インサイダーズ
台湾TSMCは、去る2月9日の取締役会で、日本に3DIC材料研究所を同社の100%子会社(資本金は最大186億円)として設立することを承認したと発表した。経済産業省が昨年春から水面下で誘致の交渉をしてきた半導体ファブでもなければ、うわさされていた同省との合弁でもなかった。それ以上の情報は発表されなかったと台湾メディアは伝えている。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜12日朝9時時点、世界全体で1億1835万人を超え、6日前から約235万人増と変わらぬペースである。我が国でも警戒が高まっているが、変異ウイルスの猛威でオタリアでは再びロックダウン(都市封鎖)が行われようとしている。米国のBiden大統領が半導体supply chainの弾力性を高める手段を講じる大統領令に署名して、米国内での半導体製造の強化がされていく中、こんどはEUそして各国で同様の先端半導体の自己完結を図る動きが目立ってきている。一方、Biden政権でも米中摩擦が引き続く様相のもとで、中国の半導体業界団体、CSIAが米国・SIAに対し摩擦緩和に向けた半導体working groupの設立を働きかけている。
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世界の半導体産業はコロナ禍にあっても伸び続けている。2020年は前年比5%成長を果たし、2021年も少なくとも同10%以上の伸びが見込まれており、55兆円市場が視えて来ている。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜6日昼前時点、世界全体で1億1600万人に達し、1週間前から約272万人増とほぼ横這いである。我が国では東京圏の緊急事態が2週間延長となり、一層の用心&警戒を要する状況である。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、今年の出だし、1月について$40.01 billion、前月比1.0%増、前年同月比13.2%増となっている。$40 billion台に乗せて、これまで最高の年間販売高を記録した2018年1月の$37.59 billionを上回るスタートで、更新の期待を抱かせている。これで12ヶ月連続前年同月比増となり、世界的に半導体の不足が続く中、今後の推移&動きに一層注目させられる。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜27日昼前時点、世界全体で1億1328万人を超え、1週間前から約263万人増と横這いである。我が国では東京圏以外は緊急事態の解除が決定されたが、引き続き警戒を要する状況となっている。コロナ禍と同様、いつ明けるか、解消されるかが問題のグローバルな半導体の不足が続く中、グローバル半導体supply chainを揺るがす動きがあらわれている。米国では、SIAはじめ関連業界団体の働きかけを受けて、Biden大統領が半導体supply chainの弾力性を高める手段を講じる大統領令に署名、議会に対し半導体供給ニーズに短期的に応えるのに37 billionドルが必要と求めている。製造の中心、台湾では、水不足の事態である。
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本ブログでは、米国のNvidia社が、1993年の起業後の困難を乗り越え、1997年にPC向け3Dグラフィックボードの市場創造に成功し、更に、汎用並列処理プロセッサ(GPU)のHPC(高性能コンピューティング)や人工知能用途への期待から、Intel社を超える株式時価総額の評価を得るようになった経緯をまとめ、IT系ロジック集積回路を狙う半導体企業の在り方について考える。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜20日昼前時点、世界全体で1億1065万人を超え、1週間前から約259万人増と幅は減っている。我が国でもワクチンの接種が始まる一方、緊急事態の解除はまだ予断を許さない現時点である。この時期恒例、今年で68回目を迎えるISSCC(International Solid State Circuits Conference:国際固体素子回路会議)はコロナ禍でvirtual開催に。最先端の微細化&プロセッサはじめプレゼンが行われるのと並行して、メモリ各社およびTSMCからの最先端の取り組みの打ち上げも行われている。さらに、半導体最大手、インテルの新しいCEOにPat Gelsinger氏が就いて、業界に向けた"革新の源泉"になろうと社員への訴えかけである。
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜13日昼前時点、世界全体で1億806万人を超え、先週金曜昼前から約325万人増となっている。我が国でも米製薬大手ファイザーが製造する新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まる運びである。コロナ禍の需要増、米中摩擦などで半導体市場が世界的に逼迫し、特に自動車では各社工場が止まる事態も相次いで、各国政府が台湾に増産を働きかけている。この状況の中、台湾ではTSMCが生産増強とともに我が国に後工程R&D拠点を設ける動きが見られている。対して米国および欧州では自らの国・地域での製造を増やす気運が高まっている一方、米国・SIAはBiden政権に半導体製造&リサーチへの出資を強く働きかけている。
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「足元の車載向け半導体不足が目立ってきた。何しろ、データセンターや5Gスマホなどへの供給が優先されるのだ。世界中すべての自動車メーカーの完全回復は2年先になってしまうだろう。タマ(半導体チップ)がなければどうにもならない!!」
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新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜5日昼前時点、世界全体で1億481万人を超え、1週間前から約350万人増となっている。コロナワクチンの接種回数は67カ国で1億795万回を超え、我が国は治験中で、承認には至っていない段階である。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)から世界半導体販売高のデータが発表され、今回は2020年12月および年間販売高があらわされている。12月も$39.2 billionと高水準を維持、年間では6.5%増の$439.0 billionという結果である。コロナ禍での巣ごもり需要など支えて、メモリの高値が引っ張った2018年の$468.8 billionの史上最高に次ぐ値となっている。本年がこれを越えられるかどうか、今後に注目である。
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