中国、デバイスの世界制覇へ!!〜半導体に2兆円投資、FPDは16年世界2位

いよいよというべきか。やっぱりというべきか。中国スマートフォンメーカー大手のシャオミ(小米科技)は、低価格モデルの「Redmi 2A」に初めて中国製のアプリケーションプロセッサを採用した。これまで米国や日本をはじめとする海外メーカーから半導体を調達していた中国が、ついに本格的な国産化への一歩を踏み出したのだ。 [→続きを読む]
いよいよというべきか。やっぱりというべきか。中国スマートフォンメーカー大手のシャオミ(小米科技)は、低価格モデルの「Redmi 2A」に初めて中国製のアプリケーションプロセッサを採用した。これまで米国や日本をはじめとする海外メーカーから半導体を調達していた中国が、ついに本格的な国産化への一歩を踏み出したのだ。 [→続きを読む]
この3月以降特に、シリコンバレーを主な舞台に繰り広げられる半導体業界のM&A(企業の合併買収)に目が離せなくなっている。NXP Semiconductors(オランダ)のFreescale Semiconductor(米国)を買収するとの発表に始まって、インテルがAlteraを買収するという噂が立ち上り、中国の投資家グループが関わる買収案件など続くところに、こんどはHP社の半導体部門が前身のAvagoが、自社より売上げが倍のBroadcomを買収するという発表が行われている。規模そして競争力に鎬を削る局面が続いていく情勢があり、半導体ベンダーランキングに異変をもたらしそうな激しい変化が加速されている。 [→続きを読む]
半導体業界での米国、中国を軸とする様々な駆け引きが見えてきている。売上げ、市場シェアの拡大を目指す買収、統合が引き続いているが、米国メーカーが多くは引っ張る中に、中国の投資家グループが綱引きに加わる構図が見られている。一方、Intelが中国でのモバイル機器用プロセッサの拡販に向けて中国メーカーとの協調を図る動きが進んでいる。政治面、経済面で大きく見ても、米国、中国それぞれ、そして両国の間の同様の駆け引きの動きが一層拡大していく気配が強まってきている。 [→続きを読む]
世紀の変わり目、2000年以降大きく激しく引き続いてきている半導体業界の統合の動きであるが、またまた新たな局面が見られてきている。1つは、1980年代の日米半導体摩擦から米国が我が国の競争力に対抗しようとして発足させた企業連合体「セマテック」が、その役割が今では国際半導体コンソーシアムと銘打つ形になっているが、このほど米国ニューヨーク州の最先端研究教育機関、SUNY Polytechnic Instituteの傘下に入るという動きである。もう1つ、米国を軸とする統合のさらなる展開が表面化してきている。 また新たな時代の局面の節目に余韻、思いがさらに交錯するところがある。 [→続きを読む]
次世代をリードする技術の一つは、AI(Artificial Intelligence:人工知能)であろう。筆者もAIに高い興味を持っている。ロボット、AIシステムの応用を考えれば将来の半導体産業は、3兆円規模になるとの指摘もある。 [→続きを読む]
米国Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体販売高データが発表され、今回はこの3月および1-3月の第一四半期について示されている。モバイル機器が引っ張る現下の市場基調のもと、3月で23ヶ月連続の前年同月比販売高増となり、第一四半期も前年同期比6.0%増加して、年間販売高のまたまた史上最高更新の期待を膨らませている。今回から市場地域区分で中国を正式に分けて表示しており、この3月は全体の28.3%を占めていてその大きさに改めて注目させられている。 [→続きを読む]
「半導体世界チャンピオンのインテルもとうとう息切れか。2011年から4年連続で年間100億ドルを超える設備投資を実施してきたものの、2015年の設備投資は当初計画の100億ドルから87億ドルに減額すると聞いている」。この談話は、インテルに蹴散らされ敗走を重ねてきた、あるデバイスメーカー幹部のやっかみである。 [→続きを読む]
2015年1-3月期業績発表から、アップルは中国でのiPhone売上げ急伸が支えて前年同期比27%増の売上高、一方、サムスンは全体では同12%減の売上高でスマートフォンの減速を半導体はじめデバイスソリューションが補う構図が続いている。米国SIAが発表している月次世界半導体販売高は、モバイル機器の活況が引っ張ってこの2月まで22ヶ月連続で前年同月比増加となっている。今後どうなるか、その対応に向けて、さらなるシェアアップを図るとともに新市場の開拓を具体化する各社の動き、読みの端々に注目である。 [→続きを読む]
最先端技術を駆使し、しかも数量規模が並大抵でなく近年の半導体市場を大きく引っ張るモバイル機器分野の最前線の動きの1つを目にしている。発端は、この3月始めのSamsungの新しいflagship製品、Galaxy S6およびS6 EdgeスマートフォンのapplicationsプロセッサにQualcommのSnapdragonではなくSamsung自社の14-nm Exynosを用いるという発表にある。Qualcommの業績にも影響を与える内容であるが、そのQualcommがこんどは次世代Snapdragonの生産をTSMCから切り換えてSamsungの14-nmプロセスに委託するという入り組んだ現下の動きが見られている。 [→続きを読む]
米Apple社がイノベーション街道をばく進中だ。Apple Watchと称する腕時計モデルを最近発表しているが(参考資料1)、これは世界でも我が国でも一流時計メーカーが市販する腕時計の機能を大きく越える。筆者が理解する最も大きな違いは本格的にヘルスケアや、医療機器分野への進出を目指す点だ。各種センサを備え、歩いた歩数、歩行距離、消費カロリー、心拍数などを検出し、立ち上りモニターという機能もある。人が立ち上るという行為の頻度は健康を害した時に減るからだ。 [→続きを読む]
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