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津田建二の取材手帳

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高品質と過剰品質の境目

高品質と過剰品質の境目

言葉の説明をするつもりはないが、かつて大いに騒がれた言葉としてソフトエラーの問題がある。実は最近でも、微細化技術が進みSRAMにおいて問題が表面化してきている。ソフトエラーは、一時的な故障のことで電源を切ればまた元の正常状態に戻る故障モードのことである。これに対してハードエラーは永久故障ともいうべき故障モードで、電源を切ろうが何をしようが決して元には戻らない。 [→続きを読む]

マーケティングの重要性

マーケティングの重要性

日本の半導体メーカーの弱点は何かと業界のベテラン関係者たちに問うと、まずマーケティング力がないと答え、次に経営能力が乏しい、という答えが返って来る。経営能力は、ひとまず置くことにしてマーケティング能力について考えてみる。 [→続きを読む]

理系人口を増やす活発な仕掛けはメーカーから

理系人口を増やす活発な仕掛けはメーカーから

先週、フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン主催のマイコン利用の電子工作コンテストが開かれた。昨年10月にはNECエレクトロニクスも電子工作教室を催した。日本テキサス・インスツルメンツ社は、DSP(デジタル信号処理プロセッサ)の大学教育への組み込みを狙ったDSPS教育者会議を毎年、後援している。主催は「ディジタル信号処理の教育を考える会」でIEEEが共催している。最近、AMDとSpansionが共同で、米国の教育省(DOE)主催の数学と科学のサマーイベントに共催することを表明した。 [→続きを読む]

編集権の独立と利益、透明性との関係

編集権の独立と利益、透明性との関係

放送局や映画、大衆紙などを提供している、メディア王マードック氏率いるニューズ・コーポレーションが、Wall Street Journalを発行しているダウ・ジョーンズ社を買収するという話が進んでいる。ダウ・ジョーンズ側の反応は、質の高い経済紙Wall Street Journalの辛口の編集に対する権限の独立性が保たれるかどうか、に集中している。 [→続きを読む]

がんばれ、日本の半導体

がんばれ、日本の半導体

編集長の就任の挨拶で、表現が過激だというご意見をいただいた。日本の半導体メーカーが1986年に1位、2位、3位を占めていたが、今は3位にも入れない状況を「見る影もない」と表現したことが言い過ぎではないか、というご意見だった。 [→続きを読む]

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