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先端半導体の現在地を知る「次世代半導体へ、ニッポンはいま動き出す」

日本の半導体産業がようやく世界の先端に向かうようになった。経済産業省は、2022年に世界トップの製造企業であるTSMCを日本へ誘致し、国内でもラピダスを設立させた。さらに先端開発の研究組織LSTCを設立、産業技術総合研究所も再び先端半導体を研究するようになった。それから4年が経過し、成果も出始めている。

TSMCの熊本工場Fab23(日本名JASM)は、2024年末の操業以来、2026年第1四半期には早くも黒字に転換した。ラピダスは、2025年7月にGAA(ゲートオールアラウンド)トランジスタの動作を確認した。2026年末にはPDK1.0をリリースし、設計するデザインハウスや設計者に提供できるようにし2027年には量産を始める計画である。

技術研究組合最先端半導体研究センター(LSTC)は、米国のNSTC(National Semiconductor Technology Center)をモデルにして設立された。民間のNPO法人であるNatcastがNSTCを運営していたが、現在の運営団体は政府組織のNIST(国立標準技術研究所)の下にあるCHIPS for America/Research & Development Programsの下に置かれている。

LSTCの役割は最先端半導体技術の研究開発と人材育成である。現在は官学民の26機関が参加している。NEDO研究開発プロジェクトの資金を得て活動している。

半導体産業では、製造技術だけではモノが作れない。設計図となるフォトマスクがなければ製造できない。その設計図を作るための半導体設計技術の発展も不可欠となる。東京大学で半導体設計人材の育成に努力してきた旧VDEC(VLSI Design and Education Center)を利用してきた大学教授は多い。

セミコンポータルでは、LSTCの活動を理事長の東哲郎氏に、旧VDECの現在地を東京大学システムデザイン研究センター長の池田誠教授に語っていただき、ラピダスの進展をセミコンポータル編集長の津田がレポートするセミナー「SPIフォーラム:次世代半導体、ニッポンはいま動き出す」を6月24日(水)にオンラインで開催する。参加はオープンで、セミコンポータルの会員以外のどなたでも参加できる。

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