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8月半導体販売高、7ヶ月連続で前年比増;引き続く米国規制の余波

8月半導体販売高、7ヶ月連続で前年比増;引き続く米国規制の余波

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜9日お昼前時点、世界全体で3620万人を超え、1週間前から約200万人を越える増加の勢いが続いている。 地域別では中南米が最も多く、アジア、北米、そして欧州と続いている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)より8月の世界半導体販売高が発表され、$36.2 billionで前月比3.6%増、前年同月比4.9%増となっている。米中、コロナと不安定要因に覆われる中、今年の2月以降7ヶ月連続の前年比増加と健闘している。昨年は後半盛り返した経緯だけに、この増加基調がこの先保たれるかに注目している。Huawei、そしてSMICに対する米国の輸出規制の各方面への影響、余波が引き続く現時点でもある。 [→続きを読む]

キオクシア上場やソニー売上にも影響が及んできた米国の対中半導体輸出規制

キオクシア上場やソニー売上にも影響が及んできた米国の対中半導体輸出規制

キオクシアは、10月6日に予定していた東京証券取引所への上場手続きを延期する、と9月28日発表した。米国商務省の8月17日付け通達によりキオクシアが主要顧客の一つであるHuaweiへのNANDフラッシュメモリの輸出を全面的に取りやめざるを得なくなったため、業績の先行きが不透明になり、同社の株式価値が大幅に下落してしまい、キオクシアが想定していた公募株価が内外の投資家の支持を得られそうにはないのが上場延期の主因だと業界関係者は見ている。 [→続きを読む]

日経BP IT Japan 2020 を視聴して(前編)~キーノート講演より

日経BP IT Japan 2020 を視聴して(前編)~キーノート講演より

2020年8月26日から3日間、日経BP社主催によるBusiness Executive Forum「IT Japan 2020」(参考資料1)が開催された。「開催概要」によると、「ニューノーマルに備えシナリオプランニングと共にDX(Digital Transformation)に挑む経営者やビジネスリーダーに向け、IT企業/コンサルティング各社のトップや専門家、有識者の知見を集積した完全オンラインセミナー」とある。充実したプログラム内容で、しかも無料ということもあって、興味津々、参加登録した。 [→続きを読む]

日経BP IT Japan 2020 を視聴して(後編)~エグゼクティブ講演より

日経BP IT Japan 2020 を視聴して(後編)~エグゼクティブ講演より

“人”に最大の力を マイクロソフトの挑戦(日本マイクロソフト) ―講演内容 日本マイクロソフトからは執行役員常務・クラウド&ソリューション事業本部長の手島主税氏が登壇した。現状の急速なDXの進展を「通常なら2年かかるDigital Transformationの進展が、わずか2ヵ月で達成されたのが現状だと言える」と表現されたのが印象に残った(参考資料1)。 [→続きを読む]

米国のHuaweiに加えSMICへの輸出規制、波及する多様なインパクト

米国のHuaweiに加えSMICへの輸出規制、波及する多様なインパクト

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜2日お昼前時点、世界全体で3409万人を超え、1週間前から約200万人増と同じペースの勢いが続いている。地域別では中南米が最も多く、アジア、北米、そして欧州と続いている。トランプ米国大統領が感染、大統領選はじめ先行きへの不透明感が高まる現時点である。米国が中国・Huaweiに対する輸出規制を厳しく強化したのに続いて、中国のトップ半導体メーカーでファウンドリーのSemiconductor Manufacturing International Corp.(SMIC)について米国半導体会社に対し技術輸出の場合、連邦政府からlicenseを受けなければならない、と同様の通告を行って、世界の関係各方面に多様&深刻な影響を引き起こしている。 [→続きを読む]

米国の対中制裁コントラスト:最高の活況の台湾 vs. 苦境のHuawei

米国の対中制裁コントラスト:最高の活況の台湾 vs. 苦境のHuawei

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜25日正午時点、世界全体で3200万人を超え、1週間前から約200万人増と変わらず勢いが続いている。地域別では中南米が850万人を超えて最も多く、アジアは9月18日から北米を上回り、21日に700万人を超えている。この9月15日発効の新しい米国の対中貿易制裁により、中国のテレコム最大手、Huaweiでは必須の半導体が手に入らない事態となって大変な苦境に陥っている。一方、この中国からの駆け込み受注で台湾の半導体および半導体製造装置業界では熱い活況となっている。 折しもSEMICON Taiwanが9月23日に開幕、2020年の台湾の半導体業界のoutput額が$100 billion台突入の見込みが打ち上げられている。 [→続きを読む]

業界に2つの衝撃&混乱:NvidiaのArm買収 & 米国のHuawei制裁発効

業界に2つの衝撃&混乱:NvidiaのArm買収 & 米国のHuawei制裁発効

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜18日昼前時点、世界全体で3000万人を超え、1週間前から200万人余り増と勢いが続いている。インドでの急拡大に加え、欧州でも感染者が再び増加しており、1か月余りで1000万人が感染している。半導体業界では、NvidiaによるArmのSoftBankからの買収、そして米国の中国・Huaweiに対する規制厳格化実施が相次いで、衝撃&混乱が引き起こされている。NvidiaはArmの設計技術を取り入れてAI半導体の覇権を狙うとする一方で、Huaweiとのビジネスが止まってしまう波紋が広がっている。新分野牽引を史上最大のM&Aで推し進めるNvidia、そして世界のハイテク覇権死守を図る米国、今後に一層目が離せないところである。 [→続きを読む]

米国の対中追加制裁発効間近、Huawei、SMICはじめ広範に走る動揺

米国の対中追加制裁発効間近、Huawei、SMICはじめ広範に走る動揺

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜11日昼前時点、世界全体で2795万人を超え、1週間前から約180万人余り増と勢いが続いている。累計地域別では中南米が最多、北米、そしてアジアが続いている。米国による中国・Huaweiに対する輸出禁止措置で基幹の半導体が来る9月15日から入手できなくなる事態を間近に控えて、Huaweiはもちろんそのsupply chainに大きな衝撃が走っている。中国を代表する半導体ファウンドリー、SMICも、次のブラックリストの目標かという報道が流れて動揺を受けている。米国の半導体技術を中国に対し遮断する動きの拡大に衝撃が広がる一方、Huaweiのスマホのシェアを狙う虎視眈々の動きが錯綜する現下の状況を受け止めている。 [→続きを読む]

ウェビナーを視聴して見えてきたもの

ウェビナーを視聴して見えてきたもの

2020年6月の拙文(参考資料1)を投稿した時、編集長の津田建二氏より以下の趣旨のメール(参考資料2)を頂いた。「最近は自宅でのテレワークが多い。しかしビデオ会議による取材や会見、オンラインセミナーなどを多用するようになると、情報が入らないとか、遅れそうだ、など焦りを感じなくなった。シリコンバレーでは20年近く前からテレワークは日常化しているので、米国ではそれほど大きなギャップはなかったと思うが、日本ではコロナ収束後のニューノーマルで、テレワークを多用する働き方が急速に加わり、大きなステップに直面したと感じている。でもオンライン化で効率がもっと上がるのではないかと思われ、何か、新しい時代の夜明けを感じ、わくわくする」。 [→続きを読む]

爆裂成長を続けるTSMCは2nmの新工場建設へ!!〜新竹に2兆円投資

爆裂成長を続けるTSMCは2nmの新工場建設へ!!〜新竹に2兆円投資

台湾TSMCの爆裂的成長が止まらない。2020年7〜9月期の半導体ファンドリ売り上げランキングにおいて、TSMCは実に前年比21%増を達成し、1兆2485億円の実績となった(編集室注1)。2位のSamsungはわずかに4%増であり、金額で言えば4032億円であったわけだから、何とTSMCはSamsungの3倍強の売り上げを上げて一人勝ちの様相となっている。ちなみに、3位のGlobalFoundriesは前年比3%減と振るわなかった。 [→続きを読む]

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