかったという、特に変化の先兵、指標となるDRAMならではの強く感じる思いである。 [→続きを読む]

ナノテクノロジーの産業振興を急ごう

ナノテクノロジーの産業振興を急ごう

今年も国際ナノテクノロジー総合展nano tech 2012(参考資料1)が開催され、多数の来場者で賑わった。この展示会も当初はパネルと、小瓶に入った素材の展示が主だったが、回を重ねるごとに形あるものが展示されるようになっている。説明員も一流の専門家が多く、中には大学教授や実際に研究に携わっている博士号取得者もおり、丁寧に説明していただけるのは大変うれしい。そして来年の募集予告を見ると展示場面積も拡張するようである。しかし残念ながらその素材を応用した実機の展示は、まだ少ないのが現状である。大規模産業化への道筋がまだ見えていない。 [→続きを読む]

エルピーダが会社更生法を適用、DRAMへの固執が成長路線から脱落

エルピーダが会社更生法を適用、DRAMへの固執が成長路線から脱落

ビッグニュースが飛び込んできた。エルピーダメモリが会社更生法の適用を東京地裁に申請し、受理された。負債総額は2011年3月末時点で4480億円。28日の日本経済新聞において同社代表取締役社長の坂本幸雄氏は27日夕方都内で開かれた記者会見の席上、自力再建を断念した理由について「(提携交渉先から)今日までに様々な提案が来ることになっていたが、具体的な案が来なかった」と説明している。 [→続きを読む]

微細化・小型化が推進、境界を越える新たな応用市場の開拓&拡大

微細化・小型化が推進、境界を越える新たな応用市場の開拓&拡大

今年の半導体もこの時節、恒例のInternational Solid State Circuits Conference(ISSCC) 2012≫(2月19-23日:San Francisco, CA)が開催されている。業界一般、そして出席者からいただくネット情報&メールから感じることであるが、微細化・小型化技術の進展に絶え間はなく、かつて出席した1980年代のそのままの息吹の一方で、応用市場のますますの拡大を様々な半導体システムソリューション記事から受け止めている。アジア勢の進出、グローバルなファウンドリービジネス競争にも注目させられている。 [→続きを読む]

半導体の設計・実装・社会実験施設を揃え、動き出した福岡の技術センター

半導体の設計・実装・社会実験施設を揃え、動き出した福岡の技術センター

最近、海外の半導体メーカーの経営層に会うたびにしている質問がある。それは、なぜ微細化するのか、である。昔は高集積(=ムーアの法則)が常に求められていたから、経済的に見合うようにするため、微細化・大口径化が低コストに不可欠だった。いわば微細化は当たり前だった。質問自体がばかばかしかった。今はどうだろうか。 [→続きを読む]

最先端リソ技術最前線に対する現下の市場・製造拠点の動き

最先端リソ技術最前線に対する現下の市場・製造拠点の動き

半導体最先端技術の進展、進捗が披露されるタイミングであり、微細化製造技術を引っ張る最先端リソ技術の最新状況が発表されている。extreme ultraviolet(EUV)が最有力ではあるが、ほかの代替技術もいくつか伸びてい る状況をここ何年か受け止めてきている。適用して拡大する市場が具体的に望めて初めて回っていく経済学というものをこのところ年々繰り返し感じるなか、足元の半導体市場および製造拠点の世代の移り変わりがまた新たに見られてきている。 [→続きを読む]

<<前のページ 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 次のページ »