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ギガビット伝送の時代が間近に迫ってきた

ギガビット伝送の時代が間近に迫ってきた

「高精細なHDTVを見ると誰でもアナログテレビに戻れなくなる。同じことがインターネットのYouTubeでもいえる。みんなはもっと良い画質で見たいはずだ。従来の光ファイバネットワーク製品のプロトコルを使ったGbpsオーダーの電子機器が民生分野にも必ず降りてくる」。カナダのファブレス半導体メーカーGennum社社長兼CEOのFranz Fink氏はこう言い切る。Globalpress主催のeSummit08ではギガビット伝送のトレンドが見えた。 [→続きを読む]

水晶振動子並みに安定なLC共振器利用のCMOSクロック発生器

水晶振動子並みに安定なLC共振器利用のCMOSクロック発生器

水晶振動子並みの安定なクロック発生器で、CMOSチップ並みに周波数をプログラムできる。しかも位相ノイズやジッターは少ない。こんな理想的なCMOSクロック発生器を米国のファブレスベンチャーMobius Microsystems社が間もなくサンプル出荷を始める。同社製品マーケティング担当ディレクタのTunc Cenger氏がGlobalpress Connection社主催のElectronics Summit2008でその技術の詳細を明らかにした。 [→続きを読む]

アナデジとRF回路を設計できるPCBツールをAgilent/Mentorチームが開発

アナデジとRF回路を設計できるPCBツールをAgilent/Mentorチームが開発

携帯電話やWiFi、カーナビ、RFIDなどワイヤレスの機器や部品が、通信だけの分野からコンピュータやカーエレクトロニクス、民生などありとあらゆる分野に取り込まれるようになってきた。高周波(RF)回路とアナログやデジタル回路を搭載したプリント板設計はますます多品種になってくる。全ての回路を統合したEDAツールがあればPCB設計期間は半減する。こんな設計ツールをMentor Graphics社とAgilent Technologies社が共同で開発した。 [→続きを読む]

Microvisionが超小型ハンディプロジェクタを年末に出荷する計画

Microvisionが超小型ハンディプロジェクタを年末に出荷する計画

携帯電話並みの大きさで、どこでも誰でも映せる超小型ハンディプロジェクタを米Microvision社は2009年末に製品化する計画である。このプロジェクタモジュールは大きさが2cm角強、厚さは7mmと極めて小さいため、iPodサイズの専用のハンディプロジェクタのほか、携帯電話機に実装したプロジェクタも2009年第2四半期ないし第3四半期には出荷する計画だ。Globalpress主催のeSummit2008でMicrovision社が明らかにした。 [→続きを読む]

Silistix社がクロックレス配線とリピータ導入でSoCの配線遅延問題を解決

Silistix社がクロックレス配線とリピータ導入でSoCの配線遅延問題を解決

論理の検証やタイミングは正常だったのに、タイミングエラーによってSoCチップが動作しなくなるというエラーが65nm以降の微細化と共に起こりやすくなっている。配置配線のやり直しを含め、ユーザーと決めた納期に間に合わなくなるという問題が現実的になってきている。最初からタイミングクロージャーを考えて設計しなければならない。これを可能にするツール、CHAIN works2.0を米Silistix社が発表した。 [→続きを読む]

2次元パターンを直線状に変換するTela社の設計技術

2次元パターンを直線状に変換するTela社の設計技術

配線パターンが露光する光の波長(193nm)よりもはるかに短くなると、光がマスクパターンの隙間に入っていかなくなるため、設計通りのパターンを作ってもその通りに描写されない。極端に難しいのは長さの短い十文字のパターンだ。もはやこのようなパターンは45nmでは不可能に近い。 [→続きを読む]

45nmチップ最大の設計課題は配線と、MentorのW. Rhines氏述べる

45nmチップ最大の設計課題は配線と、MentorのW. Rhines氏述べる

65nm、45nmへと微細化が進むにつれ、LSIの物理層設計、特に配線設計が重要になってくる。配線の細りや断線を起こさないようにするためのプレッシャーは極めて高くなってくる。Globalpress Connections社主催のElectronics Summit 2008の基調講演で述べた、Mentor GraphicsのCEOであるWalter Rhines氏は、ESL(electronic system level)ツールの将来性は買うものの、緊急の課題は配線のマルチコーナー問題だと述べた。 [→続きを読む]

Makimoto’s Waveを巡る次の10年:FPGAか低価格ASICか

Makimoto’s Waveを巡る次の10年:FPGAか低価格ASICか

旧日立製作所の専務取締役であった牧本次生氏が提唱する、Makimoto’s Waveによると、次の10年は専用化の時代になる。Makimoto’s Waveとは、専用製品と標準(汎用)製品が10年周期で切り替わるという、牧本氏が提唱したサイクルの法則である。次の10年を乗り越える手法について2つの見方が出てきた。これは、Globalpress Connection社が主催するElectronics Summit 2008でXilinxとeASICの両CEOがMakimoto’s Waveを引用し述べたもの。 [→続きを読む]

特集:英国株式会社(8)シリーズ電源/スイッチング電源のいいとこどり

特集:英国株式会社(8)シリーズ電源/スイッチング電源のいいとこどり

古くて新しいビジネスとして電源IC、最近ではパワーマネジメントICと呼ばれる分野にも新規のベンチャーが挑戦している。もちろん、このような確立した分野では生半可な技術を持っていてもベンチャーとしてはやっていけないため、従来のスイッチング電源よりも安く、しかもノイズを出さず、効率もシリーズ電源よりも高いという、「いいとこどり」の電源レギュレータ、AC-DCコンバータをケンブリッジのベンチャー、CamSemi社が開発した。 [→続きを読む]

特集:英国株式会社 (7)USBでモニターに接続するためのチップを開発

特集:英国株式会社 (7)USBでモニターに接続するためのチップを開発

ディスプレイモニターやプロジェクタと、パソコンを従来のRGBコネクタではなく、ごく一般的なUSBコネクタでつなげられるようなUSBアダプタ(写真11)が街で手に入るようになってきた。このUSB-RGB変換アダプタの心臓部にある半導体チップは、英国ケンブリッジに拠点を置く創立5年目ベンチャー、Display Link社が設計したものであることを知っている人はどれほどいるだろうか。 [→続きを読む]

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