Semiconductor Portal

ブログ

» ブログ

雇用・貿易拡大を図る米国、変革が求められる欧州、そして我が国は?

雇用・貿易拡大を図る米国、変革が求められる欧州、そして我が国は?

欧州の金融危機はじめ世界経済の難局にさらされたこの1年、2012年も終わりを迎えようとしているが、半導体・エレクトロニクス業界にもモバイル機器の世界的な熱い活況のなか大きく影を落とす情勢となっている。米国の半導体業界ではここにきて雇用拡大、公正な貿易を訴える動きが改めて見られるし、欧州では今後の業界のあり方を巡って変革を求めるアピールが行われている。非常に厳しい状況に見舞われている我が国の本年であるが、これら欧米の動きと照らして考えるところがある。 [→続きを読む]

スマホからタブレットまで市場を席巻するタッチパネル

スマホからタブレットまで市場を席巻するタッチパネル

iPad miniなど画面が7インチ前後の小型タブレットが登場して来た。スマートフォンより画面が大きくホームページを閲覧する場合でもスマホよりも見やすい。300グラムと軽く片手での操作が可能なように設計されている。これに先行して市場に出ていた初代タブレットは、10インチ程度のやや大きな画面を有していて重くて片手での操作は難しい。 [→続きを読む]

熱いアピール&議論:雇用/最先端微細化/事業戦略

熱いアピール&議論:雇用/最先端微細化/事業戦略

我が国はじめ各国の政治の世界では経済が依然とトップ争点の1つとなっているが、半導体業界もそれを強く照らして低迷基調の打開、再生を図るよう、各国・地域の業界、各社で様々な取り組み、真剣な議論が続いているこの1年であり、しばらく続いていく現時点の情勢であると思う。今回は、米SIAからまたまた発表された雇用データ、そしてInternational Electron Devices Meeting(IEDM)(San Francisco)からの最先端微細化に向けた選択肢および市場サバイバルを目指す事業戦略の熱いやりとりに注目している。 [→続きを読む]

有機EL急拡大〜滋賀のベンチャー、エイソンテクノロジーが量産開始へ

有機EL急拡大〜滋賀のベンチャー、エイソンテクノロジーが量産開始へ

琵琶湖の研究を続ける学者が「もったいない」を連呼し、滋賀県の知事になった時に、やはりそれほどの関心はなかった。仕事を通じてかなりの知り合いとなり、聡明な考え方に共鳴することが多くなった。その女性知事がここにきてにわかに脚光を浴びている。日本未来の党を率いる嘉田由紀子こそその人である。豪腕の小沢一郎氏がひれ伏し、ひねくれ者の亀井静香氏が崇め奉るのだから、嘉田知事はもしかしたら女王卑弥呼の生まれ変わりかもしれない。 [→続きを読む]

米国の伸びが目立つ10月半導体販売高、ここ10年で最大の前月比増

米国の伸びが目立つ10月半導体販売高、ここ10年で最大の前月比増

本年の半導体販売高は前年比2〜3%台の減少という見方が有力になっており、何処もマイナス、低迷基調となると、どこかプラスの伸びはないか、好材料を探したくなってくる。米SIAから恒例月次の世界半導体販売高の発表が行われたが、その中に見い出したスカッとくる下りが上記タイトルの通りである。実際米国地域の販売高は、8月 $4.19B、9月 $4.43B、10月 $4.79Bという推移となっている。パソコン需要低迷、モバイル機器活況という本年から来年はどうなるか、引き続き好材料探しと分析である。 [→続きを読む]

3年ぶりマイナスの世界半導体販売高予測、急激な情報機器への流れ

3年ぶりマイナスの世界半導体販売高予測、急激な情報機器への流れ

本年も締める月に入って、グローバル半導体市場の本年販売高予測について、World Semiconductor Trade Statistics(WSTS)の恒例の会合のデータが発表されている。パソコン、テレビという大きな区分けの電子機器から、スマートフォン、タブレットなど情報機器への流れが鮮明化してきた本年という表わし方ができそうである、自動車の中でも情報機器化が進んでおり、通信、クラウドなどのキーワードが向こう数年引っ張っていく展開に、長く立ち塞がる$300 Billionの壁突破がかかっているという受け止めである。 [→続きを読む]

日本からのISSCC2013発表論文は30件で2位に復活

日本からのISSCC2013発表論文は30件で2位に復活

半導体回路のオリンピックと言われるISSCC。2月に米国で開かれるIEEE主催International Solid-State Circuits Conference 2013では、日本から発表される論文数は米国の73件に対して30件と第2位に返り咲いた(図1)。ISSCC 2012では韓国からの論文件数が2位だったため、今回は巻き返したことになる。 [→続きを読む]

新たな時代のうねりを迎えて、グローバルに備える動き

新たな時代のうねりを迎えて、グローバルに備える動き

新興経済圏の台頭、パソコンと携帯電話の2大分野と、半導体の市場の世界を追っていきながらこの10年余りで経てきている時代のうねりであるが、ここにきてパソコン停滞、モバイル機器活況という新たなうねりを強く感じるところがある。身近にはパソコンで十分事足りるという感じ方であるが、若い世代を中心に目的地に辿り着くなどリアルタイム情報にスマホが急速に浸透している。直接、間接どの程度結びつくかはあるが、新しい時代の波に合わせた大手プレーヤーの動きというものを受け止めている。 [→続きを読む]

昔のラジオ少年が最新の電子回路キットを見た

昔のラジオ少年が最新の電子回路キットを見た

かつて、ラジオ少年だった頃、3球ラジオや5球スーパーラジオ、あるいは1石鉱石ラジオをいじくっていた。トランジスタが現れた頃、1石トランジスタあるいは3石トランジスタのラジオにも飛び付いた。トランジスタや真空管の配線を図面通りにつなぐと、ラジオの動作はよくわからなかったものの、スピーカーから音が流れた時は興奮した。無線の電波を何かしら増幅すればスピーカーで音を聞くことができるという自然科学を体験した。 [→続きを読む]

組込み技術、機能の創出・分化・高度化、新たなマーケティング

組込み技術、機能の創出・分化・高度化、新たなマーケティング

半導体が様々なシステムの中に入っていって、システム機能ごとにますます位置づけを考えざるを得ない、と足を運んでみたEmbedded Technology 2012展示会(11月14日〜16日:パシフィコ横浜)での率直な感じ方である。新たな機能が生まれるとともに、機能ごとにさらに細かく分化、高度化していく流れが見られて、全体の把握から入るのに大変さを感じるところがある。それぞれに今まで集積した成果の賜物であり、市場の理解を得て価値を精一杯プレゼンするマーケティングの凌ぎ合いの局面を受け止めている。 [→続きを読む]

<<前のページ 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 次のページ »