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米国半導体業界、久々の販売高伸び率、leadershipの高まり

米国半導体業界、久々の販売高伸び率、leadershipの高まり

米国大統領選挙は、オバマ(Barack Hussein Obama, Jr.)大統領が再選されたが、その直前に前回の本欄で述べた米国の半導体雇用の伸びの実態が発表されたのに続いて、選挙日の前日に恒例の月次世界半導体販売高がSIA(米国半導体工業会)からリリースされている。9月の販売高について、米国が2年以上ぶりの前月比伸び率を示していて、雇用の伸びとともに半導体業界ここにありと、精一杯のアピール、働きかけが伝わってくる。選挙翌々日には、情報技術合意(ITA)の拡張促進を求める発表が冷めやらず行われている。 [→続きを読む]

減速、低成長基調の世界経済のなか、米国の半導体雇用の伸びの実態

減速、低成長基調の世界経済のなか、米国の半導体雇用の伸びの実態

事業再構築の厳しい逆風のさなかにある我が国の半導体・エレクトロニクス業界であるが、米国半導体業界の声を政府に働きかけることが重要な使命の1つであるSIA(Semiconductor Industry Association)から、米国労働省労働統計局(BLS)の2011年データをもとに、米国の半導体雇用が他分野の伸びを上回って約250,000に達しているという発表が行われている。11月6日に迫った大統領選挙に照準を合わせたものと思われるが、先端技術を確保していくアピールとして身近に必要性、緊急性を感じている。 [→続きを読む]

中国の太陽電池、世界制覇の勢いキープ〜不況下でも政府の救済投資急ピッチ

中国の太陽電池、世界制覇の勢いキープ〜不況下でも政府の救済投資急ピッチ

「太陽電池不況が2013年も続く見通しだ。いまや世界シェア50%を握る中国の太陽電池メーカーは危ない、との声が高まっているようだ。しかし、これはとんでもない間違いだ。中国はこれからも太陽電池では驀進を続けて世界制覇に向かっていく。中国政府の強大なバックアップがモノをいうのだ」。机をたたいてかくも強調するのは、半導体産業新聞上海支局の黒政典善支局長である。 [→続きを読む]

ITサービス会社のハード指向はなぜか

ITサービス会社のハード指向はなぜか

2012年10月26日現在、日本において多数のタブレットが存在する。アップルのiPad mini、アマゾンのKindle、マイクロソフトのWindows 8タブレットが新たに発売される。いずれもクリスマスシーズンを狙った新発売と思われる。まだ直接触ってないので、正確に機能や魅力は述べられないが、端末のマーケットポジショニングを述べてみたい。 [→続きを読む]

今後のPC・モバイル機器の転機を賭けたAppleとMicrosoftの鬩ぎ合い

今後のPC・モバイル機器の転機を賭けたAppleとMicrosoftの鬩ぎ合い

あの発売を待ち焦がれるワクワク感がどちらが優るだろうか、そんな見方になってしまいがちなアップルからの小型タブレット(iPad Mini)そしてプロセッサを新たにした新版full-size iPad、それらに対抗するマイクロソフトのWindows 8とそれを搭載する各社からのパソコンおよびタブレットという図式である。仕事に生活になくてはならず離せなくなっているパソコン、モバイル機器にどのような転機が訪れるか、世界の市場の反応に注目である。 [→続きを読む]

各国・地域でjobs確保&創出が最大の課題、業際を超える半導体

各国・地域でjobs確保&創出が最大の課題、業際を超える半導体

半導体そしてパソコン業界について各国・地域各様の事業再構築に迫られる事態となって、大統領選挙を控える米国ではjobsの確保と創出が最大の争点の1つに改めて浮上している。我が国ではルネサスエレクトロニクスの救済に国が乗り出し、トヨタ、日産はじめ約10社が出資に協力する方向となっており、業際を超えて基幹半導体製品を確保する動きとなっている。欧州でもSTマイクロの事業再構築に、フランス政府がjobs確保を最優先に取り上げている動きで、それぞれに将来を担う業界の確保に官民挙げての取り組みが必須という状況をますます伺わせている。 [→続きを読む]

医療のデジタル化を考える

医療のデジタル化を考える

2010年度に医師の治療費などに支払われた国民医療費の総額が37兆4202億円と膨大な値になったことを厚生労働省がこのほど公表した。この数字は一人当たりで前年比3.5%増えたことになる。一方、同じくGDP個人当りの増加率は、プラス0.7%にとどまっており(参考資料1)、比べて見ると医療費の伸びは驚くほど高い。これは消費サイドでの見方だが、他方、医療をビジネスとしては大変有望な成長ビジネスと見ることができるだろう。この観点から本稿では半導体が多いに活躍する医療のデジタル化を考えてみることにしよう。 [→続きを読む]

医療分野での半導体応用、ノーベル賞熱気でさらに活性化の期待

医療分野での半導体応用、ノーベル賞熱気でさらに活性化の期待

今年のノーベル生理学・医学賞の受賞者の1人に、様々な種類の細胞に変化できるiPS細胞(induced Pluripotent Stem cell)を作製した京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授が選ばれて、連日喜びの声で沸き上がっている。 半導体デバイスにおいても医療機器での応用に微細化プロセス、システム小型化技術を最大限活用する取り組みが続いているが、難病に苦しむ人たちの痛み、不便さを少しでも和らげ取り除いていく同じ目標に向かって、これを機に開発・実用化のテンポにさらに拍車がかかる強い期待感がある。 [→続きを読む]

モバイル活況に立ちはだかるマクロ経済懸念:世界半導体販売高

モバイル活況に立ちはだかるマクロ経済懸念:世界半導体販売高

iPhone 5が市場の話題を賑わせるなか、米国SIAから8月の世界半導体販売高データが発表されている。前月並みの値となっているが、前年同月には3.2%減と及ばず、本年1月から8月までの累計では前年に比べて4.6%減っている。 モバイル活況が引っ張る盛り返しが期待されているが、一方で欧州そして米国と経済の減速懸念がさらに強まって、中国、インドはじめ頼みの新興経済圏の伸びを脅かせており、折しも米国大統領選挙をはじめとする節目の動向に半導体業界も固唾を飲んで注目していかざるを得ないところと思う。 [→続きを読む]

競争激化のファウンドリー業界:先端プロセス、モバイル市場、MEMS

競争激化のファウンドリー業界:先端プロセス、モバイル市場、MEMS

最先端プロセス世代をリードするプレーヤーが数えるほどに絞られてきている一方、iPhone 5はじめ先端技術の粋を競うモバイル機器市場の世界的な活況が続いている。パソコン市場も劣勢挽回の動きが今後活発化するのは必至というなか、ファウンドリー業界の大手プレーヤー間の一層の凌ぎ合いの様相を、特に先端プロセス、モバイル市場、MEMSという切り口で見い出している。ファブレス、Fab-lite化がますます進む流れを受け、ファウンドリー業界の最先端プロセスおよび市場獲得を巡る先陣争いに注目せざるを得ない。 [→続きを読む]

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