2025年12月10日
|産業分析
Infineon Technologiesは、12月はじめにOktoberTech Tokyo 2025を開催、ロボットに不可欠な半導体は俺に任せろ、と言わんばかりの幅広い製品ポートフォリオを示した。ロボットにはセンサ、信号処理と制御のマイコン、手足を動かすパワー半導体、ロボット内外とのコネクティビティ、機能安全とセキュリティ、充放電エネルギー・電源管理などが必要不可欠。これらのほとんどすべてをカバーしている。例えばパワー半導体ではGaNは欠かせないという。
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2025年12月 9日
|技術分析(半導体応用)
電磁波ノイズに強いSerDesチップを売りにしているValensは、自動車メーカーへの売り込みに成功した後、産業向けにも進出してきた。産業向けは独自仕様が多く、1社だけではシステムを設計・製造できないため、エコシステムの構築に力を注ぎ、顧客に提案できるまでになった。低消費電力、高性能、低コストのFPGAメーカーEfinixも参照ボード設計に加わった。
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2025年12月 8日
|週間ニュース分析
AIの進化の一つ、フィジカルAIはロボットや自動運転車など実際の物理的なモノ(フィジカル)にAIを導入し、判断も含め自律的に動かそうとする動きだ。先週、産業用ロボットに強いファナックとAI半導体のNvidiaがAIロボットを共同開発すると発表。ファナックと同業の安川電機はソフトバンクと提携した。また、国産のヒューマノイドロボット開発のアライアンスが27年内にその量産を目指す。
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2025年12月 2日
|産業分析
半導体パッケージの開発を請け負うコネクテックジャパンは、チップレットや3D-ICなどをインターポーザーなどに実装する先端パッケージ技術に手を広げている。そのビジネスモデルがパートナー企業を300社も組織化し、顧客に1個のパッケージでも引き受ける、というもの。どんな量産技術でも試作開発から始めるため、顧客層を広げている。2024年度の実績では400件弱を受注した(図1)。
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2025年12月 1日
|週間ニュース分析
メモリ業界第3位のMicron Technologyが広島県東広島にある工場に新しい製造棟を、1.5兆円を投資して建設すると11月30日の日本経済新聞が伝えた。このニュースは週末世界中を駆け巡った。Nikkei AsiaはAI向けメモリ動向を報じた。また、米国にNANDフラッシュの工場を建設する構想が浮上している、と日刊工業新聞が伝えた。ラピダスが第2工場建設するという話も出てきた。
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2025年11月25日
|週間ニュース分析
先週最大のニュースは、Nvidiaの2025年8〜10月期決算での売上額が前年同期比62%増の570億ドル(約8.6兆円)を記録した発表だろう。11月20日の日本経済新聞でも大きく報道している。これまでのNvidiaの発表後の株価とは真逆の6%上昇となった。従来、Nvidiaの四半期決算では同社の予想を常に超える売上額を計上したのにもかかわらず株価は常に下がっていた。今回も予想を上回ったが、発表後、前日比で株価は上がった。
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2025年11月18日
|産業分析
毎年11月ごろ東京で開催されるArmのイベントは、今年「Arm Unlocked 2025」という名で、オートモーティブ、クラウド/インフラ、エッジAIという三つの分野に分けそれぞれの基調講演があった。三つともカバーできないが、少なくともオートモーティブに関しては記者会見を開いた。Arm側が力を入れていることがわかる。SD-V(ソフトウエア定義のクルマ)からAID-V(AI定義のクルマ)へ、という言葉が多用された(図1)。
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2025年11月17日
|週間ニュース分析
2025年10月の台湾TSMCの売上額は、単月としては過去最高だった。わずかひと月で3674億台湾元(約1兆8000億円)となり、前年同月比で16.9%増であった。世界の半導体産業は9月も快調でSIA(半導体工業会)の発表では前年同期比25.1%増の694.7億ドル(約10兆70000億円)だった。キオクシアは残念ながら減収減益に終わった。一方で、ソフトバンクグループ(SBG)はOpenAIに11%を出資する。
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2025年11月12日
|産業分析
アイルランドは、イギリスの西にある小さな島国だが、ここにEUV装置を導入したIntelの最先端工場や、Analog Devicesのアナログ半導体工場がある。英国はEUを脱退したが、アイルランドはEU内にある。このため英国とEUとの懸け橋になっている。欧州のシンガポールと言われている、とIDA Ireland(アイルランド政府産業開発庁)半導体グループテクノロジー部門VPのSeamus Carroll氏(図1)は言う。
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2025年11月10日
|週間ニュース分析
Armの2026年第2四半期(2025年7〜9月期)の業績が発表され、過去の2Qとして最高の業績を上げた。前年同期比(YoY)34%増の11.4億ドルとなり、3期連続10億ドルを超えた。一方ロームの決算発表もあったが、こちらは2025年度上期(25年7〜9月期)としての発表であり四半期決算ではなかった。売上額はYoY5.5%増で、営業損益は前年同期の9億円の赤字に対して76億円の黒字となった。
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