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セミコンポータルによる分析

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23年2Qのファブレス半導体ランキング、Nvidiaがトップに躍り出る

23年2Qのファブレス半導体ランキング、Nvidiaがトップに躍り出る

2023年第2四半期(2Q)でのファブレス半導体ランキングでNvidiaが初めてトップになった。ファブレス半導体のトップ10社ランキング(図1)を発表したのは台湾系市場調査会社のTrendForce。Nvidiaは前四半期比68.3%という驚異的な成長率で、QualcommとBroadcomを抜き、トップになった。 [→続きを読む]

日本製半導体製造装置、6月を底として着実に回復中

日本製半導体製造装置、6月を底として着実に回復中

2023年8月における日本製半導体製造装置の販売額は、前月比2.3%増の2865億400万円となった。これはSEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表したもの。前年比では17.5%減だが、2カ月連続前月比ではプラスとなった。少しずつ回復に向かっているように見える。3月は期末の駆け込み需要であり、その影響が移動平均のために5月まで続いたからだ。 [→続きを読む]

RD20(4):エビデンスデータを取得し政策を作るためのEUの共同研究センター

RD20(4):エビデンスデータを取得し政策を作るためのEUの共同研究センター

欧州連合(EU)の行政執行機関であるEC(欧州委員会)に研究機関JRC(Joint Research Centre:共同研究センター)がある。JRCの中にある組織、エネルギー・モビリティ・気象を担当するJRC C部門で、エネルギー効率・再生可能エネルギー部を束ねるのはChristian Thiel氏(図1)である。JRCは、さまざまな技術や研究テーマでのポリシーを決めるための組織で、その裏付けとなるエビデンスを求めて研究も行っている。そのために欧州域内だけではなく、世界中の研究所とも協力する。RD20もその一連のコラボレーションの一つとなる。Thiel氏にJRCの役割とRD20に対する期待を聞いた。 [→続きを読む]

東芝、TOB成立で上場廃止へ、新成長プランに向け体制整える

東芝、TOB成立で上場廃止へ、新成長プランに向け体制整える

経営の混乱が続いていた東芝は、投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)と国内連合20社超による東芝へのTOB(株式公開買い付け)が成立した、と発表した。東芝は年内にも上場廃止となる見通し。また、SiCやGaN材料を利用したパワー半導体への投資が盛んになってきた。けん引力はもちろん電気自動車(EV)だが、サーバー用電源も見込まれている。 [→続きを読む]

AMDの新Ryzen PRO7040、AIエンジンやセキュリティプロセッサを集積

AMDの新Ryzen PRO7040、AIエンジンやセキュリティプロセッサを集積

AMDは2022年に前年比44%増の236億ドルを売り上げ、急成長を遂げたが、そのカギはパソコンやデータセンター用サーバー向けCPU製品の高性能化を進めただけではなく、旧Xilinxグループのアダプティブコンピュータ用の開発キットなど全ての製品ポートフォリオをユーザーの使い勝手を考慮したことだ。このほど発売した最高性能のCPU「AMD Pro 7040」シリーズのプロセッサ(SoC)の考え方を明らかにした。 [→続きを読む]

RD20(3):南アフリカの特長を生かし、グリーン水素のコラボに期待

RD20(3):南アフリカの特長を生かし、グリーン水素のコラボに期待

南アフリカ共和国は、プラチナやマンガン、ダイヤモンドなど資源の豊富な国である。資源大国を生かし再生可能エネルギーで外国とさまざまな技術提携を続けてきた。RD20には2022年も参加した。RD20がテーマとするような脱炭素や再生可能エネルギーの普及には、先進国でも相補う協力関係を築くことに積極的である。南アフリカの科学産業研究機関CSIR(Council for Scientific and Industrial Research)のCEOであるThulani Dlamini博士にRD20への想いを聞いた。 [→続きを読む]

今年の半導体前工程製造装置のSEMI予想額、回復に向かう15%減の840億ドル

今年の半導体前工程製造装置のSEMI予想額、回復に向かう15%減の840億ドル

2023年9月にSEMIが発表した世界の半導体製造装置の販売額は、前年比15%減の840億ドルだったが、この数字は市場回復に向かっているのか、むしろ悪化する方向にあるのか。どちらだろうか。ここでの数字は製造装置の中でも前工程のウェーハプロセス装置に関してSEMIが予想したもの。 [→続きを読む]

5G通信で人口カバーから国土のカバーへ拡大図るKDDIとSpaceXの提携

5G通信で人口カバーから国土のカバーへ拡大図るKDDIとSpaceXの提携

KDDIがイーロン・マスク氏率いるSpaceX社と8月30日に提携したのは、6Gをにらんだ戦略のようだ。というのは、NTTドコモと同様、日本中どこにいてもスマートフォンがつながる社会が、6Gの狙いの一つだからだ。KDDIは「空が見えればどこでもつながる」をモットーに掲げ、人口カバーから面積カバーへと移行する。半導体需要がまた膨らむ。 [→続きを読む]

第5回RD20(2):水力中心で45%が再エネ、直流送電採用のブラジル

第5回RD20(2):水力中心で45%が再エネ、直流送電採用のブラジル

ブラジルが全電力の実に45%を再生可能エネルギーで賄っていることを日本人は知っているだろうか。ほとんどが水力発電だが、ソーラーシステムや風力にも力を入れ始めている。しかも重要なことは既存の電力網との統合システムだ。広い国土に渡って直流送電も行っている。どうやってソーラーや風力などほかの再生可能エネルギーを導入し、それらを既存の電力網とつなげるか、ブラジル特有の問題だ。ここにINRI(インテリジェントネットワーク研究所)の強みがある。RD20 2023でブラジルの実態を話す、INRI研究所でソーラーシステムの技術陣をけん引するLeandro Michels准教授(図1)に話を聞いた。 [→続きを読む]

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