2009年4月22日
|市場分析
「不況、不況とあおり過ぎ、もはやモノが足りなくて生産増強している所もある、もう不況の底は打った」といった景気状況がはっきり見えてきた。セミコンダクタポータルが主催したSPIフォーラム「半導体エグゼクティブセミナー この不況はいつ回復するか、何を準備しなければいけないのか」では、ドイツ証券副会長の武者陵司氏、UBS証券アナリストの山本義継氏、アイサプライ・ジャパン副社長の南川明氏という日本を代表するアナリストが現状と未来について語り、新しいビジネスモデルで成長を続けるクアルコムジャパンの前田修作氏がその戦略を明かした。
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2009年4月13日
|市場分析
半導体製造装置の2009年2月の世界市場における販売額が最低を更新した。全世界で7億2872万ドルと対前年同期比で-74.6%と、もっとも低い比率だ。その絶対額もここ1年で最も低い。このデータを発表したのは、SEMIとSEAJおよびSEMIジャパンの3者。各国ごとの集計も採っている。
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2009年3月31日
|市場分析
日本半導体製造装置協会SEAJが発表した2月の半導体製造装置のB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)は、かつて記録したことのない0.35という数字にまで落ち込んだ。B/Bレシオは先行きを示す一つの指標ではあるため、製造装置の売れ行きが今年は全く良くない、ということを示している。しかし、ここまで落ち込む意味を考えた方がよさそうだ。
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2009年3月18日
|市場分析
SEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表した、2009年1月の日本市場における半導体製造装置のB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)はこれまでの最低記録をさらに更新し0.37となった。3ヵ月間の移動平均の販売額は290億3800万円であったが、受注額は111億5300万円と低くなった。受注額が低いということは、今後の収入が少ないという意味である。製造装置の景気回復はまだ見えてこない。
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2009年3月13日
|市場分析
この1月における世界の半導体製造装置の販売統計が発表された。それによると、販売実績は前年比で見る限り、大きくマイナスに振れていることには変わりはない。それどころか、1月実績は対前年比63.1%減の12億2537万ドルに下がった。対前年比としてはここ1年間の最低である。これまでの最低は、2008年11月の57.6%減だった。
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2009年3月 5日
|市場分析
米市場調査会社IC Insights社が3月に発表した、2008年の半導体メーカーランキングによると、大きく沈むメーカーが多い中、ファブレスの2強、クアルコムとブロードコムが飛躍的に伸びた。クアルコムは2007年の13位から8位にトップテン・ランキン入りし、ブロードコムはトップ20圏外から17位に入った。
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2009年3月 5日
|市場分析
中国のIC産業が世界同時不況の影響を受け、2008年の伸び率は5%にとどまり、2007年の24.3%から大幅に低下している。2009年も4%前後の伸びと予測されている。中国は国家を上げて内需拡大を推進してきているが、半導体ICは世界の工場として生産してきたものが多いため、どちらかといえばICを使う最終セットもこれまで輸出志向であったため、ICの輸出分と、中国国内で消費するICでさえセットを輸出するという産業構造から、世界恐慌の影響を受けているという訳だ。
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2009年3月 2日
|市場分析
日本製半導体製造装置の受注はまだ回復の道筋が見えない。日本半導体製造装置協会(SEAJ)が発表した、この1月における半導体製造装置のB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)は0.55と、ここ数年で最も低い値となり、その絶対額もこれまでになく低い。3ヵ月の移動平均で見た、販売額が458億400万円、受注額は252億800万円と、いずれもここ数か月の最低記録を更新した。
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2009年2月23日
|市場分析
半導体や電子部品の在庫状況を注意して見ると、この2月〜3月から在庫調整が終わり、生産をこれまでよりは増やしていかなければならない状況に来ている。UBS証券 株式調査部 アナリストの山本 義継氏は、2月17日に東京市ヶ谷で開かれたTPSS (Total Process Solution Study-Group) Winterセミナーにおいて、景気の先行きがまだ上向きではないが、もはや在庫調整は終わりそろそろ生産を増強すべき時期に来ていることを示唆した。
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2009年1月29日
|市場分析
日本製半導体製造装置の月間の受注高がここ数年で最低を記録した。日本半導体製造装置協会(SEAJ)がこのほど発表した2008年12月における日本製半導体製造装置の受注額はわずか210億円となった。前年同期は、1264億9200万円であったから、実にわずか16.6%しかない。その前年(2006年)同期が2182億8200万円であったから、その時と比べると1ケタに落ち込んでしまっている。
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