2024年6月12日
|技術分析(半導体製品)
英国のIP(Intellectual Property)ベンダーの一つ、Imagination Technologiesの経営陣が来日、Imaginationの変貌ぶりを伝えた。CPUはRISC-V、GPUはかつての主力製品POWERVRのポートフォリオをローエンドからハイエンド、さらにAシリーズからDシリーズへと進化させている。AIはCPU+GPUがカギとなる。応用もかつての主要1社から多岐に渡る。
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2024年6月10日
|週間ニュース分析
先週、台湾の台北市でComputex Taipei 2024が開かれ、通常の基調講演とは別に開催日の前々日にNvidiaのJensen Huang CEOの基調講演が行われ、セミコンポータルでも報道した(参考資料1)。大会中Nvidiaは大きく注目を集め、時価総額はピーク時で3兆ドルを突破した。日本でシャープ堺工場の跡地をめぐる提案が2社から出てきた。半導体人材の育成も活発化してきた。
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2024年6月 7日
|市場分析
世界の半導体市はが2024年は前年比16%増の6112.3億ドルに成長するという見通しをWSTS(世界半導体市場統計)が発表した。2025年にはさらに12.5%成長し、6873.8億ドルになると予測した。WSTSに加盟する半導体メーカーは48社、抜けている企業は推察して世界の半導体市場としている。
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2024年6月 6日
|各月のトップ5
2024年5月に最もよく読まれた記事は、「2023年半導体企業および半導体装置メーカー売上高ランキング最終版を読み解く」であった。これは服部毅氏のブログで、半導体製品売上額のランキングを発表した1位から25位までのTechInsightsの資料を解説したもの。
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2024年6月 5日
|技術分析(半導体製品)
Analog Devicesは、GaNパワーFETのゲートをドライブするためのシリコンのドライバICを2023年に新製品として発売していたが、このほどその背景について明らかにした。GaNパワーFETはシリコンのパワーMOSFETと比べて、絶縁耐圧が10倍高く、電子移動度も2000cm2/Vsと高く高速動作に適している。一方、高速すぎて使いにくい点もある。
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2024年6月 4日
|技術分析(半導体製品)
IntelやAMD、Qualcommまでがパソコン向けのAI機能内蔵のSoCプロセッサを発表し、パソコンにAI機能がこれから入っていく時代になるが、スマートフォンのようなモバイルにもAI機能が入っていく時代になりそうだ。モバイル半導体IPの覇者ArmがAI機能を搭載できる新IP「Arm Compute Subsystems(CSS)for Client」を発表した。電力効率が高いことが最大の特長となる。
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2024年6月 3日
|週間ニュース分析
本日(6月3日)から台北市で行われるComputex Taipei 2024だが、昨夜、NvidiaのCEOであるJensun Huang氏の基調講演が開催され、会場が埋め尽くされた。ここではGPUを動かすためのソフトウエアであるCUDAの進化と、AI推論向け新サービスNIM(Nvidia Inference Microservices)を発表した。また、ラピダスへの融資に政府保証を与える方針だと日本経済新聞が報じた。
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2024年5月31日
|産業分析
チップレットや3次元ICの先端パッケージング技術のファウンドリ企業である米NHanced Semiconductorsは、すでに工場を設立、次世代のハイブリッドボンディング装置を導入した、と発表した。米イリノイ州に本社を置くNHancedは、チップレット、3D-ICだけではなく先端パッケージに必要なシリコンインターポーザやフォトニクスなども扱う。
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2024年5月30日
|市場分析
2024年のAIチップ販売額は前年比33%増の713億ドルになるという見込みをGartnerが発表した。この市場調査会社は、AIチップ市場は今後も伸び続け、2025年には920億ドルになるという予想を発表している。ここでのAIチップとは、ホストCPUから切り離されたAI専用アクセラレータを指している。CPUやGPUやDSPなどの汎用品ではない。
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2024年5月29日
|技術分析(半導体製品)
日本生まれのファブレス半導体スタートアップ、EdgeCortixが生成AI用の新しい半導体チップ「SAKURA-II」をリリース(図1)、60 TOPS(Trillion Operations per Second)という高性能ながら、従来のチップよりも消費電力がはるかに少ない8Wだとしている。チップ設計だけではなく、モジュールやカードも製作しており、拡張性もあり4個接続で240 TOPSの性能を持つ。
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