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インサイダーズ

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半導体産業はここに来て、100兆円の巨大市場を構築すべく、爆裂成長モードに入った。筆者は2021年の半導体生産を前年比20%増の60兆円と予測しているのであるが、この1〜6月を見る限り、予想よりははるかに上回り、前年比25%増くらいの勢いになっている。 [→続きを読む]
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜9日午前時点、世界全体で2億3709万人に達し、1週間前から約294万人増と17万人の減り幅である。我が国では、"第6波"の懸念に向け引き続きの備え&警戒が呼びかけられている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、この8月について$47.2 billionと最高をまたまた更新、前月比3.3%増、前年同月比29.7%増である。これで、前月比は6ヶ月連続のプラス、前年比は今年に入ってからの8ヶ月連続二ケタ%増、といまだ著しい増勢を示している。先行き後退懸念が取り沙汰される中、一方では、半導体の不足&各国内製造強化からくる政治絡みの動きの波紋が引き続いている。 [→続きを読む]
人工知能の父と呼ばれたマービン・ミンスキー氏 (1927-2016)は、1961年に、脳内のModels(世界モデル、生成モデル)とMind(注目と制御を行う装置)の間の対話(内省)が知性(Intelligence)を発現させるという仮説を持っていた(参考資料1)。 また、数学者であるチューリング氏に始まる計算複雑性理論も、証明者と検証者からなる二つの計算機構の間の対話構造(Interactive Proof System)の証明能力の高さに注目して来ている(参考資料2)。 そこで、本稿では、両者に現れた「対話構造」の類似点と相違点をまとめてみる。 AIコンピューティングの装置が持つべき大構造を理解するためである。 [→続きを読む]
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜2日午前時点、世界全体で2億3415万人に達し、1週間前から約311万人増と43万人の減り幅である。我が国では、引き続きの警戒感の中で緊急事態宣言が解除されている。前回本欄で示したWhite House meetingに続いて、この6月に半導体供給強化に向けて米国と欧州連合(EU)の間で設けられた貿易・技術協議会(TTC)の初会合が、9月29日に米国・Pittsburghで開催されている。半導体の不足の問題も取り上げられ、"半導体におけるグローバルsupply chainsのバランス再調整連携の構築"のコミットが共同ステートメントで確認されている。先のWhite Houseでの米国の半導体各社への情報提供要求が、波紋を呼んできている。 [→続きを読む]
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜25日午前時点、世界全体で2億3104万人に達し、1週間前から約354万人増と鈍り加減ながらなお増勢である。我が国内では、緊急事態宣言解除に向かう気運が高まる中での緩められない警戒感である。「半導体 世界を揺らす」と日本経済新聞のシリーズ記事に注目、世界的な半導体の不足の最前線の現状がよくあらわされている。時を同じくして、Biden政権が半導体、自動車の業界関係トップとのvirtualWhite House meetingを開催、Gina Raimondo商務長官が不足の状況について45日以内の情報提供を求めるなど「心配で夜も眠れない」取り組みがうかがえている。現時点の関連する各方面の動きを以下取り出していく。 [→続きを読む]
現代はDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の時代で、関連セミナーも多数開催されている。決定的な変革をデジタル技術で起こすのがDXであり(参考資料1)、そこではAI、IoT、深層学習が欠かせない。しかし学術論文誌を調査すると、例えば日本からのIoT関連発表論文が極めて少なく憂慮すべき状態である(参考資料2)。近年発行されたスタンフォード大学の「AI Index 2021」(参考資料3)でも日本の査読済み論文数の少なさが示されていた(参考資料4)。筆者のこれまでの報告は、主に学術論文誌関連の動向に注目したものである。 [→続きを読む]
新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜18日午前時点、世界全体で2億2750万人に達し、8日前から約447万人増と引き続く増勢である。「3密」(密閉、密集、密接)回避など、一人ひとりの感染防止の取り組みが引き続き求められている。半導体の各地域市場強化を図る動きが続いており、特に欧州の台湾との関係強化および自給体制の構築に向けた「欧州半導体法」の制定を目指す動きなどに注目している。米国では国内の半導体強化に向けた予算化の下院通過を巡る攻防が続くとともに、SamsungやTSMCの米国新工場への支援如何が取り沙汰されている。中国でも、メモリ半導体分野への投資踏み上げの動きである。一方、需要一巡の兆しも。目が離せない状況がある。 [→続きを読む]
新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜10日午前時点、世界全体で2億2303万人に達し、7日前から約414万人増と36万人増えている。我が国では19都道府県で9月30日まで緊急事態宣言が延長されている。今度こその区切りに向けて、一層の警戒である。最先端ロジックそしてファウンドリー対応に向けて、台湾のTSMCに対抗、インテルが欧州で2つのfabsの構想打ち上げ、そしてSamsungの米国fabの立地選定、と米欧での顧客に密着した取り組みの動き&進展が見られている。アジア対米欧の最先端半導体製造の構図が一段と浮き出る一方、世界各国・地域の製造supply chainの構築&強化を図る動きが引き続き、新たにメキシコが米国との協議を行っている。 [→続きを読む]
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韓国SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は先ごろ、就任23周年を迎えた。同会長は1998年、父親である第2代会長の逝去を受けて、なんと38歳という若さで同グループのトップとなったのだ。崔会長は、就任後、半導体を徹底的に強化し、成長の柱とする一大戦略を打ち出した(編集室注)。これが超当たったのである。 [→続きを読む]
新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜3日午前時点、世界全体で2億1889万人に達し、6日前から約378万人増となっている。東京ではこのところ連日前週比で新たな感染が減る傾向ではあるが、高止まりで医療が逼迫、依然厳戒を要している。月次恒例、米国・Semiconductor Industry Association(SIA)からこの7月のグローバル半導体販売高が発表され、$45.4 billionと引き続き月次最高を更新、前月比2.1%増、前年同月比29.0%増となっている。今年1-7月累計が$296.08 billionとなって、残り5ヶ月このペースでいけば年間$500 billion突破が見えてくるが、足元では半導体の不足が続き、先行きの価格・納期関連に注意を要する動きが相次いでいる。 [→続きを読む]

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