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またも急転繰り返す買収発表、抑えられない業界&市場の激変圧力

またも急転繰り返す買収発表、抑えられない業界&市場の激変圧力

半導体業界のM&Aについて、日替わりのように攻勢が急転する状況が見られている。先週のIntelのAltera買収に続いて今週は、Integrated Silicon Solution(ISSI)を巡って同じシリコンバレーのCypress Semiconductorが攻勢をかける一方で、中国の投資家グループが対抗する動きを仕掛けて、買収価格がつり上がってきている現時点である。週末では中国側が上回っているという理解であるが、昨年に比べて減速が避けられないという見方が支配的な半導体業界の事業拡大、新市場開拓に向けたこのような喧騒が、当面鳴り止みそうにない情勢を受け止めている。 [→続きを読む]

我が国で始まった自律型全自動運転車の路上試験

我が国で始まった自律型全自動運転車の路上試験

よく知られているようにグーグル社は、全自動運転車の最初の試験を、2009年に始めて既に成功裡に終えたようだ。カリフォルニアの車道を10万マイル(約16万km)走ったとのことだ。その自動車旅行は通常の旅と比べて事故はより少なく信頼が置けて効率的だった、としている。東京(東名高速道路東京IC)から大阪(名神高速道路豊中IC)までの往復距離が1,048kmなので往復153回ということになる。筆者が考えるに相当まじめに走ったな!と思っている。当然ながら、路上試験は東名のような高速道路も必要だが、それだけでは駄目で、一般道路を含むあらゆる車道を走行試験する必要がある。グーグルは最近12件の事故の例を示していて公平な態度を示した(参考資料1)。 [→続きを読む]

M&Aの嵐吹き荒れる中、グローバル半導体販売高が24ヶ月連続の増加

M&Aの嵐吹き荒れる中、グローバル半導体販売高が24ヶ月連続の増加

事態が一転、IntelのAltera買収が発表され、ここ数ヶ月の半導体業界のM&Aの嵐が鳴り止まず、引き続いて増幅していく情勢がグローバルに見られている。そんな中、米SIAから恒例の月次世界半導体販売高が発表され、今回はこの4月分である。前年同月比で見た増加基調が続いてこの4月で24ヶ月連続と、モバイル機器が主に牽引する拡大が2年に及んでいる。先行きの規模の拡大、Iotはじめ新市場を見据えた現下のM&Aの展開は、半導体業界の新たなmap、勢力図を一層の時間軸速度で形作ろうとしている。 [→続きを読む]

中国、デバイスの世界制覇へ!!〜半導体に2兆円投資、FPDは16年世界2位

中国、デバイスの世界制覇へ!!〜半導体に2兆円投資、FPDは16年世界2位

いよいよというべきか。やっぱりというべきか。中国スマートフォンメーカー大手のシャオミ(小米科技)は、低価格モデルの「Redmi 2A」に初めて中国製のアプリケーションプロセッサを採用した。これまで米国や日本をはじめとする海外メーカーから半導体を調達していた中国が、ついに本格的な国産化への一歩を踏み出したのだ。 [→続きを読む]

半導体業界に引き続き押し寄せるM&Aの波、激変を加速

半導体業界に引き続き押し寄せるM&Aの波、激変を加速

この3月以降特に、シリコンバレーを主な舞台に繰り広げられる半導体業界のM&A(企業の合併買収)に目が離せなくなっている。NXP Semiconductors(オランダ)のFreescale Semiconductor(米国)を買収するとの発表に始まって、インテルがAlteraを買収するという噂が立ち上り、中国の投資家グループが関わる買収案件など続くところに、こんどはHP社の半導体部門が前身のAvagoが、自社より売上げが倍のBroadcomを買収するという発表が行われている。規模そして競争力に鎬を削る局面が続いていく情勢があり、半導体ベンダーランキングに異変をもたらしそうな激しい変化が加速されている。 [→続きを読む]

米国、中国を軸とする業界での駆け引き …買収、綱引き、協調

米国、中国を軸とする業界での駆け引き …買収、綱引き、協調

半導体業界での米国、中国を軸とする様々な駆け引きが見えてきている。売上げ、市場シェアの拡大を目指す買収、統合が引き続いているが、米国メーカーが多くは引っ張る中に、中国の投資家グループが綱引きに加わる構図が見られている。一方、Intelが中国でのモバイル機器用プロセッサの拡販に向けて中国メーカーとの協調を図る動きが進んでいる。政治面、経済面で大きく見ても、米国、中国それぞれ、そして両国の間の同様の駆け引きの動きが一層拡大していく気配が強まってきている。 [→続きを読む]

半導体業界での統合が誘発する新局面:セマテック、さらなる展開

半導体業界での統合が誘発する新局面:セマテック、さらなる展開

世紀の変わり目、2000年以降大きく激しく引き続いてきている半導体業界の統合の動きであるが、またまた新たな局面が見られてきている。1つは、1980年代の日米半導体摩擦から米国が我が国の競争力に対抗しようとして発足させた企業連合体「セマテック」が、その役割が今では国際半導体コンソーシアムと銘打つ形になっているが、このほど米国ニューヨーク州の最先端研究教育機関、SUNY Polytechnic Instituteの傘下に入るという動きである。もう1つ、米国を軸とする統合のさらなる展開が表面化してきている。 また新たな時代の局面の節目に余韻、思いがさらに交錯するところがある。 [→続きを読む]

世界半導体販売高が23ヶ月連続前年比増、中国を初めて分けて表示

世界半導体販売高が23ヶ月連続前年比増、中国を初めて分けて表示

米国Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体販売高データが発表され、今回はこの3月および1-3月の第一四半期について示されている。モバイル機器が引っ張る現下の市場基調のもと、3月で23ヶ月連続の前年同月比販売高増となり、第一四半期も前年同期比6.0%増加して、年間販売高のまたまた史上最高更新の期待を膨らませている。今回から市場地域区分で中国を正式に分けて表示しており、この3月は全体の28.3%を占めていてその大きさに改めて注目させられている。 [→続きを読む]

インテルが世界初の7nmプロセス構築へ!!〜EUV15台導入を決定

インテルが世界初の7nmプロセス構築へ!!〜EUV15台導入を決定

「半導体世界チャンピオンのインテルもとうとう息切れか。2011年から4年連続で年間100億ドルを超える設備投資を実施してきたものの、2015年の設備投資は当初計画の100億ドルから87億ドルに減額すると聞いている」。この談話は、インテルに蹴散らされ敗走を重ねてきた、あるデバイスメーカー幹部のやっかみである。 [→続きを読む]

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