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泉谷渉の視点

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期待のMEMSは半導体の1/40の市場規模〜ファンドリ30社がひしめき利益が出ない

期待のMEMSは半導体の1/40の市場規模〜ファンドリ30社がひしめき利益が出ない

「ナノテクノロジーの有望株と言われたMEMSデバイスは、ここにきて曲がり角を迎えている。現段階で6000億円から7000億円の市場はあると思われ、年間成長率も10%強で推移しており、半導体デバイスの約2倍。しかしながら、市場規模全体から言えばMEMSは半導体の約40分の1という小さな世界で、インパクトが少ない」(アイサプライジャパン 南川明副社長)。 [→続きを読む]

一体、いつになったら、半導体は戻るの?〜台湾は上昇、遅れるニッポン〜

一体、いつになったら、半導体は戻るの?〜台湾は上昇、遅れるニッポン〜

「過剰在庫は急減していると聞く。公的資金もすでにワールドワイドで、200兆円も投入されている。それでも、回復のシナリオはまったく見えない。一体、いつになったらもどるの?」国内大手半導体メーカーの基幹工場トップは、いらだちを隠せず、こうぶつぶつとつぶやいた。 [→続きを読む]

日本の電機再編は意味あるか〜ルネサス/NECエレの経営統合がもたらすもの〜

日本の電機再編は意味あるか〜ルネサス/NECエレの経営統合がもたらすもの〜

ルネサステクノロジとNECエレクトロニクスが統合するとの一部報道があり、世間を騒がせている。これをスクープした日本経済新聞の論調は、この両社を合わせた生産額は、およそ約130億ドルとなり、インテル、サムスンに次ぐ世界第3位の半導体メーカー誕生と持ち上げている。しかしながら、辛口で知られる高名なアナリストにこの経営統合をどう思いますかと聞いたところ、次のような答えが返ってきた。 [→続きを読む]

海水を真水に変える逆浸透膜が一気上昇〜半導体で培った技術が環境に向かう〜

海水を真水に変える逆浸透膜が一気上昇〜半導体で培った技術が環境に向かう〜

「海水を真水に変えるというのは人類にとって長い間の夢であった。以前より海水を蒸発させて真水を得る方法はあったが、今日において、私たちの技術がより効果的にそれを可能としたことは、喜ばしい限りだ。この技術は高分子分離膜(メンブレン)という新素材の登場で可能になった。膜ろ過により溶液に含まれる物質を分離、精製、濃縮するというものだが、実はこの技術のベースを作ってくれたのは、半導体産業なのだ。」こう語るのは、日東電工 メンブレン事業部滋賀事業所の所長・田坂謙太郎氏である。 [→続きを読む]

イタリア発の電池は飛躍的に発展した!!〜リチウムイオンのもたらすインパクト

イタリア発の電池は飛躍的に発展した!!〜リチウムイオンのもたらすインパクト

「半導体や液晶の材料が注目されるのはわかりますけど、今後の焦点はリチウムイオン電池の材料なのよ。それにしても、電池という技術はあの女好きのイタリア男から始まったということを知らない人が多いわ」。みずほインベスターズ証券にあって、電子材料系のアナリストとして売り出し中の山鹿亜紀子(やまがあきこ)氏の談話である。 [→続きを読む]

白色LED革命が始まった!!〜トーマス・エジソン以来130年ぶりの革新〜

白色LED革命が始まった!!〜トーマス・エジソン以来130年ぶりの革新〜

1879年にトーマス・エジソンが発明した白熱電球は、今日までその基本技術を変えることなく、130年間にわたって人類に貢献してきた。もちろん、この間に蛍光灯や各種の省エネ型電球が登場したが、基本原理は変わることがなかった。この照明という分野が、またも新たな半導体によって革新されようとしている。この革命の核弾頭ともいうべき存在が、白色LEDだ。 [→続きを読む]

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