「難題にあたった時こそ原理原則に立ち返り未来を先送りしない」

東京工業大学が東京医科歯科大学と一緒になり、東京科学大学と名前を変えた。英語ではInstitute of Science Tokyoと呼ぶ。東京工業大学最後の学長だった益一哉氏(図1)が最終講義を行った。「未来を先送りしない」というタイトルの講義(講演)であり、ずっとアカデミアの分野を歩んできた同氏だが、産業界にも理解を示し、「新産業を興すことが東京工大の原点」だと話す。いくつかのエピソードを拾ってみよう。 [→続きを読む]
東京工業大学が東京医科歯科大学と一緒になり、東京科学大学と名前を変えた。英語ではInstitute of Science Tokyoと呼ぶ。東京工業大学最後の学長だった益一哉氏(図1)が最終講義を行った。「未来を先送りしない」というタイトルの講義(講演)であり、ずっとアカデミアの分野を歩んできた同氏だが、産業界にも理解を示し、「新産業を興すことが東京工大の原点」だと話す。いくつかのエピソードを拾ってみよう。 [→続きを読む]
2025年3月に最もよく読まれた記事は「2024年世界半導体企業ランキング、トップはやはりNvidiaの1305億ドル」だった。これは、セミコンポータルが独自に調べたランキングで、半導体各社の決算発表を元に1〜12月の売上額の多い順に並べている。決算期のずれた企業はなるべく1〜12月に近い数字を拾った。 [→続きを読む]
ラピダスの北海道工場に製造装置が続々と入っており、4月1日からようやく装置やラインなどを試してみることのできる段階に入った。いわばパイロットラインの利用が始まったと言える。石破内閣の提案した2025年度予算が議会を通り、経済産業省傘下のNEDOが補助金を提供できるようになった。これによりラピダスが本格的にラインを使えるようになる。 [→続きを読む]
ラピダスが、人材派遣会社のシンガポールQuest Globalと戦略的パートナーシップを結んだ。ラピダスに少ない半導体設計エンジニアを外部から調達しようというもの。ファウンドリビジネスでは製造ラインを揃えても顧客が来るわけではない。半導体設計エンジニアやセールスパーソンがいなければ顧客の注文を理解できない。顧客は自分のシステムにしか興味がないからだ。 [→続きを読む]
今年の半導体市場は、3月26日のSPIウェビナーで示したように(参考資料1)、下降局面が見えてきた。29日の日本経済新聞は、TSMCが熊本工場で製造装置の搬入を抑えていると報じた。ルネサスも人員削減と定期昇給に停止に踏み切る。1〜3月のSSDが8%安くなった。後工程企業20社強が生産・調達で連携する。一方で先端品の開発は足下の景況とは別に投資に力を入れる。 [→続きを読む]
Texas Instrumentsは、MSPM0マイクロコントローラの製品ポートフォリオを拡充、最小の製品では米粒より小さな8ピン(リード)の32ビットマイコンをEmbedded Worldで示した。このMSPM0C1104製品は面積がわずか1.38mm2しかないウェーハレベルのCSP(Chip Scale Package)に入っている。補聴器やイヤホン、電動歯ブラシ、スタイラスペンなどの超小型の分野を狙う。 [→続きを読む]
高効率で消費電力当たりのAI処理性能が高いAIチップの中で、NvidiaのGPUと張り合えるチップはそう多くない。データフローコンピューティングアキテクチャであり、さらにダイナミックにエージェントがジョブを切り替えられる方式のSambaNovaのチップはその候補の一つ。推論性能で他社を圧倒する結果をこのほど発表している。 [→続きを読む]
先週、Nvidiaが自社主催の開発者向けイベントGTC(GPU Technology Conference)をサンノゼのSAPセンターで開催、日本時間3月19日の早朝2時からJensen Huang Nvidia CEOの基調講演から始まった。GPUの新しいロードマップを紹介し、サーバー用としてシリコンフォトニクスを利用した光ファイバ接続をコンピュータラック間、ラック内が来る時代を紹介した。 [→続きを読む]
2024年のファブレス半導体のトップ10ランキングが発表された。これは市場調査会社のTrendForceが発表したものだが、1位は言うまでもなくNvidiaであり、2位Qualcomm、3位Broadcom、4位AMD、5位MediaTek、6位Marvellまでは前年と順位は変わらない。トップ10社合計の売上額は前年比49%増の2498億ドルとなった。 [→続きを読む]
ルネサスエレクトロニクスは、手ごろな価格で画像認識AIが使える新しいAIアクセラレータを集積したミッドレンジのプロセッサ「RZ/V2N」をドイツのニュルンベルグでのEmbedded World 2025で展示した。2台のカメラ画像を取り込める上に、クルマのドライブレコーダーや自動走行ロボットのカメラ、監視カメラなどコンピュータビジョンに対応する。3月19日に発売する。 [→続きを読む]