世界の半導体製造装置市場、対前年比の落ち方が上向きに転じた
SEMI(国際半導体製造装置材料協会)とSEMIジャパン、SEAJ(日本半導体製造装置協会)がまとめた3月の販売額は対前年比-70.7%の12億8000万ドルにとどまった。2月の7億2900万ドルよりは上がっているが、もともと3月、6月、9月、12月にピークを迎える季節要因があるため、伸びて当然である。ただピークに来る3月の数字が前回ピークの12月の数字よりも落ちている点が気になる。それでも底を打ったといえそう。 [→続きを読む]
SEMI(国際半導体製造装置材料協会)とSEMIジャパン、SEAJ(日本半導体製造装置協会)がまとめた3月の販売額は対前年比-70.7%の12億8000万ドルにとどまった。2月の7億2900万ドルよりは上がっているが、もともと3月、6月、9月、12月にピークを迎える季節要因があるため、伸びて当然である。ただピークに来る3月の数字が前回ピークの12月の数字よりも落ちている点が気になる。それでも底を打ったといえそう。 [→続きを読む]
ハーフミラーもスプリッタも全く使わない新型光学式顕微鏡が液晶産業で活躍している。光の全反射を利用できるため、これまでの光学顕微鏡では見づらかったガラスやプラスチック表面のキズや欠陥を大きく浮き出たせるようにその鮮明な画像を見ることができる。千葉県柏市にあるベンチャー企業エムテック社が、この全反射方式の光学顕微鏡を開発、液晶産業、半導体産業、金型産業などにこの顕微鏡を提供してきた。 [→続きを読む]
新型インフルエンザのニュースに振り回されたゴールデンウィークでは、4月27日の週から2週間、半導体産業が驚くようなビッグニュースはなかった。逆に、不況を喧伝するようなトピックスが少なくなってきていることがニュースだったのかもしれない。不況脱出をにらんだグリーンテクノロジーや、有機ELテレビでのアライアンス、不況下にもかかわらず最高益を計上した任天堂など、明るさが見えてきた。 [→続きを読む]
世界的な経済不況に加えて、新型インフルエンザがこれまた世界的な規模の拡がりを示してきている。豚肉、そしてメキシコ料理にはトンでもない災難であり、早期鎮静化をひたすら願うのみである。我が半導体、そしてデバイス市場については、しぶとく好転および新規成長材料を探し出す日々が続いており、今回は以下の通りである。 [→続きを読む]
セミコンポータル会員読者が4月に最もよく読んだ記事は、「「ルネサス/NECエレ経営統合」報道の裏を読む」であった。これは、4月16日朝、ルネサスとNECエレクトロニクスが経営統合すると、日本経済新聞とNHKが報道したことに対して、各社がいずれも否定的な対応を見せたことから真実がどう見えてくるかを議論したものである。第2位は。。。 [→続きを読む]
まだ顔を見たこともない英国の半導体アナリストと先日、電話でディスカッションしていたところ、NECエレとルネサスとの合弁は、(サッチャー改革が始まっていない)30年前の英国だね、まるでショットガン結婚だ、というコメントをいただいた。ショットガン結婚って何?と聞き返すと、子供ができちゃってしかたなく一緒になるような結婚だそうだ。それも、親会社同士が無理やりくっつけた子会社同士の結婚だという。いわば前向きではない結婚のこと。 [→続きを読む]
携帯機器を楽しくする機能部品が登場した。携帯機器に新しい遊び感覚のユーザーインターフェースをつけられるMEMSモーションセンサーとそのアルゴリズムを組み込んだASIC製品を米Kionix社が開発した。このソリューションを例えばスマートフォンに使えばそのスクリーンを1回軽くたたくと拡大し、2回たたくと縮小するなど楽しいユーザーインターフェースを設計できる。3軸センサーなので、スクリーンの前後、左右、上下それぞれを1回あるいは2回たたくと自分の望む機能を付加できる。 [→続きを読む]
米SIA発表の月次世界半導体販売高、やっと3月が前月比3.3%増とプラスに転じている。グローバル経済危機の影響で、前年同月比では6ヶ月連続のマイナスであり、まだまだ先行き如何を見つめていかなければならないと思う。 豚インフルエンザの拡がりも、改めて現在のグローバルな交流・行き来を感じるとともに、市場への影響の追加要因と受け止めている。 [→続きを読む]
ノルウェーで2007年5月に生まれたばかりのベンチャーArctic Silicon Devices社が、これからのアナログシグナルチェーンを1チップに集積する戦略を進めている。もちろん、低消費電力が大前提だ。低消費電力のアナログとミクストシグナルを得意とするこのベンチャーは2008年8月にベンチャーキャピタル(VC)から420万ドルの第2回目資金を得た。「リーマンブラザースが破たんする2週間前に調達できたのでラッキーだった」と同社CEOのJohn Raaum氏は胸をなでおろす。 [→続きを読む]
進化論を著したチャールズ・ダーウィンの言葉を、全く違う企業2人のアメリカ人から聞いた。メンターグラフィックスのCEOであるWalden Rhines氏とザイリンクスのシニアバイスプレジデントのVincent Ratfort氏の二人の別々の日に行われた講演だ。4月初めにサンフランシスコで行われたGlobalpress Connections主催のeSummit2009において、引用したダーウィンの言葉は、「生き残る種は強者ではない。極めて賢い者でもない。変化に最も柔軟に対応できる者だ」である。 [→続きを読む]