2023年8月 9日
|泉谷渉の視点
電子材料という世界は、実に奥が深いわけであり、今日にあっても半導体、自動車、メタバースを支える底力となっている。そうした状況下で、筆者は、31冊目の本となる「『化学』の力で世界を変えてみせる!」を先ごろ書き上げ、上市した(共著:津村明宏)。これは世界を動かす半導体産業の驚異的成長の時代、電子デバイスを支える材料産業の重要性と先端技術への取り組みなどを描きながら、設立70周年を迎えた合成樹脂工業協会の現在・過去・未来を描いたものである。
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2023年7月 5日
|泉谷渉の視点
ロームのSiCパワー半導体にかける気力がますます充実し始めた。28年3月期までに何と5100億円を投資し、SiCパワー半導体の世界シェアを30〜50%握ると見られるのだ。この計画の裏には、福岡県筑後に立ち上げたSiC素材の新工場建設がモノを言ってくると見ているのである。
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2023年6月 6日
|泉谷渉の視点
AIの自動言語生成技術であるChatGPTへの期待が高まっている。たしかに、登場して間もないというのにすごい勢いでその利用が広まっている。とりわけ、MicrosoftやGoogle、AmazonなどのITカンパニーが凄まじい勢いで対話型のAIエンジンを徹底開発しているのである。
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2023年5月12日
|泉谷渉の視点
SDGs革命とよく言われるが、最近の取材活動を通して、これを口にしない経営者はまずもって全くいない。全社にLED照明を導入するのは当たり前、使うエネルギーを全て太陽光発電に変えるケースも非常に多いのだ。そしてまた生産工程の中で、どうやってCO2を減らすのかという課題に取り組んでいる会社も増えてきた。
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2023年4月 7日
|泉谷渉の視点
TSMC熊本の進出を契機に、九州シリコンアイランドの一大投資ラッシュがひたすら話題になっている。しかしここに来て東北エリアにも大きな動きが出始めてきたことに一大注目する必要がある。国内装置最大手であり、世界ランキングでもトップを狙うと言われる東京エレクトロンは、岩手県奥州市に新工場立地を決めた。さらにラピダスの5兆円投入とも言われる巨大工場建設に伴い、その装置や材料の受け皿として東北エリアに進出する気運も高まっているのだ。
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2023年3月 7日
|泉谷渉の視点
いまや事実上、世界最大の半導体生産企業となったTSMCのことが毎日のように報道されている。筆者は先ごろ、くまもと半導体産業推進ビジョン有識者懇話会の取材に出かけたが、そこでもひたすらにTSMCの熊本新工場進出が一大転機となり、九州シリコンアイランド大復活が多くの人たちの話題になっていた。
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2023年2月 8日
|泉谷渉の視点
猫も杓子もメタバースに注目、と言い張って止まない。直近の半導体マーケットがいささかの低空飛行に入ってきただけに、2023年以降は新たなメタバース市場に期待したいという思いが強まってきたのであろう。実際のところ、メタバースは初めのマーケットとしては、何と言ってもゲーム市場が開花するのである。
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2023年1月 5日
|泉谷渉の視点
何かと話題が集中する熊本県下を取材サーキットしてみた。何といっても注目の的は、台湾TSMCの熊本県菊陽町に建設される新工場である。すでに鉄骨がくみ上げられており、まさに突貫工事で立ち上げが進んでいた。今後はさらに建設人員を増やしてとにもかくにも急ピッチで稼働に持ち込む考えだ。
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2022年12月 7日
|泉谷渉の視点
Amazon(アマゾン)というカンパニーは、いかにも新しいように見えるが、もうすでに創業して30年以上が経っている。筆者もまた年がら年中、アマゾンで買い物をするのであるが、先ごろの同社の株価の一気トーンダウンには驚かされた以外の何物でもない。何と、アマゾンの株価は超低迷の領域に入り、2021年7月の最高値から40%近くの下落を記録した。史上最大の株価引き下げと言ってよいだろう(編集注1)。
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2022年11月11日
|泉谷渉の視点
「DX革命が加速度的に進んでいるが、(このままでいくと)2030年には現在の総電力の2倍、2050年には200倍もの電力をIT機器だけで消費してしまう。データセンターの電力に至っては、2022年に対しては2030年に9.4倍になる。エネルギー危機の解決なくして、データ駆動型社会の持続可能な発展はあり得ないのだ」。
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