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セミコンポータルによる分析

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企業向けSSDが3年後には個人向けを抜いて最大市場に

企業向けSSDが3年後には個人向けを抜いて最大市場に

企業向けのAI推論用のSSD(半導体ディスク)は、AIの進展と共に成長しているが、2028年にはスマートフォンや消費者向けPCのSSDなどの分野を抜き、最も数量の出る分野に成長するとTrendForceは見ている。昨年から今年にかけて、HBM(High Bandwidth Memory)はGPU(Graphic Processing Unit)とセットで使われているが、NANDフラッシュもAIコンピュータのSSDに数量を伸ばしていきそうだ。 [→続きを読む]

Qualcomm、東京エレクトロンの決算から見えてくる今後の動向

Qualcomm、東京エレクトロンの決算から見えてくる今後の動向

スマートフォン市場のこれからを見込むQualcommの決算、AI市場に向けた製造装置を作る東京エレクトロンの決算がそれぞれ発表された。また、メモリの価格低下に関して、日本経済新聞は下がる、日刊工業新聞はNANDフラッシュが上がる、という逆の見通しを報道している。米トランプ政権の関税アップ、研究者削減に対して、中国からインドへのシフト、欧州での研究者獲得、という動きが目立っている。 [→続きを読む]

Intel、ファウンドリのビジネス展開への覚悟を示す、14AのIPだけじゃない

Intel、ファウンドリのビジネス展開への覚悟を示す、14AのIPだけじゃない

米Intelがファウンドリをビジネスとして確立するためのパートナーとのエコシステムを、新CEOであるLip-Bu Tan氏が、このほど開催したIntel Foundry Direct Connectで明らかにした。同氏はIntelを、技術、カスタマフォーカスだけではなく企業文化も変えることを訴えており、ファウンドリとしてのパートナーとして、EDAトップ3社に加え、PDF Solutionsを紹介した。 [→続きを読む]

ウェーハ面積が減少しても半導体製品の売り上げが上がる理由

ウェーハ面積が減少しても半導体製品の売り上げが上がる理由

2025年第1四半期(1Q)における世界の半導体ウェーハ面積は、前年同期比2.2%増の28.96億平方インチだったとSEMIが発表した(参考資料1)。1年前の24年1Qは28.34億平方インチだったからわずかに上昇した。しかし、前四半期比(QoQ)で見れば9.0%の減少である。中期的に見れば2022年3Qの37.41億平方インチというピーク値にはまだ届いていない。 [→続きを読む]

半導体決算、悲喜こもごもだが、TSMCはすでにA14の詳細を発表

半導体決算、悲喜こもごもだが、TSMCはすでにA14の詳細を発表

2025年第1四半期(1月〜3月期)のIntelとSK Hynixの決算発表は対照的だった。Intelの売上額が前年同期比(YoY)横ばいの126.7億ドルに対して、SK Hynixのそれは同42%増の17兆6400億ウォン(約123.5億ドル)と飛躍した。ルネサスの決算では底が見えたが、アドバンテストは同60.3%増の7797億円(24年度)となった。TSMCは技術会議で、A14プロセスを28年に量産すると発表、日本ではラピダス支援に向けた法改正が成立した。 [→続きを読む]

トランジスタから回路、データセンターまで幅広く信頼性問題を議論したIRPS 2025

トランジスタから回路、データセンターまで幅広く信頼性問題を議論したIRPS 2025

IEEE 2025 International Reliability Physics Symposium (IRPS 2025)が3月30日から4月3日に米国カリフォルニア州のモントレーで開催され(図1)、半導体デバイスの信頼性と性能向上に関する多岐にわたる研究が発表された。いくつか目についた講演を拾ってみる。 [→続きを読む]

Infineon、今後のSD-V時代に備えてRISC-Vマイコンを推進

Infineon、今後のSD-V時代に備えてRISC-Vマイコンを推進

Infineon TechnologiesがこれからのSD-V(ソフトウエア定義のクルマ)時代を迎え、CPUコアとしてRISC-Vを採用することを明らかにした(図1)。RISC-Vコアは米カリフォルニア大学バークレイ校の教授らが開発した、オープンソースのCPUコアであり、誰でも利用できる。とはいえ、非常にシンプルな命令セットなので自分で開発する場合には必要な命令セットやパイプライン構造、マルチコア対応などを作り込む必要がある。なぜInfineonはRISC-Vに力を入れるのか。 [→続きを読む]

Keysight、AIデータセンターを評価する測定器ポートフォリオを顔見せ

Keysight、AIデータセンターを評価する測定器ポートフォリオを顔見せ

測定器メーカー大手のKeysight Technologyは、成長し続けるAIデータセンター向けの測定技術KAI(Keysight Artificial Intelligence)アーキテクチャを提唱(図1)、具体的な製品群も発表した。このアーキテクチャは、超並列に演算するGPU(グラフィックスプロセッサ)などのワークロードをエミュレーションによって検証するもので、AIデータセンターをさらに拡張する場合に支援できる。 [→続きを読む]

成長し続けるEDA市場、2024年通年では前年比13.1%増の192.65億ドル

成長し続けるEDA市場、2024年通年では前年比13.1%増の192.65億ドル

EDA(電子設計自動化)産業が2024年第4四半期も成長し続けていることがわかった(図1)。第4四半期におけるEDAツールの販売額は、前年同期比11%増の49.27億ドルになった。SEMIのEDAグループである、ESD Allianceが発表したもの。2024年全体では前年比13.1%増の192.65億ドル(約2兆7900億円)となった。 [→続きを読む]

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