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セミコンポータルによる分析

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SiC、車載向け800Vインバータ、OBCの実回路を示す時代へ、GaNも車載可能に

SiC、車載向け800Vインバータ、OBCの実回路を示す時代へ、GaNも車載可能に

SiC・GaNのWBG(Wide Band Gap)半導体がもはや単体ではなくシステムボードを競い合う時代に入った。東京ビッグサイトで開かれたオートモーティブワールド2024では、パワー半導体トップのInfineon Technologiesと、SiCトップのSTMicroelectronicsがガチンコ勝負を見せた。InfineonがGaN応用製品ポートフォリオを示し、STは8インチウェーハSiCデバイスとシステムを見せた。 [→続きを読む]

2023年のスマホ出荷台数、Appleがトップに、中古市場も活性化

2023年のスマホ出荷台数、Appleがトップに、中古市場も活性化

世界のスマートフォン市場(出荷台数)では、2010年から世界のトップに君臨していたSamsungが2023年は2位に転落、代わってAppleが首位に立った。これまでAppleはiPhoneの新型モデルを出した四半期はトップになったが、年間ではSamsungがリードしてきた。2023年にこれが逆転した。この統計データはIDCが発表した(参考資料1)。 [→続きを読む]

DIMMよ、さらば、Micronが新型メモリモジュールLPCAMM2をサンプル出荷

DIMMよ、さらば、Micronが新型メモリモジュールLPCAMM2をサンプル出荷

いよいよメモリモジュールで性能や消費電力が律速される時代がやってきた。長い間、標準となってきた、ソケットに挿し込むタイプのDIMM(Dual Inline Memory Module)やSO(Small Outline)DIMMの交替時期に差し掛かる。これからのAIパソコンやさらなる高性能・低消費電力が要求されるコンピュータ向けに押さえつける接続方式のCAMM(Compression Attached Memory Module)をMicronがサンプル出荷した。 [→続きを読む]

ミリ波送受信アンテナを8本備えたAiPパッケージの1チップレーダー

ミリ波送受信アンテナを8本備えたAiPパッケージの1チップレーダー

クルマの機能をソフトウエアで拡張するSD-V(ソフトウエア定義のクルマ)が今後のカーコンピューティングの主流になると見込まれているが、NXP Semiconductorはこのほどレーダーセンシング技術をSD-Vに一歩近づけるSoC「SAF86xx」シリーズ(図1)を開発した。この技術はソフトウエアの更新によりレーダーセンシング機能を拡張するという技術で未来の方向を示している。 [→続きを読む]

半導体ロジックの景気先行指標となるTSMCの業績が戻ってきた

半導体ロジックの景気先行指標となるTSMCの業績が戻ってきた

1月18日、今や世界トップクラスの半導体メーカーに成長した台湾TSMCの決算発表があった。TSMCの売り上げは、ロジック系半導体の景気を占う指標の一つとしても使えるため、その中身を紹介する。2023年第4四半期の同社売上額がようやく戻ってきた。2023年第4四半期(10〜12月期)の売上額は前年同期比1.5%減の196.2億ドルとなった。ドル高・台湾元安の影響で台湾元ベースだと前年同期と全く同じ金額の6255.3億元である。 [→続きを読む]

日本製半導体製造装置、24年に4兆円台に、その先も伸びるとSEAJが発表

日本製半導体製造装置、24年に4兆円台に、その先も伸びるとSEAJが発表

2024年における日本製半導体製造装置は、前年比27%の4兆348億円になる。このような予測をSEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表した(図1)。実現できれば日本製製造装置が4兆円を超すのは初めてとなる。そして25年にはさらに12%伸びて4兆4383億円になると予想している。 [→続きを読む]

Gartnerの見込みでは2023年の半導体トップはIntel、だが流動的

Gartnerの見込みでは2023年の半導体トップはIntel、だが流動的

2023年の世界半導体売上額でIntelがトップに立った。これは市場調査会社のGartnerが発表したものだが、半導体企業の決算報告がまだ発表される前の段階であるから、見込としての第一報である。確定値ではない。Intelが巻き返したというよりもメモリメーカーの業績が悪すぎたために1位の座を取り戻しただけ。 [→続きを読む]

世界の半導体市場、9月から3カ月連続プラス成長、11月は2桁成長

世界の半導体市場、9月から3カ月連続プラス成長、11月は2桁成長

世界の半導体市場が2023年9月以来、3カ月連続プラス成長で、特に11月単月では前年同期比12%増という結果になった。11月は同2桁成長する、とセミコンポータルが前回予測した通りの結果となった(参考資料1)。SIA(米半導体工業会)の発表した3ヵ月の移動平均値で11月にプラスと報じているが、単月では9月からプラスになっている。 [→続きを読む]

CES 2024ではテクノロジーが化粧品や小売り業者にまで拡大した

CES 2024ではテクノロジーが化粧品や小売り業者にまで拡大した

先週、CES 2024からのレポートが多く、今年のテクノロジーの動向を知る上で、これまでとは違う技術の広がりが見られた。2つの基調講演は大手化粧品メーカーのL’OrealのCEOと米国の小売最大手のWalmartのCEOであった。いずれも技術の広がりを示している。IntelのPat Gelsinger氏の講演(図1)はAIをテーマとし、スタートアップRabitt社はスマホに代わる可能性を秘めたデバイスを発表した。 [→続きを読む]

クルマが走るデータセンターになる可能性、高まる

クルマが走るデータセンターになる可能性、高まる

クルマは走るデータセンターに似てきた。ドメインコントローラやゾーンコントローラによる仮想化、光ファイバによる800Gbpsの超高速転送、生成AIによる巨大なソフトウエアを処理するための大容量転送、さらにカスタムAIアクセラレータなど、高まるデータセンター需要に対抗する高集積ICに特化するMarvell Technology。車載向けもこれと似ている。 [→続きを読む]

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