Semiconductor Portal
祉潟潟若帥ゃ

インサイダーズ

» ブログ » インサイダーズ

半導体戦略議論についての提案

半導体戦略議論についての提案

昨年末からの半導体の供給不足報道に続き、5月後半以降、政府や自民党における半導体戦略議論についてのニュースが多く伝えられた。「製造基盤の強化」が強調されている印象があるが、経済産業省の資料(図1)を見ると、エコシステム全体を面で捉えた競争力アップに取り組む姿勢も読み取れる。 半導体関係者の期待感は非常に大きい。 気になるのは、「政策投資を、どのようなプロジェクトで、どのように進めるのか」との点と思う。 そこで、20数年前、「ロジック半導体」が行き詰まった時に経験した問題(What to make)」を今一度振り返ってみたい。 [→続きを読む]

インテルの組織改編、先端開発はじめ各社の今後に向けた動き&展開

インテルの組織改編、先端開発はじめ各社の今後に向けた動き&展開

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜26日午前時点、世界全体で1億8026万人を超え、1週間前から約268万人増と下げ止まっている。まん延防止措置に移行したばかりの東京都、"第5波につながる可能性"の兆しが指摘されている。半導体製造の強化に向けて国家事業として取り組む打ち上げが続いたが、着実な段階を踏んで歩留まり&信頼性品質の向上を図らなければならない半導体ということで、改めて足元を固めて今後に備えていく各社の動き&取り組みが見られている。半導体最大手のインテルは、今年2月に復帰就任したCEO、Pat Gelsinger氏が新体制を発表、そして5Gなど先端の取り組みの打ち上げが続いている。並行する各社の動きと合わせ、注目である。 [→続きを読む]

国家事業の色合い、半導体製造強化に向けた各国間の競争と協調

国家事業の色合い、半導体製造強化に向けた各国間の競争と協調

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜19日午前時点、世界全体で1億7758万人を超え、1週間前から約248万人増と僅かに減少ながらもまだまだ高水準である。我が国では、ワクチン接種が進む中、「まん延防止等重点措置」への移行が7都道府県について決められている。自国内での半導体製造およびsupply chainの強化が、国家事業の色合いを濃くして、各国各様に展開されている。打ち上げ元の米国では、半導体fabsおよび装置への投資に対する25%税額控除を含む超党派法案が上院に提出されている。並行して、我が国ではTSMCの進出関連、韓国では国内結束強化、台湾ではTSMCの一層の最先端推進、一方、中国は次世代への号令、とそれぞれの立ち位置である。 [→続きを読む]

4月半導体販売高が増勢維持;半導体強化に向け日米で引き続く動き

4月半導体販売高が増勢維持;半導体強化に向け日米で引き続く動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜12日午前時点、世界全体で1億7510万人を超え、1週間前から約278万人増と僅かに減少ながらもまだまだ高水準である。英国では変異株の流行で新規感染者が増加に転じており、ワクチン接種が進みながらも依然警戒である。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)より月次世界半導体が発表され、この4月について$41.8 billionで前月比1.9%増、前年同月比21.7%増と増勢を維持している。年間販売高予測も表わされて、現下の活況が経済回復により今後一層加速との読みから、$527.2 billionと大台を一気に突破している。半導体製造およびsupply chain強化に向けた日米での動きが引き続き活発化している。 [→続きを読む]

東京エレクトロン株価は2年前の3倍増、4万5000円に高騰!!〜強い総合力〜

東京エレクトロン株価は2年前の3倍増、4万5000円に高騰!!〜強い総合力〜

「東京エレクトロンのこのとてつもない株価は一体どうなっているんですかね。とうとう4万5000円台突入ですよ。半導体市況が緩み始めた2018年下期頃には1万1000円台でした。なんと5倍です。世界的な評価が高いとしか言いようがありません」。驚きの目を見開きながらこう語るのは、電子デバイス産業新聞の稲葉雅巳記者である。彼は仕事熱心で業界の人たちに可愛がられている。 [→続きを読む]

半導体の製造およびsupply chain強化、我が国成長戦略での急浮上

半導体の製造およびsupply chain強化、我が国成長戦略での急浮上

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜5日午前時点、世界全体で1億7232万人を超え、1週間前から約306万人増とまだまだ高水準である。我が国では、緊急事態宣言の中、五輪開催を控えて、一層の自粛が求められている。米中摩擦、コロナ禍の中、自動車用半導体の不足が騒がれ始めたのが今年1月後半という覚えであるが、米国はじめ各国が台湾に緊急生産支援要請する事態に至っている。以降、半導体の国内製造およびsupply chain強化を喫緊の課題とする各国の様々な動きが連日のように続いてきている。我が国でも、政府、経済産業省、自民党そして業界と、それぞれ成長戦略の検討&打ち上げの中で半導体関連が急浮上しており、一連の動きを追っていく。 [→続きを読む]

製造装置のSMICへの禁輸、車載半導体優先要請できない米商務省のジレンマ

製造装置のSMICへの禁輸、車載半導体優先要請できない米商務省のジレンマ

SMICへの半導体製造装置の輸出は実は禁止されていない。同社への米国製半導体製造装置の輸出は全面禁止されたと多くの方が思っておられるようだが、これは事実ではない。実際はどうかというと、中国への米国製半導体製造装置は、SMICを含めて、事実上、何の問題もなく輸出されており、そのおかげで、今や世界最大の半導体製造装置市場となった中国での売上が急騰し、米国製造装置メーカー各社は、今年に入り史上最高の月次売上を更新し続けている。 [→続きを読む]

現下の引き続く半導体関連市場活況の中、台湾でのリスク&抑制懸念

現下の引き続く半導体関連市場活況の中、台湾でのリスク&抑制懸念

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜29日午前時点、世界全体で1億6926万人を超え、1週間前から約341万人増とまだまだ高水準である。我が国では、緊急事態宣言が6月20日まで延長され、一層気を緩められない状況である。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)の世界半導体販売高が、2021年第一四半期について前年同期比17.8%増と、年間最高をうかがえる勢いが発表されたが、IC Insightsからも、違った見方ながら同四半期のトップ15サプライヤの販売高合計が同21%増と好調な内容のデータがあらわされている。半導体製造装置Billingsなど現下の関連市場データも最高水準の推移であるが、台湾でのリスク&抑制要因懸念が見え隠れである。 [→続きを読む]

人工知能への道(1):ニューラルネットワークとCAMの類似性

人工知能への道(1):ニューラルネットワークとCAMの類似性

筆者は、4月末に、1人で小さな会社を起こした。2019年末に40年近く勤めていた企業を退社して以来、名詞も所属もない状態の「不都合」を次々と実感し決断した。社名は、「情報統合技術研究合同会社」とした。設立目的は、「曖昧検索回路をスケールアップする技術」をまとめ、世に問うためである。本ブログでは、その技術にこだわりを持つに至った経緯を記載したい。 [→続きを読む]

半導体製造およびsupply chain強化に乗り出す各国・地域競合模様

半導体製造およびsupply chain強化に乗り出す各国・地域競合模様

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜22日午前時点、世界全体で1億6585万人を超え、1週間前から約437万人増と依然高水準の拡大である。 我が国では、緊急事態宣言にさらに沖縄県追加と、決して気を緩められない状況である。自動車用はじめグローバルな半導体の不足への対策に向けて半導体製造およびsupply chainの強化を図る動きが続いており、米国では、連邦出資法案の促進はじめ政府と半導体はじめ関連団体の日々の取り組みが伝えられている。我が国でも、日米連携で打開を図るべく自民党そしてJEITAから具体化に向けた取り組み&提言が行われている。韓国は、米韓首脳会談にて米国での投資を発表し、各国・地域の競合にも似た状況模様である。 [→続きを読む]

<<前のページ 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 次のページ »