津田建二の取材手帳
2011年の半導体景気はどうなるか。この答えを求めて1月からさまざまな市場調査会社を取材し、その見通しをまとめた。この結果を、「セミコンポータル エグゼクティブサマリーレポート February 2011」に執筆した。この本はウェッブ情報を主体としているセミコンポータルから発行する唯一の紙媒体である。
[→続きを読む]
今回が3年ぶり3回目となるMobile World Congressに参加するため、成田に来た。スペインのバルセロナで開催されるこの展示会は世界最大の携帯機器のショーである。ここには携帯電話メーカーや通信キャリヤだけではなく、携帯向け半導体チップメーカー、ファブレス半導体メーカー、IDM、さらには部品メーカー、コンテンツサービスベンダー、ソフトウエアベンダーなど携帯機器に関連するあらゆる職種が集まる。
[→続きを読む]
一刻も早く日本はファウンドリを設立すべき」という提案をさせていただいたら、大きな反響をいただいた。ページビューが多かっただけではない。メールをいただき、一緒にディスカッションさせていただいたグループが複数もあった。
[→続きを読む]
日本でファウンドリ事業はできないものだろうか。昨年秋に、このブログで「
iPhone4がauブランドで手に入る日が来る可能性が大いに高まってきた。これまで日本ではソフトバンクしか扱えなかった。米国のベライゾン・ワイヤレス社がiPhone4を2月から売り出すことを1月12日に米国で発表した。これはKDDIと同じCDMAネットワークを使う最初のiPhoneだ。
[→続きを読む]
無線LANすなわちWi-Fi機能を強化する動きを最近立て続けに見た。一つは、米クアルコム社が米国のファブレス半導体のアセロス・コミュニケーションズ(Atheros Communications)を買収するという話だ。もう一つはイマジネーションテクノロジーズのコネクティビティIPコアである。
[
明けましておめでとうございます。2010年の半導体市場は2009年からの急速なリバウンドによって大きな成長率を遂げましたが、2011年はどうでしょうか?半導体産業が飛躍できるようにできるだけ多くのアイデアをセミコンポータルの記事、テクノロジーやマーケット、インダストリー、エグゼクティブ、ニュース解説に盛り込んでいくつもりです。今年もセミコンポータルをよろしくお願いいたします。
[
2010年がまもなく暮れようとしている。今年は電子産業にとってある意味ではエポックメイキングな年だったといえる。iPadが登場し、スマートフォンという言葉が新聞紙上にも載るようになった。iPadの登場によってタブレットPCあるいはタブレットコンピュータという言葉が生まれた。経済的には2009年の落ち込みから急速に回復した。
[→続きを読む]
先日、3年ぶりに米国リニアテクノロジーの創業者兼取締役会会長のロバート・スワンソン氏にお会いした。スワンソン氏に初めて会ったのが1990年代前半だった。当時、日本法人ができていたそうだが、なぜかホテルで会見した。それも朝7時半から朝食をとりながらの会見だった。日本人記者で彼に取材したのはおそらく私が初めてだっただろう。当時関わっていたNikkei Electronics Asiaにその時のインタビューを記事化した。
[
大きな話題(参考資料1)となっていた、EDNとEE Timesを同一会社の下に置くことになった「その後」についてだが、二つのブランドを独立に発行し続けることが決まったというニュースを海外メディア関係者から今日、聞いた。電子業界誌がこれ以上失われてほしくない。どちらも独立して従来通りにメディア活動できることが保証されたという訳だ。
[→続きを読む]
半導体産業界で
先週、ISSM(国際半導体生産技術シンポジウム)2010に出席し、半導体プロセスエンジニアと話をしているうちに、会社がファブライトという言い方をしていることに対して、モチベーション(やる気)を落としていることに気がついた。日本の半導体メーカーは軒並みファブライトを口にするが、何のためにファブライトへ移行するのか、理由が納得いかない。後ろ向きの理由しか聞かされない。
[→続きを読む]