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長見晃の海外トピックス

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史上最高が続く世界半導体販売高、こんどは第一四半期販売高

史上最高が続く世界半導体販売高、こんどは第一四半期販売高

米Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高のデータが発表され、今回は3月、および1-3月、第一四半期である。今年に入って、1月としては史上最高から始まり、前年同月比で見ると1月が8.8%増、2月が11.4%増、そしてこの3月もまた11.4%増と大きく伸び、第一四半期がまた史上最高の販売高を記録している。地域別では、その大きさからAsia Pacific、そして世界を主導するAmericasが引っ張っており、我が国は欧州に続く位置づけという状況が続いている。早期奮起に引き続き期待である。 [→続きを読む]

新市場拡大に向けて、SSDの多様化、wearableの課題

新市場拡大に向けて、SSDの多様化、wearableの課題

フラッシュメモリを用いるデータセンター向けsolid state disks(SSDs)、スマートフォンに続くwearable electronics、ともに今後の有望市場として各社の取り組みが盛んに進められている。SSDsに向けては、Micron, SanDisk, およびSamsungからビッグデータ、cloud応用などを扱う新しいenterprise SSDsについて多様なportfoliosの拡大が相次いで発表されている。wearableについては、消費者浸透に向けて機能、価格など商品企画の課題への対応に迫られる現状を受け止めている。 [→続きを読む]

陣営間の様々な駆け引きの様相:綱引き、ためらい、働きかけ

陣営間の様々な駆け引きの様相:綱引き、ためらい、働きかけ

アップルとサムスンの間の特許侵害係争、ファウンドリー業界各社の最先端プロセスへのアプローチ、そして中国のタブレット市場開拓を図るインテルはじめ各社の動き、とそれぞれの中での各陣営の様々な駆け引きの動きが目立ってきている。アップル陣営とアンドロイド陣営の間の綱引き、最近提携が発表されたサムスン-グローバルファウンドリーズ陣営への参加の誘いをためらうUMC、そしてpricing優位性、奨励金とあの手この手の中国タブレット市場での働きかけ、とそれぞれの様相、情勢を受け止めている。 [→続きを読む]

インテル、SamsungおよびTSMC、それぞれの業況、戦略的な動き

インテル、SamsungおよびTSMC、それぞれの業況、戦略的な動き

14-nmに向けた最先端技術そしてモバイル機器を軸としたビジネス対応について、IDMのトップ2、インテルおよびSamsungとファウンドリーNo.1のTSMCの現時点の状況、取り組みに注目している。現在の半導体業界の方向性を知り、占う上で、特にこれら3社の動きを追うことがますます欠かせなく感じるところがある。パソコンが圧倒的であった時代からモバイルはじめ市場の多様化が進むなか、トップランクを維持し続けているこれらプレーヤーの一挙手一投足にグローバルな目が向くここしばらくと受け止めている。 [→続きを読む]

モバイル機器Update: 新技術、戦略、wearable、新製品対応

モバイル機器Update: 新技術、戦略、wearable、新製品対応

1ヶ月ほど前にモバイル機器関連のアップデートを本欄で行ったばかりであるが、グローバルな活況を反映して、方々で新たな動きが見られるということで、現下の特に注目の内容を示している。今回は、30秒携帯フル充電の新技術、Appleのベースバンド社内開発、Wearable Processing Units(WPUs)登場、TSMCのiPhone 6に向けたプロセッサ量産立ち上げ、などを挙げている。 依然世界的に人気のスマートフォン、タブレットにwearableの話題が富に加わってきて、当分アップデートに暇なしの様相を受け止めている。 [→続きを読む]

1月、2月と出だし好調、米国の伸びが目立つ世界半導体販売高

1月、2月と出だし好調、米国の伸びが目立つ世界半導体販売高

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高の発表が行われ、今回はこの2月であるが、前年同月比で1月が8.8%増、そして2月が11.4%増と、良い出だしの本年、2014年となっている。史上最高の年間販売高となっている昨年、2013年であり、本年もさらに更新となるか、モバイル機器が引っ張る読みにくい現下の市場となっており、引き続き成り行き推移に注目である。地域別には、前年同月比の伸び率から米国が牽引する状況が続いている。 [→続きを読む]

Wearable、ヘルスケアに向けた相次ぐ取り組みの動き

Wearable、ヘルスケアに向けた相次ぐ取り組みの動き

今に始まったことではないが、ここにきてとみに賑やかさを感じるWearable、そしてヘルスケアへのグローバル各地での取り組みである。スマートフォンはじめモバイル機器が成熟していった後には、Internet of Things(IoT)が半導体業界にとって次の大きな伸びのopportunityとなるという大方の見方があるが、区分が難しいものの具体的な先兵の現われと感じるところがある。ますます便利に快適、そして健康的な社会生活を実現していくツールとして、今後の展開に向けたもう一つの注目材料となってきている。 [→続きを読む]

最先端半導体技術に立ちはだかる様々な試練、軋轢

最先端半導体技術に立ちはだかる様々な試練、軋轢

微細化、大口径が最先端半導体技術を象徴するキーワードと思うが、その一つ、450-mmの先行きに注意信号が灯っている。Moore則とともにコストの問題と、技術および経済の両面から最先端に取り組むメーカーが絞られてきて、グローバルな連携が一層必須という現実がある。米ニューヨーク州が世界の大手半導体企業5社とともに進めている450-mmのアプローチについて、lithographyシステムの開発延期が昨年12月に決定されたという事態が表面化しており、課題含みは当然ながら早期克服を願って注目している。 [→続きを読む]

Update: モバイル機器インパクト、世界を巻き込む凌ぎ合い

Update: モバイル機器インパクト、世界を巻き込む凌ぎ合い

昨年の中国のconsumer electronics市場が急減というデータが表われて、パソコンの低迷が続く中、モバイル機器の活況ぶりに当面しばらく注目せざるを得ない現状がある。Apple向け生産対応、64-ビットプロセッサ、そして中国およびインド市場など、キーワードとなってくる情勢である。それぞれに従来の勢力に新しい勢力が台頭してきて、世界を巻き込む凌ぎ合いの様相となっており、変化を見た時間間隔でのアップデートの必要を感じている。以下、現時点の注目の動きから入っていく。 [→続きを読む]

1月として史上最高の世界半導体販売高、目立つ米国の主導性

1月として史上最高の世界半導体販売高、目立つ米国の主導性

米SIAより月次世界半導体販売高が発表され、前回の2013年販売高最高に続いて、今回は1月として史上最高を記録という内容である。1月販売高を地域別に改めて見ると、アジア大洋州が56.6%と半分以上を占め、以下、米国が21.3%、欧州11.0%、我が国10.7%となっている。昨年の1月と比べた伸び率では、米国が17.3%増とトップ、我が国だけが減少している。SIAからは、世界を引っ張る米国の革新、なかんずく半導体業界の重要性を政府および議会にアピールする記事が、これも恒例、強烈なメッセージで表わされている。 [→続きを読む]

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