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セミコンポータルによる分析

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高集積なSoCの設計を巨大IPで支援する、Armがクルマ用CSS Zenaを発表

高集積なSoCの設計を巨大IPで支援する、Armがクルマ用CSS Zenaを発表

Armがますます高集積のIPを開発している中、16個のCPUコアにセキュリティIPや安全性IP、I/O(入出力)などを基本の標準品とする新しいCSS(Compute Sub-System)IPコア「Zena」(ジーナと発音)を発表した。ここにGPUやNPU(ニューラルプロセッシングユニット)などを拡張するバージョンも提供する。スケーラブルなCSSコアとなる。 [→続きを読む]

Samsung、ついにDRAMトップの座をSK hynixに明け渡す

Samsung、ついにDRAMトップの座をSK hynixに明け渡す

2025年第1四半期(1Q)におけるDRAM業界の販売額は前四半期比(QoQ)で5.5%減の270億ドルとなったが、これまで盟主として君臨してきたSamsungが2位に転落した。代わって1位となったのは、SK hynixだ。Hynixは、AIデータセンター向けのAIチップとセットで実装されるHBMを生産してきた。HBMはDRAMチップを複数枚重ねたメモリ。 [→続きを読む]

5月に最もよく読まれた記事は、良好な業績を残す2企業の取り組み

5月に最もよく読まれた記事は、良好な業績を残す2企業の取り組み

2025年5月に最もよく読まれた記事は、「Qualcomm、東京エレクトロンの決算から見えてくる今後の動向」であった。これは、モバイルプロセッサやモデムに強いQualcommが常に新しい技術を織り込むことで業績を伸ばしていることや、今後の中国向け売上を落としながら業績を上げている東京エレクトロンの取り組みを伝えた記事である。 [→続きを読む]

2024年における日本半導体企業の市場シェア、8.2%に低下

2024年における日本半導体企業の市場シェア、8.2%に低下

世界の半導体市場における日本企業のシェアが2024年には8.2%まで低下したことがわかった(図1)。日本企業のシェアは1986年から1993年の間は世界のトップに君臨していたが、それ以降はシェアが下がり続け、特にリーマンショック以降は急激に低下し10%程度まで落ちた。そして24年はこれまで最低の8.2%まで落ちた。米国の次は韓国で21.1%である。 [→続きを読む]

中国が半導体で脅威に、SiCでは上位10社に3社、華為は5nmチップを開発

中国が半導体で脅威に、SiCでは上位10社に3社、華為は5nmチップを開発

中国の半導体が力を付けてきている。パワー半導体のSiCの世界ランキングで10位以内に3社も入ってきたという報道もある上、華為(ファーウェイ)が従来の7nmプロセスではなく5nmプロセスの開発に成功したというニュースもある。一方、日本市場を狙う動きもある。半導体売り上げトップのNvidiaが量子コンピュータ技術で日本を支援すると発表した。 [→続きを読む]

Nvidiaの最新四半期売上、過去最高を更新したが、中国向けが懸念材料

Nvidiaの最新四半期売上、過去最高を更新したが、中国向けが懸念材料

Nvidiaの2026年度第1四半期(2025年2月〜4月期)の決算発表があり、相変わらずの高成長の数字を見せつけた。売上額は前年同期比(YoY)69%増の441億ドル、前四半期比(QoQ)でも12%増と絶好調が続く。絶好調の原因はやはりAI。AIから生成AI、AIエージェント、さらにフィジカルAI(ロボット)などAIの進化に合わせてソフトウエアも進化させている。 [→続きを読む]

AIデータセンター需要の高まりを受け、NANDフラッシュ価格上昇に反転

AIデータセンター需要の高まりを受け、NANDフラッシュ価格上昇に反転

NANDフラッシュの価格が2025年第2四半期(2Q)に前四半期比(QoQ)3〜8%値上がりするが、3QはさらにQoQで5〜10%値上がりしそうだ(図1)。このような見通しを台湾の市場調査会社TrendForceが発表した。クラウドや企業向けのAIデータセンターではAI需要がSSD(半導体ディスク)の成長を促しているためだという。 [→続きを読む]

クルマのSD-V化と共にシミュレーションの需要も増えてくる

クルマのSD-V化と共にシミュレーションの需要も増えてくる

クルマが今後、SD-V(ソフトウエア定義のクルマ)になるにつれ、ますます半導体の出番が増えてくる。SD-Vでは頭脳となるSoCと、センサとなるイメージセンサやレーダー、LiDARなどのセンサが増えてくると共に、システム上のセキュリティやセンサフュージョンなど新しい半導体はますますシステムに近づく。シミュレーションメーカーのAnsysは、半導体の世界にもシミュレーションが不可欠になることを訴求している。 [→続きを読む]

Arm、AIに対する企業調査を実施、82%がすでにAIアプリを利用するが…

Arm、AIに対する企業調査を実施、82%がすでにAIアプリを利用するが…

AI(人工知能)は今後10年以上に渡って成長する分野だが、AIに対する意識をどの程度企業が持っているのかを、Armが調査した。それによると、AIはもはや日常業務に欠かせないテクノロジーになっていることを世界も日本も認識していることがわかった。だからといって、日本が世界レベルに並んでいるわけでは決してない。なにが違うのか。 [→続きを読む]

中国華為科技や小米など自主開発の半導体で力を付けた

中国華為科技や小米など自主開発の半導体で力を付けた

米国の中国へ事実上禁輸となっている先端半導体において中国企業が自社開発を積極的に進めている。華為科技(ファーウェイ)や小米(シャオミ)などが一桁nmのチップを設計している。台湾の鴻海精密工業はNvidiaチップによるロボット開発を進め、欧州に半導体組み立て工場を設立する。国内ではラピダスが、JSファウンダリから応援の人員を10名程度受け入れた。 [→続きを読む]

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