7月の日本製製造装置の市場動向、半導体は好調だがFPDはまだら模様
日本半導体製造装置協会(SEAJ)が発表した7月の日本製半導体製造装置のB/Bレシオは、3ヵ月の移動平均において1.53と、好調な様子を示している。一方日本製FPD製造装置は4ヵ月ぶりに1.01と1.00を超えたが、受注額に勢いがない。 [→続きを読む]
日本半導体製造装置協会(SEAJ)が発表した7月の日本製半導体製造装置のB/Bレシオは、3ヵ月の移動平均において1.53と、好調な様子を示している。一方日本製FPD製造装置は4ヵ月ぶりに1.01と1.00を超えたが、受注額に勢いがない。 [→続きを読む]
世界半導体キャパシティ統計(SICAS)の第2四半期のシリコンウェーハの生産能力、実投入数の統計データが発表された。これによると、第2四半期(4〜6月)における稼働率は前期の93.2%を超え、95.6%にも達していたことがわかった。生産ラインは目いっぱいで、もはやパンパンである。 [→続きを読む]
パワー半導体からパワーICまでを網羅する広義の「パワーマネジメント半導体」が2010年には40%近い成長を遂げる、と米市場調査会社のアイサプライが報告した。2009年が-15.8%と大きく沈んでしまったという反動はあるが、2009年の224億ドルから2010年は314億ドルと飛躍すると予想する。 [→続きを読む]
塩野七生氏(注1)といえば、古代ローマを描く『ローマ人の物語』15巻(新潮社)を15年間かけて書き上げた人物として知られている。彼女の「文藝春秋」巻頭随筆が二冊の新書(注2)になって最近出版された。古代ローマ人を15年間も見続け、ローマでの生活が40年間にもなる彼女の目から見た日本人に向けた随筆である。 [→続きを読む]
設備投資額が巨大なインテル、サムスン電子そしてTSMCをメガメジャーという呼び方をして論じるケースが最近出てきた。確かに報道によると上記3社は48〜50億ドルの投資を2010年に敢行するとしている。ただし、筆者が若いころ半導体技術を楽しく学んだ東芝も健全な発展を遂げていると言うべきだろう。 [→続きを読む]
先週のニュースでは11日に円が一時84円台にまで上がったことによる半導体産業への影響が懸念された。8月4日に86円レベルにあった為替が急速に上昇してきたが、11日以降は元に戻りつつある。円高は輸出産業には痛手となるが輸入産業には売り上げ増につながる。半導体産業にとっては何が問題か。 [→続きを読む]
前回の本欄で、3ヶ月連続過去最高となった米SIAから発表の世界半導体販売高を取り上げ、先行き懸念の念押しがあって予断は許されないと表したばかりであるが、早速のこと、世界景気の減速、引いては半導体市場の鈍化につながる経済指標、貿易統計が発表され、為替市場が連鎖的に反応して、一気に慎重な市場気分が高まっている。エレクトロニクス製品分野別でも、ここにきての鈍化の報が相次いでいる感がある。 [→続きを読む]
日本の弱点である、低コスト技術について、ようやく本気で取り組むところが出てきた。エルピーダメモリが台湾レックスチップ社工場での低コストプロセスをそのまま広島工場に持ってきたら、コスト差は5%しかなくなった、と坂本幸雄社長は語った。これまで日本は低コスト技術をバカにしてきた。これが突破口になればよいが。 [→続きを読む]
今年も「エグゼクティブサマリーレポート2010年下期」号を8月14日に発行する。今回は2010年後半の景気を占った。いろいろなアナリストの資料を集め、取材し、見方を紹介した。今年の前半はさほど悪くなかった。通常の年だと、前年の第3四半期、第4四半期が好調で翌第1四半期は落ち込むのが常だった。しかし今年の落ち込みは少なかった。では後半はどうか。 [→続きを読む]
「130年ぶりの新照明革命の主役はやはり白色LEDだろう。かつては、日本がぶっちぎり圧勝のマーケットを築いていたが、米欧勢に追い上げられている。今は下位にいる韓国・台湾のメーカーも大型投資を構えている。LED王国ニッポンの地位がゆらいでいる。」こうため息をつくのは、ニッポン半導体の後退をその決断力のなさにあると分析するアナリスト南川明氏(アイサプライ・ジャパン副社長)である。 [→続きを読む]