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長見晃の海外トピックス

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世界半導体販売高、6月は過去最高、前半を最高ペース折り返し

世界半導体販売高、6月は過去最高、前半を最高ペース折り返し

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から定例の月次世界半導体販売高の発表が行われ、今回はこの6月、そして今年前半のデータが表わされている。今年に入ってから史上最高を塗り替えるデータが相次いでいるが、6月販売高は業界月次販売高の最高となっており、1月から6月まで、すなわち今年前半の販売高累計も、年間販売高の最高を記録している昨年、2013年の同期に比べて11.1%増と大きく上回っている。全地域、ほとんどすべての製品カテゴリーが前年比で増加する内訳となっている。 [→続きを読む]

改めて知る中国サプライズ …モバイル機器市場、地場メーカー

改めて知る中国サプライズ …モバイル機器市場、地場メーカー

  アップル社の四半期業績発表で特に注目を引いたのが、中国でのスマートフォン「iPhone」の販売台数の伸びであり、予想を大きく上回るものとなっている。もう一つ、Huawei, Lenovo, およびXiaomiなど中国地場の低価格帯スマートフォンが、新興経済圏での拡大を煽るとともにシェアを大きく伸ばしてきている。サムスンは反動を受けて、低価格機種および中国市場と大きく影響を受けて、業績が落ち込んでいる。第二四半期の業績および市場データを軸として、もう一歩進んだ中国インパクトの現時点を追ってみる。 [→続きを読む]

市況連鎖のキーワード:アップル、中国、アジア経済圏

市況連鎖のキーワード:アップル、中国、アジア経済圏

多分に繰り返し言い古された感じになってしまう上記のタイトルであるが、予想を下回るアップル社の売上げの伸びの中で大きく伸びている中国市場、アップルの新製品に備えるアジア経済圏の国々、さらに細かく焦点を当ててみると、サムスン電子スマホ関連受注の低迷が響く我が国電子部品業界、中国のhandsetメーカーからのlicensing売上げを集める問題を抱えるQualcomm、そしてアップルへの最大供給元になっていく勢いのTSMC、と上記の3つのキーワードが互いに織り成す当面の波乱含みの市場状況を受け止めている。 [→続きを読む]

大手プレーヤーを巡る連日の激しい変化、衝撃

大手プレーヤーを巡る連日の激しい変化、衝撃

米主要企業の意外な組み合わせ、ITの両雄、アップル・IBMの提携が株価を押し上げという見出し(7月19日付け日経 電子版)が見られるが、こればかりではなくインテルのmicroprocessor(MPU)出荷が四半期最高を記録、市場予想を越える好業績となるなど市場の好感を呼ぶ大手プレーヤーの動きが相次いでいる。一方、マイクロソフトのノキアhandset事業部門買収に絡んだ人員削減、そして富士通の半導体生産の撤退で10年以上に及ぶ我が国業界再編に一区切りと、いろいろな記憶、思いが去来する現下の動きとなっている。 [→続きを読む]

全地域で増加の5月世界半導体販売高、一方、各地域各様の激動

全地域で増加の5月世界半導体販売高、一方、各地域各様の激動

米Semiconductor Industry Association(SIA)からこの5月の世界半導体販売高のデータが発表され、全地域にわたって前年同月比、前月比ともに増加して、1-5月累計も昨年を上回っている。Gartner社からは2014年のグローバル半導体市場が、2013年から6.7%増$336 billionと予測の上方修正が見られている。同じタイミングでの各社の6月そして第二四半期の業績発表では、まずSamsungの変調という表わし方もある売上げ落ち込みが目立つ一方、台湾勢は過去最高を更新する発表が相次いで、波乱、激動を感じさせている。 [→続きを読む]

岐路に立つ半導体業界…Moore則、シリコンscaling

岐路に立つ半導体業界…Moore則、シリコンscaling

IBMが半導体fabs売却を検討という報道が続き、時代の一区切りという見方も出てくる一方、同社の研究所ではシリコンに代わりnanotubeトランジスタがいよいよ出番にという先行きが発信されている。今年は、IBMの例が特に軸と感じるが、Moore則、そしてシリコンscalingの限界、あるいは打開を巡る議論が、SEMICON West(7月8-10日:Moscone Center in San Francisco)を迎えるこのタイミングにまたぞろ噴出している。技術のみならずビジネスとしてのブレイクスルーを図る業界挙げての猛突進に、本当に期待である。 [→続きを読む]

最先端高性能化の取り組みの一方、停滞感および問題意識

最先端高性能化の取り組みの一方、停滞感および問題意識

最先端プロセスを駆使する高性能化の流れについて、Moore則の限界など象徴的に繰り返しその鈍化が云々されている。年に2回のスーパーコンピュータの計算速度を競う世界ランキング発表が行われるInternational Supercomputer Conference(ISC-14)(6月22-26日:Leipzig, Germany)および半導体および装置サプライヤ業界のThe ConFab 2014(6月22-25日:Las Vegas, NV)での議論、観測でも、この流れの停滞感および問題意識が表わされており、業界一丸となった打破が求められる状況を感じている。 [→続きを読む]

安定化、台頭、など見えてくる今風の市場分野模様

安定化、台頭、など見えてくる今風の市場分野模様

ここ数年、$300 billion規模で推移して一層の飛躍を目指す半導体市場となっているが、パソコンからモバイル機器へ大きく移るとともに、連動してコンピュータ系を通信系が上回るデータが現れてきている。メモリ、ロジック、ディスクリートはじめ市場分野の分け方も、応用システムでの括りが個々のデバイス分類よりも一層前面に出てきている昨今を感じている。今となっては昔のことであるが、従来の認識の市場分野の変わりよう、そして台頭してきている新市場分野、それぞれの現時点の色合い模様に注目している。 [→続きを読む]

直近アップデート:IoT & wearable、IBM半導体、450-mm

直近アップデート:IoT & wearable、IBM半導体、450-mm

半導体業界の最近の、あるいは気になる話題項目3点について、現下に見られる動きに注目している。何といっても次世代の市場牽引役として出てくるInternet of Things(IoT)およびwearable electronics、半導体製造事業部門の売却の噂が続いているIBM、そして次世代の450-mmウェーハを巡る半導体、装置および材料各社の取り組みである。いずれも半導体市場の今後を大きく左右する内容に入るものであるが、引き続く動きの流れの中から、定期的に注目する動きのアップデートを行い、今回はこれら3点である。 [→続きを読む]

4月も増加基調の世界半導体販売高、2015年へと続く伸びの予測

4月も増加基調の世界半導体販売高、2015年へと続く伸びの予測

米Semiconductor Industry Association(SIA)から恒例の月次世界半導体販売高が発表され、今回はこの4月分である。史上最高を記録した1-3月、第一四半期に続いて、4月も前月比0.7%増、前年同月比11.5%増の販売高と、昨年の業界史上最高販売高を上回るペースが続いている。一方で、世界を4つに分けた地域別では、我が国の最下位が続く形である。この発表の中でのWorld Semiconductor Trade Statistics(WSTS:世界半導体市場統計)春季予測も、2014年6.5%増、2015年3.3%増、2016年4.3%増と伸びの基調である。 [→続きを読む]

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