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シリコンカーバイドの登場

シリコンカーバイドの登場

シリコンカーバイドはバンドギャップがシリコンと比べて大きく結晶の融点も高いため、高温でも動作し使用時の温度範囲を広くとれる。かつ逆耐圧が高く稼働電圧電流を大きくとれる利点もある。その上、熱伝導率はシリコンの3倍もあって、これはパワーデバイスにとって夢の半導体材料といえよう。そのシリコンカーバイドが市場に登場して来た。 [→続きを読む]

先行投資とムダ

先行投資とムダ

新政権になって行政刷新会議の「事業仕分け」のドタバタを見ながら、わが国の持っている宿痾(しゅくあ)のようなものを感じた。本来はトップが方針を明確に示して、担当者の事業仕分け人が実務を行うべきであるが、国全体の方針が明確になる前に作業が始まっている。産業、防衛、教育、医療、先端研究など国としての政策が決っていないことをよいことに虎の威を借る狐が我がもの顔に跋扈(ばっこ)する。ノーベル賞受賞者の野依良治氏がスーパコンピュータの予算カットに対し「歴史の法廷に立つ覚悟あるのか」と痛烈に批判したと報道されている。 [→続きを読む]

10月の世界半導体販売高/市場実態PickUp/グローバル雑学王−74

10月の世界半導体販売高/市場実態PickUp/グローバル雑学王−74

世界パソコン販売も第三四半期は予想以上に好調で前年同期を上回る調査データが出て、半導体販売へのプラスの効果が期待されるが、米国SIAから恒例月次の10月の世界半導体販売高が発表されている。経済危機から1年を過ぎて、前年同期比の値の意味合いもよく考えていかなければならないが、着実な回復基調は引き続いている。 [→続きを読む]

グローバル経済の激動/市場実態PickUp/グローバル雑学王−73

グローバル経済の激動/市場実態PickUp/グローバル雑学王−73

アラブ首長国連邦ドバイの信用不安、急激な円高、とグローバル経済の激しい動きが続いている。米国および日本とも、これを受けた株価下落が生じており、グローバルな激しい潮流を一層よくつかんで半導体およびデバイス業界を注視していかなければ、という受け止めである。 [→続きを読む]

"半導体"のプレゼンス/市場実態PickUp/グローバル雑学王−72

日本の産業の中枢を担う"産業の米"と言われて久しい半導体であるが、絶えず進化する新しい技術により応用分野がこれも絶えず拡大していくという醍醐味が本当にあると思う。米国に追いつけ追い越せから、今やグローバルな協調と競争の業界領域に拡大しており、この伸び続ける面白みを今後の世代につないで共有していかなければ、とライフワークとして取り組む一人としても強まる思いである。 [→続きを読む]

ロングラン係争2件の決着/市場実態PickUp/グローバル雑学王−71

ロングラン係争2件の決着/市場実態PickUp/グローバル雑学王−71

半導体業界宿命のライバル間の訴訟合戦は、小生の場合1980年代から特に意識するようになり、それからでも結構時間が経つとともに、業界規模が大きくなってその競合の切り口も多様化している。ビジネスとして絶えず成長していかなければならない中での節目に、一端槍や矛を収めるという状況が見られると感じるが、時を同じくして今回現状の代表的な2件でその状況が繰り返されている。 [→続きを読む]

集積回路需要を牽引する応用市場

集積回路需要を牽引する応用市場

半導体集積回路の消費量をドライブするのはその応用であることに間違いはない。今後の応用は何が牽引するのだろうか。応用の歴史をみてみよう。最初の集積回路の市場はIBMなどがECL(emitter coupled logic)やTTL (transistor-transistor logic)を大型計算機(メインフレーム)に応用することで始まったものであると考えている。この事実を見て日本の集積回路開発は戦略的に重要なものとされた。 [→続きを読む]

AEC/APCの原点は1982年に出願、83-84年に公開されたNEC発の特許

AEC/APCの原点は1982年に出願、83-84年に公開されたNEC発の特許

著者も来年は古希を迎える。歳を取ると昔話がしたくなる。しかし昔話をすると歳をとったと言われる。それが嫌で今まであまり宣伝することはして来なかったが、セミコンポータル津田編集長のAEC/APCの記事(注1)を拝見し、つい書く気持ちに駆られた。AEC/APCの基本特許は筆者によると秘かに自負していたからである。 [→続きを読む]

第三四半期半導体販売高/市場実態PickUp/グローバル雑学王−70

第三四半期半導体販売高/市場実態PickUp/グローバル雑学王−70

米SIAから恒例の月次世界半導体販売高の発表、今回は9月、そして7-9月、第三四半期のデータが揃っており、それぞれ前月(8月)比8.2%増、前四半期(4-6月)比19.7%増となっている。そしてこれまた恒例の年次予測の更新も行われており、以下今回はSIA発表が席巻する形であるが、SIA自体の大きな節目も見えてきている。 [→続きを読む]

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