セミコンポータル
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2009年5月

コマツエンジニアリングは、シリコンチップ上に2次元バーコードのID番号を打ち込むIDマーカーを開発、このほど販売を開始した。半導体ICチップ表面の一部に100μm角の領域に2次元のバーコードをレーザーマーカーによって印字する。この2次元バーコードはSEMIが提案している規格に準拠している。問題があったときにはリコールが義務付けられている自動車業界に向け、チップごとに製造番号を追跡できるため問題解決を促進する。 [→続きを読む]
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内閣府が5月20日に発表した1〜3月期の国際総生産(GDP)が対前期比で-4.0%になった。2008年の10〜12月期は-3.8%だったから、この6カ月間は大きく凹んだことになる。しかし、問題は政府発表の年率換算で-15.2%という数字だ。このまま凹むのが続くと仮定すると2009年は-15.2%にもなると単純に算出された数字である。小学生にもできる計算だ。しかし、この数字に何の意味があるのか。 [→続きを読む]
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NECエレクトロニクスが決算発表を行い、同時に社長交替の人事も発表した。6月25日付けで新社長には、山口純史取締役執行役員常務が就任する。今回の人事では、取締役の人数も従来の8名から4名に減らしている。これは来年度の損益を何とかトントンに持っていくためのさまざまな内部再編の一つであるといえよう。 [→続きを読む]
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日本半導体製造装置協会(SEAJ)が最近発表した3月の製造装置のB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)は、3ヵ月の移動平均で0.70となり、上昇傾向を見せている。B/Bレシオこの1月に0.37ととてつもない最低値を記録した後、2月に0.52とやや上向き、3月に0.70という数値になった。まだ、販売額よりも低い受注額ではあるが、上向いていることは事実である。 [→続きを読む]
NECエレクトロニクスは、5Gbpsと高速のUSB3.0に準拠したホストコントローラIC、μPD720200を開発、6月から世界に先駆けてサンプル出荷する。このICは、USB2.0が開発された当時の通信ソフトウエアを流用でき、しかもデータレートは5GbpsとUSB2.0の10倍以上高速。USBバスの本来の用途であるパソコン向けにまず販売していき、周辺のHDDからビデオカメラ、デジタルカメラ、DVDレコーダなどビデオの高速転送用途へと展開していく。 [→続きを読む]
デジタルLSIの設計検証ツールと、カスタム・レイアウトエディタに特化するSpringSoft社が二つの新製品を発表、アグレッシブに売り込みをかけている。台湾と米国にそれぞれ本社を置くSpringSoft社は、買収を繰り返してきた典型的なEDAベンダー。だが、独特のニッチマーケットに集中する同社の戦略は台湾企業らしいやり方であり、日本企業とは全く異なる。 [→続きを読む]
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5月11日の週では、日本メーカーからのニュースよりも米インテルに対する制裁金のニュースが注目された。EU(欧州連合)の欧州委員会(EC)がインテルに対して、マイクロプロセッサの販売において違反があったとして10億6000万ユーロの制裁金を命じたというニュースである。2008年にECが米マイクロソフトに命じた8億9900万ユーロを超す過去最高金額になる。日本ではNECと日立がスーパーコン計画から手を引くというニュースがあった。 [→続きを読む]
半導体が社会のすみずみまで浸透して来た。数多くある例から、LEDに関して本稿では述べて見たい。最近、増えて来た新型信号機はLED方式でありクッキリとして見やすい。素敵なデザインで黒いバックグラウンドに点光源のLEDが光る。旧式は、大型の専用電球を内蔵し、白色光線が色つきガラス面全体でボーッと光るだけなので見映えにおいて相当の違いがある。 [→続きを読む]
照明用LEDの新しい応用を第12回組み込みシステム開発技術展(ESEC)においてNECが提案した。これは、LEDの灯りにデータ変調をかけ、照明ランプの下にあるデバイスと通信したり、位置を検出したりしようというシステムである。従来の白熱ランプや蛍光灯ではスイッチをマイクロ秒〜ミリ秒でオンオフできなかったが、LEDだからこそkbps〜Mbpsのデータ通信ができる。LEDならではの新しい応用となる。 [→続きを読む]
経済危機の影響、余波の深刻さを感じさせるエレクトロニクス大手各社の決算発表が、国内外で相次いでいる。半導体業界のこの1-3月、第一四半期の販売高ランキング記事にも、chaos(無秩序、大混乱)、major upsets(大混乱状態)という見出しが飛び交っている。半導体についても、市場の実態をしっかりつかんで、サプライヤのみならずユーザとのコラボで、消費市場の歓迎、喝采を得ていくにますます如くなしである。 [→続きを読む]

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