2021年11月 1日
|長見晃の海外トピックス
新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜29日午前時点、世界全体で2億4545万人に達し、6日前から約254万人増とほぼ横這いの増え幅である。
我が国では感染収まり加減の中、諸々の制限が撤廃、大幅緩和の方向である。世界的な半導体の不足が続く中、各国・地域の半導体製造強化、半導体supply chainに関する米国政府の情報提出の要求、そして今後の開発に向けた最先端微細化、という現下の焦点の取り組みについて、関係各国の動きの現時点に注目している。世界の半導体製造を今や引っ張る台湾、その代表としてのTSMCの対応が目立つところがあり、製造の強化&再生を図る米国に対する駆け引き、応酬の様相が入り混じる流動的な業界構図の見え方である。
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2021年10月25日
|長見晃の海外トピックス
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜23日午前時点、世界全体で2億4291万人に達し、1週間前から約293万人増と4万人の増え幅である。我が国では、経済再開に向けて制限緩和あるいは撤廃が施行の運びである。昨年11月にアップルの自社開発プロセッサ「M1」搭載Macintoshコンピュータ、「Mac」が発表され、自前custom設計に向かう流れに注目したが、このほどまたアップルが、独自設計開発の「M1 Pro」と「M1 Max」の2種類の高性能半導体を性能に応じて搭載する「MacBook Pro」シリーズを発売するとしている。同じタイミングで、Googleが、初のcustom-designed Arm SoC、Tensorを搭載したPixel 6およびPixel 6 Proスマートフォンを打ち上げている。中国勢の取り組みも見られるIT大手の自前半導体開発に注目している。
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2021年10月18日
|長見晃の海外トピックス
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜16日午前時点、世界全体で2億3998万人に達し、1週間前から約289万人増と5万人の減り幅である。我が国では、制限緩和&経済再開と引き続きの備え&警戒が並行である。先の週末から報道が見られたTSMCがソニーと協力、そしてデンソーが加わり、日本政府が最大半分程度補助するという熊本での半導体新工場について、10月14日開催のTSMCの決算発表会にて、2022年着工、2024年稼働、と正式に表明が行われている。生産するのは回路線幅が22〜28-nmの演算用(ロジック)半導体とされているが、IC Insightsによる最新生産capacity調査結果では、最先端<10-nmの6割強が台湾であり、先々の全貌の推移&更新に注目である。
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2021年10月13日
|服部毅のエンジニア論点
のっけから私事で恐縮だが、かつて本稿著者は、半導体専門誌「月刊Electronic Journal 」(電子ジャーナル社発行、2015年3月号で廃刊)の編集顧問として、「Perspective」と題する巻頭コラムを長年にわたり執筆してきた。そこでは、毎月、日本の半導体政策や半導体産業への提言を執筆してきた。
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2021年10月11日
|泉谷渉の視点
半導体産業はここに来て、100兆円の巨大市場を構築すべく、爆裂成長モードに入った。筆者は2021年の半導体生産を前年比20%増の60兆円と予測しているのであるが、この1〜6月を見る限り、予想よりははるかに上回り、前年比25%増くらいの勢いになっている。
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2021年10月11日
|長見晃の海外トピックス
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜9日午前時点、世界全体で2億3709万人に達し、1週間前から約294万人増と17万人の減り幅である。我が国では、"第6波"の懸念に向け引き続きの備え&警戒が呼びかけられている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、この8月について$47.2 billionと最高をまたまた更新、前月比3.3%増、前年同月比29.7%増である。これで、前月比は6ヶ月連続のプラス、前年比は今年に入ってからの8ヶ月連続二ケタ%増、といまだ著しい増勢を示している。先行き後退懸念が取り沙汰される中、一方では、半導体の不足&各国内製造強化からくる政治絡みの動きの波紋が引き続いている。
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2021年10月 7日
|岡島義憲の集積回路の明日に向けて
人工知能の父と呼ばれたマービン・ミンスキー氏 (1927-2016)は、1961年に、脳内のModels(世界モデル、生成モデル)とMind(注目と制御を行う装置)の間の対話(内省)が知性(Intelligence)を発現させるという仮説を持っていた(参考資料1)。 また、数学者であるチューリング氏に始まる計算複雑性理論も、証明者と検証者からなる二つの計算機構の間の対話構造(Interactive Proof System)の証明能力の高さに注目して来ている(参考資料2)。 そこで、本稿では、両者に現れた「対話構造」の類似点と相違点をまとめてみる。 AIコンピューティングの装置が持つべき大構造を理解するためである。
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2021年10月 4日
|長見晃の海外トピックス
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜2日午前時点、世界全体で2億3415万人に達し、1週間前から約311万人増と43万人の減り幅である。我が国では、引き続きの警戒感の中で緊急事態宣言が解除されている。前回本欄で示したWhite House meetingに続いて、この6月に半導体供給強化に向けて米国と欧州連合(EU)の間で設けられた貿易・技術協議会(TTC)の初会合が、9月29日に米国・Pittsburghで開催されている。半導体の不足の問題も取り上げられ、"半導体におけるグローバルsupply chainsのバランス再調整連携の構築"のコミットが共同ステートメントで確認されている。先のWhite Houseでの米国の半導体各社への情報提供要求が、波紋を呼んできている。
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2021年9月27日
|長見晃の海外トピックス
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜25日午前時点、世界全体で2億3104万人に達し、1週間前から約354万人増と鈍り加減ながらなお増勢である。我が国内では、緊急事態宣言解除に向かう気運が高まる中での緩められない警戒感である。「半導体 世界を揺らす」と日本経済新聞のシリーズ記事に注目、世界的な半導体の不足の最前線の現状がよくあらわされている。時を同じくして、Biden政権が半導体、自動車の業界関係トップとのvirtualWhite House meetingを開催、Gina Raimondo商務長官が不足の状況について45日以内の情報提供を求めるなど「心配で夜も眠れない」取り組みがうかがえている。現時点の関連する各方面の動きを以下取り出していく。
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2021年9月24日
|鴨志田元孝の技術つれづれ
現代はDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の時代で、関連セミナーも多数開催されている。決定的な変革をデジタル技術で起こすのがDXであり(参考資料1)、そこではAI、IoT、深層学習が欠かせない。しかし学術論文誌を調査すると、例えば日本からのIoT関連発表論文が極めて少なく憂慮すべき状態である(参考資料2)。近年発行されたスタンフォード大学の「AI Index 2021」(参考資料3)でも日本の査読済み論文数の少なさが示されていた(参考資料4)。筆者のこれまでの報告は、主に学術論文誌関連の動向に注目したものである。
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