2014年4月 7日
|長見晃の海外トピックス
米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高の発表が行われ、今回はこの2月であるが、前年同月比で1月が8.8%増、そして2月が11.4%増と、良い出だしの本年、2014年となっている。史上最高の年間販売高となっている昨年、2013年であり、本年もさらに更新となるか、モバイル機器が引っ張る読みにくい現下の市場となっており、引き続き成り行き推移に注目である。地域別には、前年同月比の伸び率から米国が牽引する状況が続いている。
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2014年4月 3日
|河田勉のIT開発の視点
初代iPhoneが2007年にアップル社より発売されて以来、スマートフォンが進化し続けている。スティーブ・ジョブズが最初に定義したようにスクリーンを指でタッチするインターフェイスの仕組みは、ほとんどのスマートフォンに採用されている。使われているディスプレイは、その表示メカニズムや性能は液晶から幅を広げて進化を続けてきた。これからもっと飛躍できるかどうかを考えてみるのが本稿の目的である。
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2014年3月31日
|長見晃の海外トピックス
今に始まったことではないが、ここにきてとみに賑やかさを感じるWearable、そしてヘルスケアへのグローバル各地での取り組みである。スマートフォンはじめモバイル機器が成熟していった後には、Internet of Things(IoT)が半導体業界にとって次の大きな伸びのopportunityとなるという大方の見方があるが、区分が難しいものの具体的な先兵の現われと感じるところがある。ますます便利に快適、そして健康的な社会生活を実現していくツールとして、今後の展開に向けたもう一つの注目材料となってきている。
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2014年3月24日
|長見晃の海外トピックス
微細化、大口径が最先端半導体技術を象徴するキーワードと思うが、その一つ、450-mmの先行きに注意信号が灯っている。Moore則とともにコストの問題と、技術および経済の両面から最先端に取り組むメーカーが絞られてきて、グローバルな連携が一層必須という現実がある。米ニューヨーク州が世界の大手半導体企業5社とともに進めている450-mmのアプローチについて、lithographyシステムの開発延期が昨年12月に決定されたという事態が表面化しており、課題含みは当然ながら早期克服を願って注目している。
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2014年3月18日
|河田勉のIT開発の視点
自分のことを考えてみればわかると思う。自分ではこなせない量と質の仕事を達成するには他人の力(爪)を借りるしかない。まずは、他人の力が強大であればあるほど達成できる成果は大きくなる。また時間とともに他人の力の質が高くなればなるほど達成できる成果も高度となる。
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2014年3月17日
|長見晃の海外トピックス
昨年の中国のconsumer electronics市場が急減というデータが表われて、パソコンの低迷が続く中、モバイル機器の活況ぶりに当面しばらく注目せざるを得ない現状がある。Apple向け生産対応、64-ビットプロセッサ、そして中国およびインド市場など、キーワードとなってくる情勢である。それぞれに従来の勢力に新しい勢力が台頭してきて、世界を巻き込む凌ぎ合いの様相となっており、変化を見た時間間隔でのアップデートの必要を感じている。以下、現時点の注目の動きから入っていく。
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2014年3月11日
|泉谷渉の視点
「三菱重工業やホンダの小型ジェット機の国産化が話題になっている。しかしながら、なにゆえに値段のはる戦闘機や大型旅客機を日本は作らせてもらえないのか。誠に不思議である」。筆者が、シェールガス革命の一大インパクトで航空機産業が爆発する、というテーマで講演していた時に、会場から出た素朴な質問であった。
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2014年3月10日
|長見晃の海外トピックス
米SIAより月次世界半導体販売高が発表され、前回の2013年販売高最高に続いて、今回は1月として史上最高を記録という内容である。1月販売高を地域別に改めて見ると、アジア大洋州が56.6%と半分以上を占め、以下、米国が21.3%、欧州11.0%、我が国10.7%となっている。昨年の1月と比べた伸び率では、米国が17.3%増とトップ、我が国だけが減少している。SIAからは、世界を引っ張る米国の革新、なかんずく半導体業界の重要性を政府および議会にアピールする記事が、これも恒例、強烈なメッセージで表わされている。
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2014年3月 3日
|長見晃の海外トピックス
携帯電話関連世界最大の「Mobile World Congress(MWC) 2014」(2月24-27日:Barcelona, Spain)が開催されて、64-ビット、LTE-Advanced、8-および6-コアはじめ最先端の動きとともに、スマートフォンも新興経済圏が伸びを牽引、低価格化に歯止めがかからず伸び率が鈍化していく現状を感じさせている。かつてのメモリとノンメモリ、汎用から専用へと、低価格の止まらない波に対抗して、付加価値そして売上げの拡大に駆け巡った半導体業界の経緯に共通する受け止め方を強くしている。
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2014年2月24日
|津田建二の取材手帳
今年の半導体はどうなるか。恒例の「エグゼクティブサマリーレポート」2014年2月版において、特集「2014年の半導体市場展望」を組んだ。世界中のさまざまな調査会社やWSTSなどの予測を元に今年の半導体市場の伸びを整理・分析した。
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