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4月に最もよく読まれた記事は、ルネサスの大変身ぶりを伝えたブログ

2024年4月に最もよく読まれた記事は、「経営戦略だけではなく人事政策も脱日本・欧米流に大変身のルネサス」であった。これはルネサスの人事政策がこれまでの日本的な定期昇給精度からグローバルな報酬政策へと移行していることを紹介した記事。同社はグローバルな人材を買収によってルネサスに取り入れた以上、優秀な人材(Talented people)をグローバルレベルの報酬で迎えており、日本的な一律ベアという考え方はない。

次によく読まれた記事は、「台湾大地震、TSMCの回復力は高そう、震度5の新竹でも80%以上復旧」であった。ここでは、TSMCからの発表やブログ、さらにほかの台湾企業からのニュースも参考にしながら、台湾地震からの回復力の高さを報じている。

3番目によく読まれた記事は、「TSMCの第1四半期売上額から予想する、今年の半導体景気」である。台湾の主要IT企業は、毎月の売上額を公表しているが、TSMCが3月の売上額を発表したことで第1四半期決算の前ではあるが、、これまでの第1四半期と比較しながら半導体景気を分析している。

第4位:「高NA EUVリソグラフィ装置第1号をIntelオレゴン工場に導入、組み立てた」は、次世代EUVシステムと言われる高NAのEUV装置について報じた記事。高NA EUV装置はロンドンの2階建てバスや巨大なクジラなどに匹敵するような大きさのシステムである。米国のIntelアリゾナ工場に初めて導入するにあたり、巨大なシステムをいくつかのサブシステムに分解し、オランダからオレゴン州まで空輸した。ポートランド空港からIntelの工場に運ばれ、内部で組み立てていくというストーリーを描いた。

第5位の「半導体産業、パッケージング時代に!〜SKが米新工場、TSMCは日本に立地検討」は、ブロガーの泉谷渉氏の描いた記事で、パッケージがこれからの半導体で高集積化のカギになると述べている。

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