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10月世界半導体販売高、2年ぶり高水準、2021年過去最高の期待

10月世界半導体販売高、2年ぶり高水準、2021年過去最高の期待

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜4日正午前時点、世界全体で6500万人を上回り、1週間前から約415万人増加と変わらない勢いである。米国では死者も急増、西海岸Bay Areaのいくつかのcountiesでは都市封鎖の動きが見られている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)よりこの10月の世界半導体販売高データが発表され、$39.0 billionに達して、前月比3.1%増、前年同月比6.0%増となっており、2018年11月以来の高水準である。本年の世界半導体販売高が、5.1%増の$433.1 billionと予測され、さらに来年、2021年は8.4%増の$469,4 billionと、これまでの最高、2018年の$468.9 billionを僅かながら上回る見方となっている。 [→続きを読む]

ムーアの法則を終焉させず1nm以下めざす本気のimec、撤退した日本勢

ムーアの法則を終焉させず1nm以下めざす本気のimec、撤退した日本勢

ベルギーの半導体・ナノテク研究機関imec CEO兼プレジデントのLuc Van den hove氏は、同社と蘭ASMLが密接に協業して次世代高解像度リソグラフィ技術である高NA EUV(極端紫外線)リソグラフィ技術を実用化することで、ムーアの法則を終焉させることなく、微細化を1nm以降も継続させると宣言した(図1)。 これは、11月18日にバーチャルオンラインで開催されたimec主催の 年次研究紹介イベントimec Technology Forum (ITF) Japan2020の冒頭、同氏が研究の全体像を紹介する基調講演の中で述べたもの。 [→続きを読む]

米中摩擦の狭間、半導体業界における台湾の急伸長および脈動

米中摩擦の狭間、半導体業界における台湾の急伸長および脈動

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜27日正午過ぎ時点、世界全体で6085万人を超え、1週間前から約410万人増加とほとんど変わらない勢いである。欧州が最多で、11月22日に1600万人を上回り、北米は11月26日に1300万人に達している。今年の世界半導体販売高関連のデータがあらわれ始めたが、米国SIAの月次販売高が前年比5〜6%増の堅調な推移を示して、このまま順調であれば過去最高を記録した2018年($468.8 Billion)に次ぐ年間販売高が見込まれる。このほど発表のIC Insightsの2020年サプライヤ・トップ15予想データでは、特に30%を越える伸び率のサプライヤの顔ぶれでの台湾勢、そして台湾系米国人がCEOの会社の席巻の状況に改めて注目している。 [→続きを読む]

米国の制裁下、厳しい局面続きの中国半導体業界および関連評論

米国の制裁下、厳しい局面続きの中国半導体業界および関連評論

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜20日正午前時点、世界全体で5675万人を超え、1週間前から約420万人増加と依然勢いを増す一途である。 欧州が最多、11月18日に1500万人を上回り、中南米、アジアそして北米と続いている。米国との貿易摩擦で輸出制裁を受ける中、9月15日から基幹半導体を入手できなくなったHuaweiはこのほど低価格スマホ事業の売却を発表、生き残りを図っている。特に10月から中国の半導体関連プロジェクトの中断あるいは中止の記事を目にしているが、Wuhan Hongxin Semiconductor Manufacturing Company(HSMC)が最新の犠牲者との表され方がある。中国半導体業界の今後について、分析および戦略に向けた評論が続いている。 [→続きを読む]

Nvidiaの成功に学ぶ(その1)

Nvidiaの成功に学ぶ(その1)

今月から、セミコンポータルのブログのコーナーに登場させていただくことになった。 私は、昨年末に約39年間勤めた国内の半導体企業を退社し、それから約1年間、主にニューロモーフィックスの現状を追いかけて来た。理由は、「集積回路がシリコン脳の実現にチャレンジする」という人類史のエポックとも云える時代に生きる幸運を実感したく思ったからである。 [→続きを読む]

アップルの自社設計開発半導体搭載パソコン「Mac」発表の波紋

アップルの自社設計開発半導体搭載パソコン「Mac」発表の波紋

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜13日正午過ぎ時点、世界全体で5255万人を超え、1週間前から約400万人あまり増加と勢いを増す一途である。日本や米国では新規感染の右肩上がりが続いている。米国大統領選挙はジョー・バイデン氏が当選を確実にし、米中、半導体の切り口で今後の見方が取り沙汰され始めている。アップルが3回目の新製品発表、こんどは注目&待望の自社開発プロセッサ「M1」搭載のMacintoshコンピュータ、「Mac」である。PowerPCからインテルに移行したのが2005年、それから15年経っての自前プロセッサへの移行を巡ってさまざまな視点の論評が見えてきている。 GAFAの自前custom設計に向かう流れがAmazonでも見えている現時点である。 [→続きを読む]

キオクシアは正念場、巨大投資断行で突破口を切り開け!〜四日市にY7棟建設

キオクシアは正念場、巨大投資断行で突破口を切り開け!〜四日市にY7棟建設

東芝の半導体事業はここに来て、正念場を迎えたと思えてならない。NANDフラッシュメモリで世界第2位を誇る東芝の持分会社であるキオクシアは、10月に予定していた東京証券取引所への新規上場を延期すると発表した。一般的には、米中貿易戦争のあおりでファーウェイへの輸出が不透明になったことなどが挙げられている。 [→続きを読む]

最先端技術&製品&生産、米中摩擦を巡って、打開を図る多彩な動き

最先端技術&製品&生産、米中摩擦を巡って、打開を図る多彩な動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜6日お昼前時点、世界全体で4845万人を超え、1週間前から約370万人増加とさらに勢いを増している。民主党候補、ジョー・バイデン(Joseph Robinette Biden, Jr.)氏が過半数に迫って今なお激戦状態の米国大統領選挙であるが、半導体関連業界では今後に向けて様々な壁の打開を図る多彩な動きが見られている。最先端の挽回を図るインテルはchiplet実装への取り組みなどの一方、先端生産を外部委託する動きも。米国の輸出規制に苦しむ中国・Huaweiは、上海にウェーハfab新設を検討かとの報道が見られている。アップルは自前設計ArmベースCPU「アップルシリコン」搭載パソコン「Mac」の発表を控える、などである。 [→続きを読む]

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