インサイダーズ
何かと話題が集中する熊本県下を取材サーキットしてみた。何といっても注目の的は、台湾TSMCの熊本県菊陽町に建設される新工場である。すでに鉄骨がくみ上げられており、まさに突貫工事で立ち上げが進んでいた。今後はさらに建設人員を増やしてとにもかくにも急ピッチで稼働に持ち込む考えだ。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜30日夕方時点、世界全体で6億5956万人に達し、7日前から約359万人増と、前週比53万人減である。ほぼ1年前の12月25日午前時点では2億7875万人であった。現在は、中国で感染急増の一方、入国時の強制隔離撤廃など規制緩和が行われようとしており、その中国からの入国受け入れで各国の対応が分かれているところである。
米中摩擦、コロナ禍が引き続く中、ロシアがウクライナに侵攻、各国・地域の防衛意識が否応なく高まって、安全保障に向けた国益の中核を担う半導体のプレゼンスが一層注目された2022年である。2021年に史上最高を大幅に更新した販売高は、2022年前半はその増勢を維持したものの、後半は急な減少が見られているが、年間最高更新は確実な現時点の見方である。以下、この1年の半導体業界の動きを振り返っていく。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は23日金曜夕方時点、世界全体で6億5597万人、1週間前からから412万人増、前週比11万人増である。WHOの集計では、我が国が7週連続感染最多となっているが、今月だけで莫大な数という情報が見られる中国の状況が気がかりとなる。数年にわたる米中摩擦にコロナ禍、本年はウクライナ侵攻が加わって、地政学的インパクトの覆いが厚くなる一途の現時点、経済安全保障の中核の1つと見なされる半導体およびそれが引き出す関連について、各国そして各社のそれぞれの立場、立ち位置での反応が引き続き相次いで取り出している。急に後退局面に入った半導体市場がいつ回復するか、不透明な先行きを追いながらの越年模様である。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は16日金曜夕方時点、世界全体で6億5185万人、1週間前からから401万人増、前週比15万人増である。中国では、経済混乱、感染拡大の中、「ゼロコロナ」政策の緩和追加が示唆されている。米中対立がまた一段と深まって、米国Biden政権は、中国のメモリ半導体メーカー、YMTCはじめ30社超をEntity List、事実上の禁輸リストに加えるとする一方、中国はこれに前後して、米国政府の包括的な半導体輸出制限は半導体の通常の国際貿易を妨害するものとして世界貿易機関(WTO)に提訴している。この対立の狭間で、世界の各国・地域それぞれに自らの半導体強化に向けた様々な対応模様が噴出しており、以下取り出していく。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は9日金曜夕方時点、世界全体で6億4784万人、1週間前からから386万人増、前週比24万人増と横這いである。中国では、「ゼロコロナ」政策の経済への打撃から、新たな緩和策が示されているが、先行き予断を許さない情勢である。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体販売高が発表され、この10月について$46.9 billion、前月比0.3%減、前年同月比4.6%減と、前月に続きともにマイナスである。1月から10月までの累計がほぼ$500 billionに達し、昨年記録した年間最高の$541 billionを上回るのは確実と思われる。TSMCのアリゾナ拠点建設を祝う式典、および従来比3倍超の投資発表に注目である。
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Amazon(アマゾン)というカンパニーは、いかにも新しいように見えるが、もうすでに創業して30年以上が経っている。筆者もまた年がら年中、アマゾンで買い物をするのであるが、先ごろの同社の株価の一気トーンダウンには驚かされた以外の何物でもない。何と、アマゾンの株価は超低迷の領域に入り、2021年7月の最高値から40%近くの下落を記録した。史上最大の株価引き下げと言ってよいだろう(編集注1)。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は2日金曜夕方時点、世界全体で6億4398万人、1週間前からから362万人増、前週比24万人増と、依然増え加減ではある。世界経済に懸念を生じている中国の「ゼロコロナ」政策は、段階的緩和を探っている。半導体市場も本年を締めて、来年を見通すタイミング、予測がいくつかあらわされているが、前半の活況が後半急に落ち込んでいく中、本年の販売高は昨年を若干上回って史上最高を更新、そして来年は昨年並み以下に減っていく、との見方となっている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)が、レポート“The Growing Challenge of Semiconductor Design Leadership”を発表、課題提起に注目している。
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先端半導体開発および製造に必須のEUV露光技術は、ロジックデバイスについては、台TSMC、韓Samsungともに7nmプロセスから、DRAMに関しては、Samsung、韓SK hynixとも10-nm台の4世代目にあたる1α(あるいは1Aとも呼ばれる。最小線幅15nm前後といわれている)DRAMから採用を始めている。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は25日金曜夕方時点、世界全体で6億4036万人、19日土曜朝から338万人増、前週比65万人増と、増加の度合いを強めている。中国では1日の 感染者数が過去最高を記録、経済への打撃の懸念が高まっている。半導体市場の本年後半に入っての急落急減のデータが、DRAMについてIC Insightsから、第三四半期半導体売上げランキングについてOmdiaから、それぞれあらわされ、メモリの落ち込みが特に目立つ内容である。11月19日までタイで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に、台湾代表としてTSMCの創設者、Morris Chang(張忠謀)氏が出席、米中両国首脳との接触も見られた中での記者会見に注目している。
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