はっきり見えた、半導体回復の傾向

2023年8月における世界半導体製品の販売額は、前年比3カ月連続7〜8%減、と一桁減少が続いている。これはWSTS(世界半導体市場統計)の数字をセミコンポータルが拾って整理したもの。6月、7月、8月と前年と比べ確実に減少幅が減っている(参考資料1)。このままなら11月には前年よりもプラスに転換、すなわち成長することが確実である。その理由を示そう。 [→続きを読む]
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2023年8月における世界半導体製品の販売額は、前年比3カ月連続7〜8%減、と一桁減少が続いている。これはWSTS(世界半導体市場統計)の数字をセミコンポータルが拾って整理したもの。6月、7月、8月と前年と比べ確実に減少幅が減っている(参考資料1)。このままなら11月には前年よりもプラスに転換、すなわち成長することが確実である。その理由を示そう。 [→続きを読む]
2023年における世界の半導体製品の販売額(半導体市場)のトップに初めてNvidiaが立つことになりそうだ。このような予想を米半導体市場調査会社のSemiconductor Intelligenceが発表した。2位のIntel、3位のSamsungを抜き、初めてのトップだが、生成AIへの強い高まりがNvidiaの業績を押し上げていると見る。 [→続きを読む]
2023年第2四半期(2Q)でのファブレス半導体ランキングでNvidiaが初めてトップになった。ファブレス半導体のトップ10社ランキング(図1)を発表したのは台湾系市場調査会社のTrendForce。Nvidiaは前四半期比68.3%という驚異的な成長率で、QualcommとBroadcomを抜き、トップになった。 [→続きを読む]
2023年8月における日本製半導体製造装置の販売額は、前月比2.3%増の2865億400万円となった。これはSEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表したもの。前年比では17.5%減だが、2カ月連続前月比ではプラスとなった。少しずつ回復に向かっているように見える。3月は期末の駆け込み需要であり、その影響が移動平均のために5月まで続いたからだ。 [→続きを読む]
2023年9月にSEMIが発表した世界の半導体製造装置の販売額は、前年比15%減の840億ドルだったが、この数字は市場回復に向かっているのか、むしろ悪化する方向にあるのか。どちらだろうか。ここでの数字は製造装置の中でも前工程のウェーハプロセス装置に関してSEMIが予想したもの。 [→続きを読む]
2023年第2四半期における世界半導体ファウンドリの売上額は、前四半期比(QoQ)1.1%減の262億4900万ドルとなった。上位10社の内、最も低い伸びを示した企業はTSMCで6.4%減であった。大きな伸びを示した中国Nexchipは65.4%増の2.69億ドルであった。トップ10社の内マイナスはTSMCと中国のPSMCだけだった。 [→続きを読む]
2023年7月における日本製半導体製造装置の販売額は、前月比8%増の2800億4100万円となった。これまで2023年3月をピークに落ち続けていたが、ようやくプラスに転じた。この前年同月比でのプラスへの変化は本物だろうか。それを解くカギの一つは3カ月の移動平均値で表現していることにある。 [→続きを読む]
AIチップの市場規模が2022年現在で442.2億ドル、2023年は前年比20.9%増の534.45億ドル、2024年には同25.6%増の671.48億ドルに成長するという予測をGartnerが発表した。これによると、2027年には2023年の2倍以上の1194億ドル(1.7兆円)という販売額になりそうだ。 [→続きを読む]
世界半導体市場は不況の底から脱出しつつある。2023年第1四半期(1Q)を底として2Qが前四半期比(QoQ)で4.2%増の415.1億ドルになり、3QもQoQでさらに10%増加すると予想されている。前年同期比(YoY)ではまだ2桁%のマイナスであるが、少しずつ上向いている。このことはSPIマーケットセミナーでも議論するが、少なくともデータを見る限り確かだ。 [→続きを読む]
2023年第2四半期(2Q)における半導体販売額に基づく半導体企業トップ15社ランキングが発表された。これによると、1位Intel、2位Samsungと前回(1Q)とほぼ同じだが、第3位にNvidiaが入った。15社合計では前四半期比で8%増となった。前年同期比ではまだマイナス成長だが、回復の兆しは見えている。 [→続きを読む]