2013年9月 5日
|津田建二の取材手帳
最近、日本の半導体はファブレスに進むべきではないか、という元半導体メーカーOBから意見をいただくことがあった。製造にかかる投資コストに耐えきれないという理由によって、ファブライトへ踏み出しているように見える。海外でもTexas InstrumentsやIDT、Cypressなどの企業はIDM(垂直統合の半導体メーカー)からファブライトへとシフトしている。日本IDM企業のファブライトへのシフトは、成長を促進するだろうか。
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2013年8月22日
|津田建二の取材手帳
今年後半の半導体市場はどうなるか。このテーマでこれから1年くらい先を含めた未来を予測した。ベースになるのは、世界の市場調査会社レポートと足で稼ぐ取材。その結果を、今月発行の「セミコンポータル エグゼクティブサマリーレポート」夏号の特集に掲載した。
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2013年5月21日
|津田建二の取材手帳
年配の方なら、鉄人28号の正太郎少年を聞いたことがあるだろう。鉄人28号は、横山光輝氏が昭和30年代に描いた少年漫画の一つ。ラジコン操作によって、ロボット鉄人28号が悪をやっつけるというストーリーだ。鉄腕アトムと並んで、当時少年のヒーロー的存在だった。誰もが希望を持っていた時代のことだ。
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2013年4月16日
|津田建二の取材手帳
日系移民の子として生まれ、米国ハネウェル社に研究者として入社しながら上級副社長まで上り詰めたカール・ノムラ氏が執筆したビジネス書が出版された。翻訳者は、東芝の半導体技術ならびに事業戦略を主導し、東芝セラミックスからMBOによりコバレントマテリアルを設立、同社の社長・会長を務めた香山晋氏である。技術者が経営者となり、成功を収めるための行動原理を説いた本著は、日本の電機・半導体メーカーの経営者に参考になる書であろう。
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2013年3月29日
|津田建二の取材手帳
半導体産業はこれから先、どうなるのだろうか。少なくとも日本だけを取材していてはその全貌をつかむことはできない。先月、Mobile World Congress(MWC)に参加する機会に恵まれ、スペインのバルセロナに行ってきた。この展示会は元々、通信オペレータ(NTTドコモやKDDI、ソフトバンクなど)の集まるイベントであったが、今やオペレータの上を行くビジネスを展開しているアップル社やグーグル社などOTT(Over the top)も携帯機器市場のど真ん中にいる。もちろん、半導体メーカーも多い。とにかく動きが速い。
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2013年2月18日
|津田建二の取材手帳
今年の半導体産業はどうなるか、今年もまた世界中のアナリストのデータと取材を元に占ってみた。これを特集記事として2013年の半導体市場展望を企画した。この記事は、ウェブではなく紙媒体の「セミコンポータル エグゼクティブサマリーレポート」に掲載した。本全体は185頁建て。
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2012年11月30日
|津田建二の取材手帳
半導体回路のオリンピックと言われるISSCC。2月に米国で開かれるIEEE主催International Solid-State Circuits Conference 2013では、日本から発表される論文数は米国の73件に対して30件と第2位に返り咲いた(図1)。ISSCC 2012では韓国からの論文件数が2位だったため、今回は巻き返したことになる。
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2012年11月20日
|津田建二の取材手帳
かつて、ラジオ少年だった頃、3球ラジオや5球スーパーラジオ、あるいは1石鉱石ラジオをいじくっていた。トランジスタが現れた頃、1石トランジスタあるいは3石トランジスタのラジオにも飛び付いた。トランジスタや真空管の配線を図面通りにつなぐと、ラジオの動作はよくわからなかったものの、スピーカーから音が流れた時は興奮した。無線の電波を何かしら増幅すればスピーカーで音を聞くことができるという自然科学を体験した。
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2012年10月26日
|津田建二の取材手帳
最近、いろいろなところから日本の半導体産業はどうなるのでしょうか、という意見をいただき議論する機会が増えている。中には、数千億円をかけてしっかりしたIDMを作ろう、もっとリーダーシップの強い企業を作ろう、と考えておられる方々もいる。一方で、ファブライトやファブレスへ向かうべきと述べる方もいる。いずれの方たちも共通している思いは、日本の半導体産業を何とかしなければならない、ということである。
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2012年9月 4日
|津田建二の取材手帳
ISSCC(International Solid-State Circuits Conference)のアジア版というべき、A-SSCC(Asian Solid-State Circuits Conference)が11月12〜14日、神戸国際会議場で開かれる。総合テーマ「スマート社会に向けたICテクノロジー」に沿った基調講演が4件あり、採択された論文にもこのテーマを具現化した研究成果が続出しそうだ。
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