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長見晃の海外トピックス

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モバイル機器Update: 新技術、戦略、wearable、新製品対応

モバイル機器Update: 新技術、戦略、wearable、新製品対応

1ヶ月ほど前にモバイル機器関連のアップデートを本欄で行ったばかりであるが、グローバルな活況を反映して、方々で新たな動きが見られるということで、現下の特に注目の内容を示している。今回は、30秒携帯フル充電の新技術、Appleのベースバンド社内開発、Wearable Processing Units(WPUs)登場、TSMCのiPhone 6に向けたプロセッサ量産立ち上げ、などを挙げている。 依然世界的に人気のスマートフォン、タブレットにwearableの話題が富に加わってきて、当分アップデートに暇なしの様相を受け止めている。 [→続きを読む]

1月、2月と出だし好調、米国の伸びが目立つ世界半導体販売高

1月、2月と出だし好調、米国の伸びが目立つ世界半導体販売高

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高の発表が行われ、今回はこの2月であるが、前年同月比で1月が8.8%増、そして2月が11.4%増と、良い出だしの本年、2014年となっている。史上最高の年間販売高となっている昨年、2013年であり、本年もさらに更新となるか、モバイル機器が引っ張る読みにくい現下の市場となっており、引き続き成り行き推移に注目である。地域別には、前年同月比の伸び率から米国が牽引する状況が続いている。 [→続きを読む]

Wearable、ヘルスケアに向けた相次ぐ取り組みの動き

Wearable、ヘルスケアに向けた相次ぐ取り組みの動き

今に始まったことではないが、ここにきてとみに賑やかさを感じるWearable、そしてヘルスケアへのグローバル各地での取り組みである。スマートフォンはじめモバイル機器が成熟していった後には、Internet of Things(IoT)が半導体業界にとって次の大きな伸びのopportunityとなるという大方の見方があるが、区分が難しいものの具体的な先兵の現われと感じるところがある。ますます便利に快適、そして健康的な社会生活を実現していくツールとして、今後の展開に向けたもう一つの注目材料となってきている。 [→続きを読む]

最先端半導体技術に立ちはだかる様々な試練、軋轢

最先端半導体技術に立ちはだかる様々な試練、軋轢

微細化、大口径が最先端半導体技術を象徴するキーワードと思うが、その一つ、450-mmの先行きに注意信号が灯っている。Moore則とともにコストの問題と、技術および経済の両面から最先端に取り組むメーカーが絞られてきて、グローバルな連携が一層必須という現実がある。米ニューヨーク州が世界の大手半導体企業5社とともに進めている450-mmのアプローチについて、lithographyシステムの開発延期が昨年12月に決定されたという事態が表面化しており、課題含みは当然ながら早期克服を願って注目している。 [→続きを読む]

Update: モバイル機器インパクト、世界を巻き込む凌ぎ合い

Update: モバイル機器インパクト、世界を巻き込む凌ぎ合い

昨年の中国のconsumer electronics市場が急減というデータが表われて、パソコンの低迷が続く中、モバイル機器の活況ぶりに当面しばらく注目せざるを得ない現状がある。Apple向け生産対応、64-ビットプロセッサ、そして中国およびインド市場など、キーワードとなってくる情勢である。それぞれに従来の勢力に新しい勢力が台頭してきて、世界を巻き込む凌ぎ合いの様相となっており、変化を見た時間間隔でのアップデートの必要を感じている。以下、現時点の注目の動きから入っていく。 [→続きを読む]

1月として史上最高の世界半導体販売高、目立つ米国の主導性

1月として史上最高の世界半導体販売高、目立つ米国の主導性

米SIAより月次世界半導体販売高が発表され、前回の2013年販売高最高に続いて、今回は1月として史上最高を記録という内容である。1月販売高を地域別に改めて見ると、アジア大洋州が56.6%と半分以上を占め、以下、米国が21.3%、欧州11.0%、我が国10.7%となっている。昨年の1月と比べた伸び率では、米国が17.3%増とトップ、我が国だけが減少している。SIAからは、世界を引っ張る米国の革新、なかんずく半導体業界の重要性を政府および議会にアピールする記事が、これも恒例、強烈なメッセージで表わされている。 [→続きを読む]

昔の汎用品、今の新興経済圏移行、低価格製品&市場の伸び

昔の汎用品、今の新興経済圏移行、低価格製品&市場の伸び

携帯電話関連世界最大の「Mobile World Congress(MWC) 2014」(2月24-27日:Barcelona, Spain)が開催されて、64-ビット、LTE-Advanced、8-および6-コアはじめ最先端の動きとともに、スマートフォンも新興経済圏が伸びを牽引、低価格化に歯止めがかからず伸び率が鈍化していく現状を感じさせている。かつてのメモリとノンメモリ、汎用から専用へと、低価格の止まらない波に対抗して、付加価値そして売上げの拡大に駆け巡った半導体業界の経緯に共通する受け止め方を強くしている。 [→続きを読む]

中国、インドを巡る市場、通商の気になる波風

中国、インドを巡る市場、通商の気になる波風

新興経済圏の伸び、先行きについての懸念が漂うなか、中国そしてインドにおける関連する動きに注目せざるを得ないところがある。中国については、市場の飽和感、そして各国、大手メーカーとの通商摩擦が、また、インドについては、懸案の半導体fab建設、IBM再構築の波紋と、こちらは現下の具体的な動きとして注目する材料となっている。スマートフォン市場も、新興経済圏では廉価版が伸びて、high-end機種の浸透が鈍いことなど、現時点を象徴する動きと受け止めている。 [→続きを読む]

ビジネス最前線、最先端技術の凌ぎ合い −スマホ市場、ISSCC

ビジネス最前線、最先端技術の凌ぎ合い −スマホ市場、ISSCC

スマートフォン、アップル対応がやはり大きなビジネスの動きとして見えている一方、第61回を迎えるという「International Solid-State Circuits Conference(ISSCC)2014」のテーマは"SILICON SYSTEMS BRIDGING THE CLOUD"とやはりその先を行く表現となっている。IBMの半導体売却の動きに代表される直近の製造切り離しの流れのなか、Intel、Samsung、TSMCはじめ残るIDM、ファウンドリーの間での最先端技術へのアプローチ、そしてビジネス最前線の対応の動きに注目するこの時期ではある。 [→続きを読む]

2013年半導体グローバル販売高、やっとのこと$300 billionの壁突破

2013年半導体グローバル販売高、やっとのこと$300 billionの壁突破

米Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、今回は2013年12月、そして2013年の年間データである。2013年全体では$305.6 billionと、このデータで初めて$300 billionを越える結果となっている。大きく伸びた2010年の$298.32 billionからの足踏み状態からの脱却ではあるが、パソコンからスマホ、タブレットに急激に移行している中、牽引する新興経済圏でのGDP成長率鈍化、乱立競合模様があって、本年も$300 billion越えが安定するかどうか、予断を許さないところがある。 [→続きを読む]

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