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1-3月半導体販売高、前年比23%増;リスク取り沙汰の台湾半導体関連

1-3月半導体販売高、前年比23%増;リスク取り沙汰の台湾半導体関連

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜29日午後時点、世界全体で5億1245万人に達し、7日前から451万人増と前週比54万人減である。警戒が怠れない我が国であるが、同様に連休に入った中国では、上海など都市封鎖(ロックダウン)から消費下押し懸念である。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)より、月次世界半導体販売高の発表が行われ、1-3月販売高が前年同期比23%増と高水準の出だしとなっている。2月の販売高に修正が施されており、注意を要する。台湾の半導体業界は、最先端はじめ世界的に製造を大きく担う一方、設計分野でも台頭著しく、台湾への過度な依存のリスクが、複雑な地政学リスクとともに取り沙汰される昨今の様相である。 [→続きを読む]

中国、ロシアそしてインド、それぞれの半導体関連現時点注目の動き

中国、ロシアそしてインド、それぞれの半導体関連現時点注目の動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜22日午後時点、世界全体で5億794万人に達し、7日前から505万人増と前週比150万人減である。制限を緩和する一方では、厳しくしたりと模様眺めの警戒が世界各地で見られている。BRICS5ヵ国の中から、中国、ロシアそしてインドについての現下の半導体関連の動きに注目している。中国では米国の制裁が引き続く中、新型コロナウイルス感染拡大に対して上海はじめ都市封鎖(ロックダウン)が行われて、半導体の不足のインパクトにさらに影を落とす状況がある。ウクライナ侵攻で経済制裁を受けるロシアでは、半導体国産化の計画線表である。インドでは、国内半導体製造に向けてこんどこそ本格的に乗り出す動きである。 [→続きを読む]

半導体関連インパクト:ロシア侵攻、コロナ感染、米中&中台ほか摩擦

半導体関連インパクト:ロシア侵攻、コロナ感染、米中&中台ほか摩擦

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜15日午後時点、世界全体で5億289万人に達し大台を突破、7日前から655万人増と依然高止まりしている。米国で感染再拡大に警戒する一方、韓国では行動制限を緩める動きが見られている。ロシアのウクライナ侵攻、コロナ感染拡大そして米中はじめ通商摩擦が、半導体関連へ次々とインパクトを与える事例が、各地で見られている。ロシアでの事業停止が続く一方、材料supply chainの見直しが迫られている。上海の都市封鎖で深刻な波紋が広がる中、西安でも移動が制限される事態となっている。米中間の摩擦が引き続く中、半導体人材&技術を巡り台湾と中国の間に軋轢が生じている。重圧の中での市場展開の様相である。 [→続きを読む]

日本半導体企業ランキング: 首位はキオクシア、2位はソニー逆転のルネサス

日本半導体企業ランキング: 首位はキオクシア、2位はソニー逆転のルネサス

英国に本拠を置きハイテク分野の市場調査を行っているOmdiaによる「2021年世界半導体企業売上高ランキングトップ10」については、すでに津田編集長が紹介しているが(参考資料1)、Omdia日本法人よりその日本版ともいえる2021年日本半導体企業売上高ランキングトップ10を独自に入手したので、ここに紹介しよう。 [→続きを読む]

2月世界半導体販売高、3ヶ月連続$50 billion超、韓国、台湾の急伸

2月世界半導体販売高、3ヶ月連続$50 billion超、韓国、台湾の急伸

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜8日午後時点、世界全体で4億9634万人に達し、6日前から673万人増と高止まりの見え方である。早期封じ込めに失敗した上海での統制を強める動きが続いている。この2月の世界半導体販売高が、米国Semiconductor Industry Association(SIA)から発表され、$52.5 billionで前月比3.4%増、前年同月比32.4%増となっている。 昨年12月に$50 billionを突破した月次販売高(3ヶ月平均)であるが、これで3ヶ月連続となる。注目されるのが、市場地域別のAsia Pacific/All Otherでの急増(前月比18.6%増、前年同月比41.4%増)である。符合するかのように、韓国そして台湾での各社の非常に好調な業績発表が見られている。 [→続きを読む]

半導体業界への波動&波紋:CHIPS Act、米国政府働きかけ、上海封鎖

半導体業界への波動&波紋:CHIPS Act、米国政府働きかけ、上海封鎖

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜2日午後時点、世界全体で4億8961万人に達し、7日前から1060万人増、横這いの増加の見え方である。 桜の花見の時節を迎えた我が国では、感染増加の気配も見られて、緩められない警戒気分である。コロナ、そして世界情勢が半導体業界に及ぼす波動&波紋が、途切れない感じ方がある。最終調整段階にある米国半導体法案、$52 billionの助成金について、米国以外のTSMCそしてSamsungからこの分配を受けないと米国新工場が進まないとの働きかけである。米国政府の方は、半導体supply chainにおいて中国への依存を落として、台湾、韓国そして日本とアライアンスをとの働きかけである。上海の封鎖も、注視を要する。 [→続きを読む]

Intel、EUで爆裂的な生産能力拡大へ!〜10兆円投資、6カ国に工場/研究所増設

Intel、EUで爆裂的な生産能力拡大へ!〜10兆円投資、6カ国に工場/研究所増設

半導体の世界チャンピオンであるIntelが、ここに来て一気果敢に投資攻勢を強めている。とりわけEUにおいては、ドイツに2兆2000億円投じる新工場を建設するほか、アイルランド、フランス、イタリア、スペイン、ポーランドにおいても工場および開発拠点の拡充に動くというのである。 [→続きを読む]

最先端&高性能を巡る最前線:sub-5nm競合、Nvidiaはじめ次世代対応

最先端&高性能を巡る最前線:sub-5nm競合、Nvidiaはじめ次世代対応

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜26日午後時点、世界全体で4億7901万人に達し、7日前から1088万人増の見え方である。世界でも我が国でも、新規感染者数は減少傾向が見られるが、大幅ではなく一気に緩められない警戒である。春の時節を迎えて、日進月歩の半導体の世界で、最先端&高性能を巡る最前線での注目の動きである。TSMCとSamsungが競い合うsub-5nm対応について、歩留まりが取り沙汰されたSamsungが改善方向に対し、TSMCは生産踏み上げの予定である。今週は恒例のGPU Technology Conference(GTC)開催のNvidiaが、次世代GPUアーキテクチャー、Hopperを披露、そしてインテルをファウンドリーとする可能性の動きがある。そして、アップル、AMDの現下の新製品関連にも以下注目している。 [→続きを読む]

今後への布石:インテルの欧州工場&拠点計画、Armの人員削減、他

今後への布石:インテルの欧州工場&拠点計画、Armの人員削減、他

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜19日午後時点、世界全体で4億6813万人に達し、7日前から1387万人増と高まる増え幅である。オミクロン型の派生型「BA.2」のアジア・欧州での感染拡大が顕著とされている。我が国では、まん延防止全面解除が決定され、徐々に経済再開への軸足である。それぞれの事情を踏まえ今後の展開に備える半導体各社の動きが続いている。インテルが、向こう10年を見据えた欧州での$88 billion規模の工場&拠点計画を発表、Magdeburg, Germanyでの2つの新しい工場建設などである。Nvidiaによる買収が不調に終わったArmは、IPOに向けた体質強化で人員削減の動きである。Samsungでは、後工程強化の組織設立が見られている。 [→続きを読む]

新技術&新製品の取り組み関連:Apple Silicon、TSMC、AMD-Xilinx

新技術&新製品の取り組み関連:Apple Silicon、TSMC、AMD-Xilinx

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜12日時点、世界全体で4億5426万人に達し、7日前から1124万人増である。金曜11日での新規感染7日移動平均の前週比が、我が国で15%減、世界では7.5%増となっている。コロナ、侵攻のインパクトの覆いの渦中、春の雰囲気が着実に高まってきて、半導体の世界でも今後の有望な新技術&新製品の展開に目を奪われてくる。アップルが、5G対応の廉価版スマホ「iPhone SE」、新PC「Mac Studio」を発表、独自開発の新たな半導体「M1 Ultra」はじめ半導体の重みの一段の高まりを感じさせている。3-nm半導体対応の前倒しが見られるTSMC、そしてXilinxを買収したばかりのAMDの積極的&多彩な取り組みに注目している。 [→続きを読む]

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