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長見晃の海外トピックス

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業界を揺るがす波紋と現実...業績発表:新iPad

業界を揺るがす波紋と現実...業績発表:新iPad

市場の動きの読み、予想は当たり外れがつきものであるが、敏感な半導体・エレクトロニクス業界を揺るがした2件に注目している。まずは、中国での販売高が予想を下回ったとして先行き懸念を呈したMicrochipのトップコメントが、インテルはじめ多くの業界各社の株価を下げたが、当のインテルは直後の発表で過去最高四半期業績を記録、もう1つ、アップルの新iPadが予定通り発表されたが、こちらの方は事前の予測精度も上がって6.1mmと世界最薄などほぼ想定内容となっている。引き続く市場の波紋と現実である。 [→続きを読む]

Samsung、HP、他に見る、事業環境激変を受けたそれぞれの動き

Samsung、HP、他に見る、事業環境激変を受けたそれぞれの動き

モバイル機器の活況、そして新興市場での低コスト化に向けた地場勢力の伸びなど、パソコンそして半導体業界の景観が激変して、大手各社が新たな事業戦略の対応を迫られている。中国地場のスマートフォンメーカーに押されたSamsungは、利益を支える半導体に向けて最大規模の工場建設に踏み切ると発表する一方、Hewlett-Packard(HP)は、パソコンと企業向けハードウェア/サービスを分離して、さらに再構築を加えるとしている。利益確保、規模の拡大を目指す各社それぞれの対応が相次いでいる。 [→続きを読む]

増加基調が続く8月世界半導体販売高、史上最高ペース

増加基調が続く8月世界半導体販売高、史上最高ペース

米国Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体販売高のデータ発表が行われ、今回はこの8月分である。ここ6ヶ月連続で月次販売高が増加を重ねており、今年1-8月の販売高累計が前年同期比10.1%増と史上最高に向かうペースとなっている。最近の話題をさらっているApple社のiPhone 6およびiPhone 6 Plusをはじめとするモバイル機器が牽引しているという見方がやはり大方であり、地域別販売高の金額および伸び率でAsia Pacific、そしてAmericas地域が引っ張る構図となっている。 [→続きを読む]

Apple iPhone 6 & 6 Plusの明かされる中身と市場インパクト

Apple iPhone 6 & 6 Plusの明かされる中身と市場インパクト

Apple社のiPhone 6およびiPhone 6 Plus発表について市場の余波が大きく続いて押し寄せている。teardown解析が進んでbill of materials(BOM)コスト評価が行われるととともに、依然革新性に重きを置いた半導体など関連IC partsの選択の傾向が指摘されている。一方、iOS 8.0.1のアップデートの不具合、本体が曲がりやすい問題と、現時点ネット上のやりとりが見られている。また、市場の今後について今の勢いがどうなるのか、推進寄り、抑制寄りと立場に応じて割れるインパクトを、これまた連日のように与えている。 [→続きを読む]

アップルiPhone新モデルと続く低コストAndroid One発表の波紋

アップルiPhone新モデルと続く低コストAndroid One発表の波紋

アップルのiPhone新モデル、iPhone 6およびiPhone 6 Plus、そしてwearable端末「アップルウオッチ」の発表のいろいろな切り口からの余韻、そして波紋が続いている。これに競い合う各社からの発表も続いており、中でもGoogleのAndroid One-ブランド, 低コストスマートフォンのインドでの展開が目を引き、MediaTekのモバイルプロセッサが搭載されている。世界のスマートフォンはじめ携帯機器のhigh-endそしてlow-endユーザ層の拡大に向けた市場の動き、反応に当面注目である。 [→続きを読む]

待ち望んだハイテク有頂天、アップルとインテルの新製品&技術発表

待ち望んだハイテク有頂天、アップルとインテルの新製品&技術発表

天の最上にある天、絶頂を極めるという感じ方があるアップルとインテルからの新製品&技術が、今年もこの時期、9月に発表されている。2012年のiPhone 5、2013年のiPhone 5S、iPhone 5Cに続く今年は、iPhone 6およびiPhone 6 Plusとともに注目のApple Watchが発表される一方、インテルからは、サーバ、パソコン、スマホそしてIoT(Internet of Things)に向けた新製品、バージョンアップそして取り組みが打ち出されている。モバイル決済、ファッションとますます身近な応用で注目の幅、深みが広がっている。 [→続きを読む]

最高更新に向かう世界半導体販売高、月次塗りかえ、累計10.4%増

最高更新に向かう世界半導体販売高、月次塗りかえ、累計10.4%増

米Semiconductor Industry Association(SIA)から定例の月次世界半導体販売高データが発表され、今回はこの7月についてである。3ヶ月移動平均で表わされているが、7月販売高は$28.1 billionと、史上最高の月次販売高を記録している。新興経済圏でまだまだ急速に伸びるモバイル機器をはじめとして、幅広い応用分野が拡がっていることは、半導体製品カテゴリー全部にわたって販売高が増えていることが裏づけている。今年の累計も昨年同期を10.4%上回り、従来の最高である昨年を大きく越える勢いとなっている。 [→続きを読む]

アップル、中国を巡って、グローバル・インパクトの拍車

アップル、中国を巡って、グローバル・インパクトの拍車

米アップルが来る9月9日に新製品発表会を開くことが明らかにされたが、その前からの世界各地での様々に関連する前哨戦が一層活発化している。次期iPhone 6の中身が早くも取り沙汰されるに留まらず、かくあっては鬼も笑えない来年2015年に向けたA9モバイルプロセッサの生産対応が取り上げられている。大型iPadそして「iWatch」と発表会の内容に世界が注目という情勢であるが、もう1つ、半導体・エレクトロニクスの自立化を目指す中国を巡ってのいろいろな切り口での動きが目覚ましくなってきている現時点である。 [→続きを読む]

業界地図の激変を促す、相次ぐグローバルな動き

業界地図の激変を促す、相次ぐグローバルな動き

モバイル機器で中国、インドの現地メーカーの伸びが目覚ましく、サムスン、アップルの市場シェアの低下が引き起こされているが、それに留まらず世界の国・地域間の半導体・エレクトロニクス業界の地図模様を大きく変える可能性を孕んだ動きが相次いでいる。高い市場価格水準で今のところ推移しているDRAM市場も、プレーヤー統合によるトップ3席巻の構図が定着してきているが、こんどは欧米間のパワー半導体を巡る大型買収の動き、中国が米国イメージセンサメーカーの買収に乗り出すなど、また新たな業界模様の出現を予感させている。 [→続きを読む]

新技術の両雄ここに、インテルの14-nm、IBMの"TrueNorth"

新技術の両雄ここに、インテルの14-nm、IBMの

半導体技術・市場の進展を追っていくなか、ここ数年どうしてもモバイル機器の動向に目が行かざるを得ないところがあるが、草創期からの半導体の世界の両雄、両巨人と呼ぶに相応しいインテルとIBMから次世代を切り拓く新技術が発表され、市場から期待感のこもった反応が早々に相次いでいる。最先端プロセスで着実に世界を引っ張っているインテルからは、注目の14-nmプロセスであり、IBMからは同社Cognitive Computing(認識するコンピューティング)に向けた人間の脳の働きをまねるというプロセッサである。 [→続きを読む]

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