Semiconductor Portal

泉谷渉の視点

» ブログ » インサイダーズ » 泉谷渉の視点

車載パワーデバイス、2兆円市場に成長へ!!〜富士、ローム共2200億円強の投資

車載パワーデバイス、2兆円市場に成長へ!!〜富士、ローム共2200億円強の投資

自動車向けパワーデバイスは、いよいよ急速な上昇気流に乗ってきた。世界的な電動化シフトが進む自動車分野は、まさに「超オイシイ市場」になりつつあるのだ。 IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)で世界トップシェアを持つ三菱電機、トヨタ系に強い富士電機、さらにはSiCパワー半導体で世界トップを狙うローム、これに続く東芝、サンケン電気、新電元工業などの投資計画も急増する勢いであり、目が離せなくなってきたと言えるだろう。世界の自動車向けパワーデバイスはここ数年で2兆円以上の大型市場に成長すると見られ、設備投資で先頭を切っているのが 名立たる日本企業であることに注目したい。 [→続きを読む]

ゲーム機向け半導体が世界を引っ張る時代へ〜クラウド利用で投資加速

ゲーム機向け半導体が世界を引っ張る時代へ〜クラウド利用で投資加速

「プレステVR(仮想現実)をやっていると頭がクラクラしてきて気持ちがいい。でも完全に酔っぱらった状態になるので、アブナイかもしれない。1日6時間以上やることは年がら年中であり、こんなに夢中になってしまってよいのかしら、と深く思い悩むこともあるのよ」。 [→続きを読む]

ロジック・アナログ・パワーは底打ちから上昇へ!!〜米国半導体は復活ののろし

ロジック・アナログ・パワーは底打ちから上昇へ!!〜米国半導体は復活ののろし

メモリ半導体が低迷する中にあって、ロジック半導体は底を打ち、かなりの上昇気運に乗り始めた。そしてまたアナログ半導体も堅調に伸び始めており、パワー半導体は車載の引き合いがすごいことから2019年は15%増以上になるとみられる勢いである。 [→続きを読む]

「スーパーサイクルは死なず」と宣言したアナリスト〜懸念は米中貿易摩擦

「スーパーサイクルは死なず」と宣言したアナリスト〜懸念は米中貿易摩擦

「確かに直近のメモリ市場は非常に悪い。世間ではスーパーサイクルはなくなったとの見方もある。しかし私は決してそう思っていない。データセンター投資が止まることはないからだ。さらにフラッシュメモリの価格がハードディスクに比べて20%くらい安くなれば、サーバ向けフラッシュメモリの売り上げは倍増するのである!!」。 [→続きを読む]

99年当時は家電王国ニッポンが圧勝〜システムLSI志向するも見事に敗れる

99年当時は家電王国ニッポンが圧勝〜システムLSI志向するも見事に敗れる

今となっては全くの夢物語ともいうべき数字が1999年当時にはあった。すなわち日本は世界に冠たる家電王国を築いており、カラーテレビは生産台数1億2000万台で世界シェア35%を占有していた。VTRは同5000万台で世界シェア65%、ムービーは同1000万台で世界シェア80%、CDプレーヤーは同2000万台で世界シェア60%も持っていたのだ。この1999年当時から20年たった2019年現在においてテレビの世界は、ぶっちぎり世界トップが韓国サムスン、同2位が韓国LG、3位から5位までが中国勢、そしてかつてトリニトロンで世界に君臨したソニーは、世界第6位に後退している事実を考えれば、隔世の感があると言えるだろう。 [→続きを読む]

2019年世界半導体市場は微増で55兆円予想〜GAFAが半導体を設計する時代

2019年世界半導体市場は微増で55兆円予想〜GAFAが半導体を設計する時代

「何だかんだ言っても半導体の高成長は決して止まってはいない。2017年に前年比20%増を達成し48兆円まで押し上げたが、2018年についても二桁成長を維持している。スマホが決して伸びないという状勢下において、IoT革命に伴う半導体アプリの多様化現象が加速しているとしか言えない」。 [→続きを読む]

米中貿易戦争は中国半導体にマイナス〜米製造装置入手できず投資減退へ

米中貿易戦争は中国半導体にマイナス〜米製造装置入手できず投資減退へ

米中貿易戦争の激化による中国のダメージは予想以上に大きいと言ってよいだろう。既に国営企業の株式時価総額は200兆円が吹っ飛んだとも言われており、これは並大抵のことではない。当然のことながら、中国企業の設備投資意欲は急速に減退し、工作機械、建設機械などには減速感が著しくなってきた。工作機械の最近の中国向け受注は30%減、50%減という日本企業は数多い。 [→続きを読む]

2019年半導体設備投資は最大20%減の7兆円強に!!〜18年は9兆円を維持

2019年半導体設備投資は最大20%減の7兆円強に!!〜18年は9兆円を維持

この1年余にわたり絶好調であった半導体設備投資に一気減速の機運が漂い始めた。2017年については驚異的な伸びを示し、半導体製造装置で換算すれば前年比36%増というとんでもない成長を遂げ、2018年に入っても上半期についてはこの勢いが続いていた。しかしながら、スマホ全体のマイナス成長が続いており、とりわけ中国マーケットはかなりひどい。そしてまたアップルの新製品も期待ほどではない状況から、フラッシュメモリに対する投資が次々と取り止め、または見送りとの判断に移行し始めた。 [→続きを読む]

米中貿易戦争の大きな問題〜半導体サプライチェーンにマイナスの側面

米中貿易戦争の大きな問題〜半導体サプライチェーンにマイナスの側面

ただの女たらしであるだけならよかったのだ。記者にほえまくり、米国のメディアを敵に回すこともあの言動では仕方がない。そしてまた、シリコンバレーを中心とするハイテク産業の人たちや、いわゆるインテリといわれる階層の人たちに人気がないのは当たり前だ。 [→続きを読む]

<<前のページ 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 次のページ »