期待のMEMSは半導体の1/40の市場規模〜ファンドリ30社がひしめき利益が出ない
「ナノテクノロジーの有望株と言われたMEMSデバイスは、ここにきて曲がり角を迎えている。現段階で6000億円から7000億円の市場はあると思われ、年間成長率も10%強で推移しており、半導体デバイスの約2倍。しかしながら、市場規模全体から言えばMEMSは半導体の約40分の1という小さな世界で、インパクトが少ない」(アイサプライジャパン 南川明副社長)。 [→続きを読む]
「ナノテクノロジーの有望株と言われたMEMSデバイスは、ここにきて曲がり角を迎えている。現段階で6000億円から7000億円の市場はあると思われ、年間成長率も10%強で推移しており、半導体デバイスの約2倍。しかしながら、市場規模全体から言えばMEMSは半導体の約40分の1という小さな世界で、インパクトが少ない」(アイサプライジャパン 南川明副社長)。 [→続きを読む]
もう何回繰り返されたのだろうか?ムーアの法則の終りが見えてきたという予測が出されて、同じような流れの再生ビデオを見るように、関係各業界から様々な反応が出されている。1965年にGordon E. Moore氏が提唱してから40年あまり、如何に半導体業界をいつまでも活性化する教義の中軸になっているか、現在の経済環境だからこそ改めてその意味を考えさせられるところがあるということと思う。 [→続きを読む]
地デジが米国で本格化、従来のアナログテレビは停止した。米国の地デジは本来、今年の2月に全面切り替えだったのを6月まで延長し、国民の喚起を促してきた。ケーブルと衛星テレビを合わせて87%はすでに地デジ対応できるが、残りの13%のうちの2%まで未対応世帯を減らしたと6月12日発行の日本経済新聞で報じている。280万世帯が未対応だそうだ。 [→続きを読む]
6月18日の日本経済新聞に載った「半導体も省エネ」という記事のタイトルに強い違和感を持った。記事の内容は、半導体も消費電力を減らして省エネに貢献しているというトーンだ。「えっ?」と思った。半導体こそが省エネを推進してきたエンジン、心臓ではないか。新聞記者は何もわかっていないのではないか。セミコンポータルの読者の方は、どのように感じられただろうか。 [→続きを読む]
世界経済は底は打ったという認識が共有されたG8財務相会合(6月12日、イタリア開催)であるが、半導体業界の諸々のデータも、払底した在庫の補充を主に緩やかな上昇に向かう傾向が揃いつつある。今回は、特に大きく落ち込んだファウンドリー業界とその対応に注目している。 [→続きを読む]
先週、ターボリナックスが主催するプライベートセミナーに出席した。テーマはコンピュータの仮想化である。仮想化技術とは、1台のコンピュータなのに異なるOSや異なるプロセッサで動くように見え、まるでコンピュータが複数台あるかのように見せかけるバーチャルな技術である。 [→続きを読む]
現在のように変革の時代になってもこれまでのやり方を頑なに守る企業と、常に変革しながら成長する企業がある。変革している企業の代表例としてIBMを採り上げよう。IBMはInternational Business Machinesという名の通り、電動タイプライター等のビジネスオフィス向けの機械を製造する会社として、1896年(明治29年)にスタートした。日本に100%子会社を作ったのは第2次大戦前の昭和12年、大方の半導体パーソンが産まれる前であった。 [→続きを読む]
最近、半導体分野とはほど遠い人たちから、半導体産業はもうだめなビジネスなんですか、と聞かれた。それも一人や二人ではない。新聞を見ていて、半導体の産業再編ニュースや半導体製造装置産業の赤字決算などの記事を見ていると、そのように感じるらしい。新聞では決して将来性のある産業だとは書いていない。電機業界すなわちエレクトロニクス産業はもう未来がないらしい。なぜこのように暗く見られるのだろうか。 [→続きを読む]
米SIAから月次の世界半導体販売高とともに、mid-year予測が発表されている。4月は2ヶ月連続で前月比増加となっているが、戻しは比較的小幅であり、中期予測も2011年でも2008年の水準に10%強届かないという見方である。現下の市場では、COMPUTEX 2009での話題やインテルのWind River買収など、注目を集める動きが見られている。 [→続きを読む]
前回、分社化における問題を取り上げた。本稿では、分社化後に2社が経営統合する際の問題を3回に分けて考えてみる。第一回目は、2社統合によりどのような摩擦や混乱が生じるかを考察する。エルピーダメモリやルネサステクノロジなど、2社が経営統合した際、2社の技術融合によるシナジー効果“1+1=3”が期待された。しかし、現実は、目論見通りに行かなかった。2社の設計技術を融合することはできなかった。プロセスの“良い所取り”は不可能だった。2社の量産工場で計画通り量産することができなかった。それはなぜなのか? [→続きを読む]
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