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米国はじめ組立・実装・テストを固める動き;AI市場争奪に向けた現状

米国はじめ組立・実装・テストを固める動き;AI市場争奪に向けた現状

米国政府が国内での半導体製造強化を推進している中、いわゆる半導体の後工程、すなわち組立、実装、およびテスト分野への支援を求める関連業界の動きが、昨年あたりから見られていた。どうしても金額比率が圧倒的に高い前工程にまず目が注がれることが背景にある。近年、三次元実装、そしてチップレットが最先端半導体に欠かせない技術として浮上していることもあり、このほど日米の半導体材料・装置メーカー10社がコンソーシアムを設立している。さらに、マレーシアでは、世界最大のウェーハテストサイトが開設されている。次に、現下の半導体市場を引っ張るAI(人工知能)関連市場争奪に向けて活発化するM&Aなどの動きについて、以下取り出している。 [→続きを読む]

5月半導体販売高、増勢高め2年前の水準;回復材料など今後への動き

5月半導体販売高、増勢高め2年前の水準;回復材料など今後への動き

米国・Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体販売高が発表され、この5月について$49.1 billionで、前年同月比19.3%増、前月比4.1%増、と本年に入って3月までは前月比減が続いたが、4月からは増加に転じ、5月に増勢を高めた経緯である。5月販売高は、史上最高の年間販売高となった2022年半ばあたりの水準であり、それ以来の前年比伸び率となっている。AI(人工頭脳)需要が引っ張る現下の半導体関連市場であるが、今後の本格的な市場回復実現の一層の期待につながるところである。さらに、今後に向けた動き関連として、市場回復材料、投資計画、そして米国国内製造強化に注目、現下の動きを以下取り出している。 [→続きを読む]

韓国・漢陽大学の産官学協業の熱心さに驚嘆:集中講義してきました!

韓国・漢陽大学の産官学協業の熱心さに驚嘆:集中講義してきました!

韓国仁川(インチョン)国際空港の南50kmに位置する京畿道安山(アンサン)市に漢陽(ハニャン)大学ERICAキャンパスがある(注1)。ERICAとは、Education Research,Industry Cluster at Ansan(安山における教育・研究・産業集合体)の略で、文字通り、巨大キャンパス内に、評判の高い工学部はじめ9学部42学科の校舎や研究棟のほか、Korea Electrotechnology Research Institute など3つの韓国国立研究所やLG Innotek などの民間企業の研究所、韓国大手インターネット・サービスプロバイダであるKAKAOの巨大データセンタや多数のスタートアップの事業施設などが同居している。 [→続きを読む]

対中投資規制、新たな米中摩擦景観;韓国およびSamsungの追撃の動き

対中投資規制、新たな米中摩擦景観;韓国およびSamsungの追撃の動き

米中摩擦のまた新たな景観模様が見られている。米国政府が、人工知能(AI)およびハイテク分野の中国企業への投資計画の事前通知を義務付ける規則案を発表、国家安全保障上の脅威となる中国技術への米国投資を抑制する狙いである。これに対して、世界のAIや半導体のサプライチェーンを危うくし、国際的な経済回復の不確実性が高まるものと、中国の反応である。さらに、米国の規制を受ける中国の半導体業界の先端技術製造の困難な状況もあらわされている。次に、メモリ半導体の落ち込みを受けて回復途上のなか、韓国が国を挙げる、そしてSamsungが特にファウンドリー対応で台湾のTSMCとの開きを狭めるよう追撃を図る、いくつかの動きに注目させられている。 [→続きを読む]

2024年半導体製造装置顧客満足度ランキング、トップはアドバンテスト、日本企業健闘

2024年半導体製造装置顧客満足度ランキング、トップはアドバンテスト、日本企業健闘

米国の半導体装置業界動向調査会社であるVLSI Researchは、1988年以来、毎年、世界半導体製造装置メーカー顧客満足度調査を世界中の半導体工場のユーザー対象に大規模に実施しており、この種の調査としては半導体業界唯一である。 この度、同社より「2024年版半導体製造装置顧客満足度ランキング・トップ10」情報を入手することができたので紹介しよう。 [→続きを読む]

鈍い半導体売上げ回復の中、一層強まるAI(人工知能)傾斜の市場空気

鈍い半導体売上げ回復の中、一層強まるAI(人工知能)傾斜の市場空気

米国・Semiconductor Industry Association(SIA)の月次世界半導体販売高データでは、この4月についてやっと前月比1.1%増と、昨年12月以来4ヶ月ぶりのプラスになったが、Omdiaのデータでもこの1−3月四半期の半導体市場は前四半期比約2%減の見方である。例年の季節的パターンではあるが、昨年の半導体販売高の落ち込みを埋めて余りある回復が期待されている中では回復がなお鈍い感じ方がある。在庫がまだ消化できていない状況が伝えられる一方、Nvidiaの株式時価総額が世界首位とAI(人工知能)に一層傾斜する市場の空気が強まる現時点の様相である。AI製品需要が引っ張るデータ処理部門は前四半期比プラスで他のマイナスを埋めたというOmdiaの見方である。 [→続きを読む]

アップルWWDC 2024、AIを巡る波紋;米国の対中国&対ロシア制裁関連

アップルWWDC 2024、AIを巡る波紋;米国の対中国&対ロシア制裁関連

先週のComputex 2024でのNvidiaから、今週はWorldwide Developers Conference(WWDC) 2024を開催のアップルに、人工知能(AI)を巡る波紋で集まる注目である。遅れた動きはじめでやっとの空気が漂う中、アップルのAIバージョン、「Apple Intelligence」が発表されている。AI半導体には話及ばず、iPhoneへのChatGPT搭載が、TeslaのElon Musk氏のアップル端末の同社での使用禁止という反発を生じている。今週開催の主要7カ国首脳会議(G7サミット)でもAIの倫理が話し合われる一方、EUがアップルをデジタル新法違反と判断との報道が見られている。米国の中国およびロシアに対する制裁関連にも注目、G7サミットで採択された首脳宣言にあらわされている。 [→続きを読む]

世界半導体販売高、本年初前月比増;Nvidia主導、Computex AI熱気

世界半導体販売高、本年初前月比増;Nvidia主導、Computex AI熱気

米国・Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体販売高が発表され、この4月について$46.4 billionで前年同月比15.8%増、そして前月比は1.1%と今年に入って初めての増加である。今年の半導体販売高の伸長予測が16.0%と同時にあらわされ、これは史上最高更新の販売高となって、今後の本格的な増勢の読みが込められている。半導体市場全体では回復待ちの状況のなか、Nvidiaが大きく引っ張るAI(人工知能)半導体の熱気旋風は、Computex 2024(6月4−7日:台北)にて引き続き吹き荒れている。 Nvidiaを追うインテル、AMDなど各社のプレゼンが行われているが、AIの及ぼすインパクトに米国政府の独占禁止法に向けた動きも見られている。 [→続きを読む]

「受講者がもっと受けたくなる」実践を重視した人材育成教育のカリキュラム

「受講者がもっと受けたくなる」実践を重視した人材育成教育のカリキュラム

人材育成教育プログラムではカリキュラムの構成が鍵となる。まして暗黙知が多い製造分野での教育プログラムとなると、百聞は一見に如かずで、実践的なものが必要である。文章で書かれているテキストだけでは情報量がどうしても限られてしまう。 [→続きを読む]

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