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週間ニュース分析

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またしても日の丸企業連合のニュースの一方で、新市場を開発する企業も活発

またしても日の丸企業連合のニュースの一方で、新市場を開発する企業も活発

先週は、液晶や太陽電池などの企業連合のニュースが相次いだ。これまでも企業連合の例はたくさんあったが、概して成功を収めたとは言われてこなかった。正直言って「またか」という思いを受けた。一方で、企業が独自に新しいマーケットを探しているというニュースもあり、特に成長の期待される市場に向けた模索が始まっている。 [→続きを読む]

東芝のECスマートハウスプロジェクト参加、三菱の三つの成長柱に期待

東芝のECスマートハウスプロジェクト参加、三菱の三つの成長柱に期待

先週は、富士通のスーパーコンピュータ「京」の計算速度が1秒間に8162兆回という最高性能を示し、「京」が世界一になったというニュースはあったが、産業競争力とは無縁の世界の話であるため、半導体業界の話題としては小さかった。むしろ、これからの成長産業に目を向けたスマートグリッド・EVに注目したい。 [→続きを読む]

LED照明産業の活気、パナのユニフィエ外販、電力貯蔵にLiイオン電池が話題

LED照明産業の活気、パナのユニフィエ外販、電力貯蔵にLiイオン電池が話題

先週は、LED照明に関する記事が目立った。これまで、日本では白熱球から蛍光灯と進んできて、LED照明はその次に来る第三の照明という呼び声も高い。一方、欧米では昔から蛍光灯は嫌われ日本ほど普及してこなかった。昨今の環境への配慮から、世界レベルで一挙にLED照明へと変わる気配を見せている。 [→続きを読む]

LED照明産業のエコシステムが強固になり、ファウンドリ企業の誕生を歓迎する

LED照明産業のエコシステムが強固になり、ファウンドリ企業の誕生を歓迎する

先週も国内メディアが報道しないが、海外では大きなニュースになっているトピックがあった。それは米インテルのアリゾナ州チャンドラーの製造工場で爆発事故があり、7名が負傷したというニュースである。国内有力新聞はその詳細を確認中かもしれないが、全く報道していない。一方、国内はLED照明産業が活発になり、ファウンドリが生まれた。 [→続きを読む]

「水平分業が最大の価値を生む」、台湾の英雄スタン・シー氏のインタビュー

「水平分業が最大の価値を生む」、台湾の英雄スタン・シー氏のインタビュー

6月5日の日本経済新聞朝刊に、今や世界第2位のパソコンメーカーとなった台湾エイサーグループの創業者であり現在は名誉会長でもあり、ベンチャーキャピタルiD SoftCapital(智融集団)の会長であるスタン・シー(Stan Shih:施振栄)氏とのインタビュー記事が掲載されていた。記事の見出しは「華人から見たIT産業 分業が最大価値を生む」である。 [→続きを読む]

国内では扱いの小さなフォックスコンの爆発事故、どうなるiPad2の生産?

国内では扱いの小さなフォックスコンの爆発事故、どうなるiPad2の生産?

海外の業界メディアは先週〜先々週最大のニュースとして、アップルのiPadを量産している台湾フォックスコン社の中国四川省工場における爆発事故を採り上げていた。国内メディアは、5月20日午後7時20分に死者3名重軽傷者15名以上を出したこの爆発事故そのものは、小さなベタ記事程度しか報じられなかった。 [→続きを読む]

好調な電子部品・重電企業の決算と、新聞に初登場した注目の半導体Tabula社

好調な電子部品・重電企業の決算と、新聞に初登場した注目の半導体Tabula社

先週は、ルネサスエレクトロニクスの決算発表が5月18日にあった。ルネサスは今、那珂工場の再開に向けて全力を挙げて取り組んでおり、計画よりも前倒しで6月に部分的ながら再開する予定で代替生産も進めている。電子部品・重電企業の好調さも報じられ、注目の半導体ベンチャーTabula社が新聞に初めて登場した。 [→続きを読む]

半導体製造用部材の供給も着実に回復、さらに攻めの増強も進む

半導体製造用部材の供給も着実に回復、さらに攻めの増強も進む

先週は、東芝と日立製作所の2011年3月期決算の発表があった。共に今期は最高益で、東芝が連結の純利益が1400億円になる見込み、日立は同2388億円になったことを発表しているが、その中身は大きく違う。東芝がフラッシュメモリーの半導体事業で利益を伸ばしたのに対して、日立は新興国でのインフラ重要で利益を生み出している。 [→続きを読む]

電力不足を解消するスマートグリッド、発送電分離の実現に向けた議論が活発

電力不足を解消するスマートグリッド、発送電分離の実現に向けた議論が活発

先週は、ゴールデンウィークの真っただ中で、企業活動をベースにするニュースらしいニュースはほとんど出てこなかった。日本経済新聞や日刊工業新聞は、東日本大震災によって遮断された半導体部品のサプライチェーンに関する解説などの記事が多かった。 [→続きを読む]

震災からの復旧が進む半導体・材料産業、製造業全体でも7月までに9割復旧

震災からの復旧が進む半導体・材料産業、製造業全体でも7月までに9割復旧

先週は、東日本大震災からの復旧を急ぐ記事が多かった。半導体シリコンそのものの材料供給にサプライチェーン上最大の不安があったが、信越化学工業子会社の白河工場が4月20日に操業を一部再開し、6月末に震災前の生産水準に回復させるメドが付いた、と日本経済新聞が4月29日に報じた。 [→続きを読む]

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