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明るい出だしの1月の世界半導体販売高、当面の経済安定性に注目

明るい出だしの1月の世界半導体販売高、当面の経済安定性に注目

米SIAからの恒例の世界半導体販売高発表、2013年の出だし、1月分が発表されている。前月からは2.8%下回っているが、これは季節的パターンの範囲内として、前年同月比では3.8%上回っているというのは明るい材料という大方の受け取りとなっている。中国も7.5%と安定成長に入る経済成長率目標が打ち出すなか、雇用情勢、株高と世界の弾みを引っ張る米国の安定した舵取りに大きくかかるのは、我が国そして半導体業界も然りという状況と見る。この弾みから期待する消費動向など、当面の経済の成り行きに注目である。 [→続きを読む]

Intelの最先端プロセス技術ファウンドリー事業展開の波紋

Intelの最先端プロセス技術ファウンドリー事業展開の波紋

Intel社がFPGA大手、Altera社に対して最先端の14-nm FinFETプロセス技術によるファウンドリー製造事業を行うことを発表、波紋を広げている。新進気鋭のFPGA開発会社に対する同様の対応がここ数年見られていたが、こんどはFPGA大手ということで、もう一方の雄、Xilinxに対して、そしてファウンドリー事業という意味では、最大手のTSMC、およびApple向けプロセッサを製造しているSamsungに対するインパクトが予想されてくる。パソコンからモバイル機器シフトが顕著な中、この展開が及ぼす成り行きに注目である。 [→続きを読む]

ISSCC 60周年、改めて見渡す業界激動模様・今後の方向性

ISSCC 60周年、改めて見渡す業界激動模様・今後の方向性

この時期恒例のInternational Solid-State Circuits Conference(ISSCC)、本年で60周年を迎えるとのこと、最先端微細化技術の粋の競い合いから、アプリ主軸の当世風に色合いを変えるとともに、プレーヤーの顔ぶれもグローバル化、統合、変遷などいろいろ移り変わり、と改めて半導体業界の激動模様をISSCC時間軸で振り返っている。メインフレームからパソコン、携帯電話、そして今日のモバイル機器と、各社・各国・各地域のそれぞれの強みが発揮された経緯とともに今後の方向性に考え、思いを巡らすところがある。 [→続きを読む]

新生ルネサスに期待する

新生ルネサスに期待する

本年1月、NHKなどの報道によると、半導体製造会社のルネサスエレクトロにクスは北海道と福井県、熊本県にある3工場を国内企業に売却することを決定した。昨年12月のこのセミコンポータルの記事でも詳しく紹介されたが、同社は官民で作られたファンド「産業革新機構」などからの1,500億円とされる出資を迎えて経営の再建に邁進する運びだ(参考資料1)。3工場の売却はその線に沿っていると考えられる。 [→続きを読む]

グローバルな激流のなか、弛まざる微細化、アプリ進展への融合

グローバルな激流のなか、弛まざる微細化、アプリ進展への融合

パソコン、携帯電話ともに大括りな販売数量全体が、昨年、2012年は前年を若干ながら下回る一方、スマートフォン、タブレットはじめモバイル機器の世界的な大活況が見られたという昨年の市場の概況がますます鮮明となるデータが揃ってきている。このようなグローバルな激しい流れに適合していくよう、各国・地域の動き、具体的なアプローチが見えてきているが、1つは従来から変わりない微細化の追求があってこそ、もう1つ、伸びるアプリ市場の展開に向けたさらに包括的な融合の動きを受け止めている。 [→続きを読む]

ナノテクの工業化には計測、製造モニター技術も重要

ナノテクの工業化には計測、製造モニター技術も重要

今年も1月30日〜2月1日に東京ビッグサイトでnano tech 2013(参考資料1)が開催された。年々充実され、盛況になっていくのが肌で感じられるのは喜ばしい。昨年も記述(参考資料2)したが、専門家や、研究機構の室長あるいは大学教授クラスまでが説明員としてブースに立ち、懇切丁寧に話をしてくれるのもこの展示会の特徴である。筆者のように組織を退職し、わからないことを気楽に聞ける環境を失った者にとって、日頃の不明な点を専門家の説明で一挙に解消し、かつ思い浮かばなかった点についても気付かされることがあるのは、大変ありがたいことでもあり、楽しいことでもある。 [→続きを読む]

前年を若干ながら下回る世界半導体販売高、米国のjobs創出重点化

前年を若干ながら下回る世界半導体販売高、米国のjobs創出重点化

米SIAから定例の月次世界半導体販売高の発表があり、今回は昨年、2012年の総括りのタイミングである。2011年の総販売高、$299.5 billionから2.7%減の$291.6 billionということで、この集計での$300 billionの壁の厚さをこの数年繰り返す感じ方となっている。半導体業界では最先端微細化技術、大きく世界経済では特に先進経済圏でのjobs創出・拡大に向かう大きな壁の打開・打破が喫緊の課題と思うが、米SIAそして間近のObama大統領一般教書演説でもjobs創出が最重点と極めて明確なスタンスが打ち出されている。 [→続きを読む]

世界的株高・円安、半導体在庫、対する警戒、慎重な姿勢

世界的株高・円安、半導体在庫、対する警戒、慎重な姿勢

デフレ脱却に向けて大きく前進するシナリオを進める我が国であるが、昨今の急速な円安・株高が国内エレクトロニクス業界はじめ各社業績に早速の急回復として見えてきている。世界的にも同時株高の様相となっており、当面本物の景気回復につながるかどうか、世界の経済情勢に注目ということと思う。モバイル機器の活況のなか昨年末にきて高水準の在庫となっている半導体市場では、今後本当に景気拡大となるかに警戒感、あるいは慎重な姿勢が強まる状況が見られている。 [→続きを読む]

Li+電池のバラ色成長予想に陰り〜お家芸の材料では日本勢の優位が継続

Li+電池のバラ色成長予想に陰り〜お家芸の材料では日本勢の優位が継続

ボーイング787の不具合は国内外に多くの波紋を呼んでいる。1機あたりの推定価格が約200億円であり、800機を作る計画であるからして16兆円の大型商談が予想されているのだ。ところが、787の安全性に問題があると認定されれば、この生産計画は著しく狂ってしまう。炭素繊維、リチウムイオン電池をはじめとする多くの先端部材を、ボーイングに供給している日本の部品/素材メーカーには大打撃となってしまうだろう。 [→続きを読む]

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