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世界経済懸念の増す中、先端半導体開拓は不可欠の意気込み

世界経済懸念の増す中、先端半導体開拓は不可欠の意気込み

半導体市場の各社業績、半導体および製造装置の売上げ予測について当面および先行きの下方修正の発表が大方を占めており、欧州はじめ世界経済の懸念がその主因となっている。鈍化、低迷の気分が増すなか、米国から最先端半導体技術の研究開発に向けた大規模な取り組みが発表され、向こう2世代および450-mmウェーハ向けのプロセス技術開発に重点が置かれるとのことである。先端技術の開拓は永遠、このような市場環境でこそ前向きな取り組みをという絶妙な打ち上げタイミングを感じている。 [→続きを読む]

ここがヘンだよ、ニッポン5〜技術を極める日本、売れる製品を追求する海外

ここがヘンだよ、ニッポン5〜技術を極める日本、売れる製品を追求する海外

2007年7月、iPhoneを最初に目にした時まだ日本では発売されていなかった。英国Imagination Technologies社の社長(CEO)ホセイン・ヤッシー氏からそれを見せてもらった時、そのユーザーインターフェースの魅力に圧倒された。それが発売された時、日本のメディアやメーカーの中には「目新しい技術はなにもない。やればできる」と切り捨てたところがあった。極めて日本的だ。 [→続きを読む]

市場の変化に対応する<現実>と将来に誘う技術の<夢>の真っ只中

市場の変化に対応する<現実>と将来に誘う技術の<夢>の真っ只中

企業法人向けPCに重点化し、利益率の低い個人消費者向けPC事業は分離していくと発表したばかりのHewlett-Packard(HP)でトップの交代が発表され、かつてのIBMを想起させる動きで早速市場の反響を呼んでいる。新たなモバイル機器活況のなか、現下の潮流変化に今後どう対応していくかに注目である。一方、半導体・エレクトロニクス関係の展示会、学会の季節を控えて、将来に向かう新技術へのアプローチの概要が見えてきている。市場の現実と技術の夢の狭間で両睨みのスタンスにならざるを得ないところがある。 [→続きを読む]

ここがヘンだよ、ニッポン4〜システム指向へと脱皮した海外の半導体企業

ここがヘンだよ、ニッポン4〜システム指向へと脱皮した海外の半導体企業

半導体産業が転換期を迎えているということはよく言われるようになった。微細化が難しくなったこと、高集積になりチップが複雑になったこと、少量多品種の製品が増えてきたこと、などが背景にあると一般に言われている。しかし最大の理由は、半導体チップにソフトウエアを焼き込むことができるようになった、ということだ。この認識が実は海外と日本が違う。 [→続きを読む]

先端技術および新たな連携の競演からくる業界の構造変化

先端技術および新たな連携の競演からくる業界の構造変化

インテルとマイクロソフト、このパソコン業界の両巨人が、大きな業界の構造変化をもたらす新たな連携を発表している。タイミングを同じくして共に米国西海岸での開発者会議の場での発表であり、パソコン一点張りからタブレット、スマートフォンへ移行もあり得る共存に向けて新たな幕開けを感じさせている。インテルはtri-gate FinFETトランジスタ22-nmプロセスによるプロセッサファミリーを今回披露しており、半導体の世界がこのような連携および先端技術によりどう活性化していくか、期待と注目である。 [→続きを読む]

クラウドによる電子カルテを普及させるための提案

クラウドによる電子カルテを普及させるための提案

大震災が発生して被災地の医療サービスの実態は、テレビなどのメディアを通して厳しいことが見えてきた。被災地では津波で多くの病院が流された。そして患者のカルテが消失し回復はほぼ不可能だ。このカルテ問題を解くカギの一つは、ITを利用したクラウド化による電子カルテの利用である。 [→続きを読む]

ここがヘンだよ、ニッポン3〜垂直統合企業の良さを生かしきれていない

ここがヘンだよ、ニッポン3〜垂直統合企業の良さを生かしきれていない

半導体産業の真っただ中にいると、「微細化はもう経済的に行き詰まるのではないか、いよいよ半導体産業はもう限界が迫ってきた」という声をいただくことがある。「半導体はもうおしまい。これからはエネルギーだ」との声も。不況時には総合電機は「半導体が赤字だから業績が悪かった」と発表した。しかし、半導体産業を暗く見るのは日本だけである。 [→続きを読む]

最先端技術と市場性、その両立を求める模索

最先端技術と市場性、その両立を求める模索

次世代lithographyと450-mmウェーハ、これら最先端技術に向かう足取りを巡って、投資回収が見込める市場が開けるのかどうか、最先端技術と市場性の両立を求める模索が続いている。最先端性能と見合うコストの実現に欠かせないというプレゼンスが技術として必要であるし、市場が使えて魅力ある本物と認めてのニーズからスタートする量的対応がビジネスたるには欠かせない。この両立を如何にという議論が何年も延々続いているが、世界景況減速の中、次世代を拓くソリューションの出現が一層求められている。 [→続きを読む]

ここがヘンだよ、ニッポン2〜研究開発か起業か

ここがヘンだよ、ニッポン2〜研究開発か起業か

新しい技術が登場した場合の、日本と海外との違いを見てみよう。最近の例として、Siウェーハ上にGaN層を形成し、LEDやパワーデバイスを作る動きがある。LED照明のチップとなるGaNダイオードは、これまで高価なSiCやサファイヤ等の結晶を基板として形成されてきた。LEDのコストを下げるためには大口径化が欠かせないが、これまでの製法ではコストが上昇する。このため、結晶基板に安価なSiを使おうという研究、開発の動向がある。ここに日本と海外との大きな違いを見た。 [→続きを読む]

減速感が強まるなか、問われる後半需要期の市場反応

減速感が強まるなか、問われる後半需要期の市場反応

世界経済の減速感が方々で発信されるなか、米SIAより7月のグローバル半導体販売高が発表されている。前月並み横這いということで、年初からの累計が1-6月で前年同期比3.7%増であったのが、1-7月では同3.2%増となって、本年は史上最高の昨年の$300B近い販売高を越えるかどうか、という状況である。後半のHoliday Seasonに向けた需要期を迎えての減速感の強まりであり、ここはそれに打ち勝って市場需要を喚起する商品・サービスそしてマーケティングの魅力の凌ぎ合いということと思う。 [→続きを読む]

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