セミコンポータル
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2010年8月

これまでディスクリートで組まれていた回路を1チップで提供する。ごく当たり前のマーケットにも大きなビジネスチャンスがある。米国の中堅ファブレスメーカー、シリコンラボラトリーズ(Silicon Laboratories)は、車庫扉のリモコンをICとコンデンサ1個だけで作れるリモコンチップSi4010(図1)をリリースした。サンプル出荷中だ。 [→続きを読む]
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日本人の宇宙飛行士や山での遭難者が帰還したときに、今何をしたいですかと問われ、必ずといっていいほどに答えることが「とにかくゆっくりと風呂に入りたい」なのだ。長い緊張感から解き放たれた人が望む幸福論のほとんどが「温泉に浸かってゆっくりと療養したい」ということであり、温泉立国ニッポンをまさに象徴している。 [→続きを読む]
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先週は、太陽光発電、SiCパワー半導体、リチウムイオン電池など、パワーエレクトロニクスを巡る話題がたくさん出ている。パワー半導体はこれまでどちらかといえば地味な分野だったが、エネルギー問題が浮上して以来、今後の大きな成長分野の一つとして脚光を浴びるようになった。 [→続きを読む]
中国にばかりどうしても目が行きがちになるこのところであるが、FTA(自由貿易協定)の運用が本格化して、タイの貿易の大変な活況ぶりに気づかされている。ASEAN諸国でも、中国と同様に経済回復を製造だけで支えるのではなく、消費する市場の方の拡大もすぐに伴なってきたという受け止めである。欧州でも、輸出を引っ張るドイツの経済拡大が目立っており、市場に向けたものづくりの基本的意味合いを改めて考えるところである。 [→続きを読む]
先週、キヤノンが全額出資子会社のSEDを9月30日に解散することを発表したが、電界放射ディスプレイや有機ELディスプレイの存在意義が今一つ損なわれる動きがはっきりしてきた。液晶ディスプレイは応答速度が遅いというのはこれらのディスプレイの存在意義の一つだった。しかし、液晶が遅くても半導体チップでそれをカバーできる。米IDT社は240Hzまでのフレームレートに対応できるコンバータICの性能を明らかにした。 [→続きを読む]
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季節としては残暑なのに、猛暑が続いている。テレビ報道によると、この猛暑でビールをはじめとしてエアコン、扇風機などが売れたそうだ。さらに三菱電機のパワー半導体が通常の2倍の売れ行きを見せていることがテレビで伝えられた。パワー半導体の話題がテレビに上るとは思いもよらなかった。パワー半導体は今やパワーエレクトロニクスのキモとなっている。 [→続きを読む]
MEMSデバイスにシステム的な考えが必要になってきた。アップル社のiPhoneや任天堂のWiiで使われたMEMSの加速度センサーには、センサー信号から楽しさをどう表現するかというアルゴリズムが重要だった(関連記事1)。今後、MEMSの品種や応用が増えてくるのにつれ、センシング技術とソフトウエアの融合とそのエコシステム構築がMEMS開発のカギを握るようになってきそうだ。 [→続きを読む]
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先週は夏休みが明け、企業からの発表は少なく、記者会見もほとんどなかった。記者仲間でいう、いわゆる夏枯れ状態だった。そのような中、最も注目を集めたニュースはインテルがセキュリティソフト会社のマカフィーを買収したことだろう。半導体とセキュリティソフト会社。この関係について考えてみたい。 [→続きを読む]
第二四半期の我が国のGDPが発表され、プラス成長は維持したものの大幅に縮小するとともに名目GDPが中国を下回っている現時点である。消費者心理を大きく反映する対比であろうが、我が国内では価格の安さ、非常に魅力的な利便性のある商品のみが売れるのに対して、中国から我が国を訪れる観光客の凄まじい消費パワーが発揮されているとのことである。半導体とて、個人消費者の販売高に対する比率、影響力が圧倒的になっており、応用商品の魅力をユーザとともに最大限に高めていく努力が一層必須に感じている。 [→続きを読む]
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米市場調査会社のアイサプライは、カナダのリサーチインモーション社が発売した新モデルのブラックベリー「Torch 9800」を分解、高周波(RF)送受信機回路にルネサスエレクトロニクスの製品が入っていることを明らかにした。 [→続きを読む]

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