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今後のPC・モバイル機器の転機を賭けたAppleとMicrosoftの鬩ぎ合い

今後のPC・モバイル機器の転機を賭けたAppleとMicrosoftの鬩ぎ合い

あの発売を待ち焦がれるワクワク感がどちらが優るだろうか、そんな見方になってしまいがちなアップルからの小型タブレット(iPad Mini)そしてプロセッサを新たにした新版full-size iPad、それらに対抗するマイクロソフトのWindows 8とそれを搭載する各社からのパソコンおよびタブレットという図式である。仕事に生活になくてはならず離せなくなっているパソコン、モバイル機器にどのような転機が訪れるか、世界の市場の反応に注目である。 [→続きを読む]

半導体産業のこれからを議論するワークショップを開催

半導体産業のこれからを議論するワークショップを開催

最近、いろいろなところから日本の半導体産業はどうなるのでしょうか、という意見をいただき議論する機会が増えている。中には、数千億円をかけてしっかりしたIDMを作ろう、もっとリーダーシップの強い企業を作ろう、と考えておられる方々もいる。一方で、ファブライトやファブレスへ向かうべきと述べる方もいる。いずれの方たちも共通している思いは、日本の半導体産業を何とかしなければならない、ということである。 [→続きを読む]

各国・地域でjobs確保&創出が最大の課題、業際を超える半導体

各国・地域でjobs確保&創出が最大の課題、業際を超える半導体

半導体そしてパソコン業界について各国・地域各様の事業再構築に迫られる事態となって、大統領選挙を控える米国ではjobsの確保と創出が最大の争点の1つに改めて浮上している。我が国ではルネサスエレクトロニクスの救済に国が乗り出し、トヨタ、日産はじめ約10社が出資に協力する方向となっており、業際を超えて基幹半導体製品を確保する動きとなっている。欧州でもSTマイクロの事業再構築に、フランス政府がjobs確保を最優先に取り上げている動きで、それぞれに将来を担う業界の確保に官民挙げての取り組みが必須という状況をますます伺わせている。 [→続きを読む]

医療のデジタル化を考える

医療のデジタル化を考える

2010年度に医師の治療費などに支払われた国民医療費の総額が37兆4202億円と膨大な値になったことを厚生労働省がこのほど公表した。この数字は一人当たりで前年比3.5%増えたことになる。一方、同じくGDP個人当りの増加率は、プラス0.7%にとどまっており(参考資料1)、比べて見ると医療費の伸びは驚くほど高い。これは消費サイドでの見方だが、他方、医療をビジネスとしては大変有望な成長ビジネスと見ることができるだろう。この観点から本稿では半導体が多いに活躍する医療のデジタル化を考えてみることにしよう。 [→続きを読む]

医療分野での半導体応用、ノーベル賞熱気でさらに活性化の期待

医療分野での半導体応用、ノーベル賞熱気でさらに活性化の期待

今年のノーベル生理学・医学賞の受賞者の1人に、様々な種類の細胞に変化できるiPS細胞(induced Pluripotent Stem cell)を作製した京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授が選ばれて、連日喜びの声で沸き上がっている。 半導体デバイスにおいても医療機器での応用に微細化プロセス、システム小型化技術を最大限活用する取り組みが続いているが、難病に苦しむ人たちの痛み、不便さを少しでも和らげ取り除いていく同じ目標に向かって、これを機に開発・実用化のテンポにさらに拍車がかかる強い期待感がある。 [→続きを読む]

モバイル活況に立ちはだかるマクロ経済懸念:世界半導体販売高

モバイル活況に立ちはだかるマクロ経済懸念:世界半導体販売高

iPhone 5が市場の話題を賑わせるなか、米国SIAから8月の世界半導体販売高データが発表されている。前月並みの値となっているが、前年同月には3.2%減と及ばず、本年1月から8月までの累計では前年に比べて4.6%減っている。 モバイル活況が引っ張る盛り返しが期待されているが、一方で欧州そして米国と経済の減速懸念がさらに強まって、中国、インドはじめ頼みの新興経済圏の伸びを脅かせており、折しも米国大統領選挙をはじめとする節目の動向に半導体業界も固唾を飲んで注目していかざるを得ないところと思う。 [→続きを読む]

競争激化のファウンドリー業界:先端プロセス、モバイル市場、MEMS

競争激化のファウンドリー業界:先端プロセス、モバイル市場、MEMS

最先端プロセス世代をリードするプレーヤーが数えるほどに絞られてきている一方、iPhone 5はじめ先端技術の粋を競うモバイル機器市場の世界的な活況が続いている。パソコン市場も劣勢挽回の動きが今後活発化するのは必至というなか、ファウンドリー業界の大手プレーヤー間の一層の凌ぎ合いの様相を、特に先端プロセス、モバイル市場、MEMSという切り口で見い出している。ファブレス、Fab-lite化がますます進む流れを受け、ファウンドリー業界の最先端プロセスおよび市場獲得を巡る先陣争いに注目せざるを得ない。 [→続きを読む]

携帯音楽プレーヤーの軌跡〜フラッシュメモリの進歩・ダウンロードが両輪

携帯音楽プレーヤーの軌跡〜フラッシュメモリの進歩・ダウンロードが両輪

音楽を持ち歩くという発想を最初に実現したのは、ソニーのウォークマンであることはよく知られている。1979年に登場して、あっという間に世界を席巻した。好きな音楽を持ち歩き、イヤホンで聞く文化を定着させたという意味でも、素晴らしい発明である。 [→続きを読む]

iPhone 5発売がもたらす活気、プロセス開発はじめ発揚の空気

iPhone 5発売がもたらす活気、プロセス開発はじめ発揚の空気

iPhone 5が発売され、発表に続く余韻、反響が引き続いている感じ方である。アップルの株価も記録的な大台を突破した後の発売となり、即日に中身のteardown解析による概要データがいくつか記事に表われて、スピード溢れる展開に高揚感を覚えるところがある。直接結びつくかどうかはあるが、Globalfoundriesが、モバイル市場拡大に向けてFinFETベースで工夫を施した新14-nmプロセス技術を発表、今後への期待感をもたせている。活性化材料とそれによる意気発揚の空気拡大を期待する1つの表われと感じている。 [→続きを読む]

変容するファンドリのビジネスモデル

変容するファンドリのビジネスモデル

プロセスノードが28nmになりfinFETが登場した結果、超LSIの集積度は凄まじく上がった現在、ファンドリに深刻な問題が発生している。finFETは3次元的な構造を利用して集積度を上げることが可能だ(図1、参考資料1)。ファウンドリ問題を記述する前にファブレス企業とファンドリの関係を筆者なりに整理し理解をしたのでそれを共有しておこう。 [→続きを読む]

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