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長見晃の海外トピックス

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$400 billionの大台を一気に超える読みのなか、業界各分野への波紋

$400 billionの大台を一気に超える読みのなか、業界各分野への波紋

昨年10月からこの5月まで8ヶ月連続で$30 billionを上回ったという米SIAからの世界半導体販売高の発表を受け、また、スマートフォンはじめモバイル機器の新モデルがこれから打ち上げられ市場を活性化する期待感もあって、10%台半ば増の$400 billionを超える本年の予測があらわれてきている。久方ぶりの昔懐かしい感じ方のある二桁の伸び、そして2010年の$300 billion以来の大台越えとなる。早々に半導体製造装置業界、ファウンドリー業界、そして半導体intellectual property(IP)業界それぞれの波紋が浮き出ており、半導体市場の動きとともに今後に注目である。 [→続きを読む]

世界半導体販売高が8ヶ月連続$30 billion越え、Samsungの最高業績

世界半導体販売高が8ヶ月連続$30 billion越え、Samsungの最高業績

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、このところの活況が続いて$31.9 billionに達し、前月比1.9%増、前年同月比22.6%増と2010年9月以来最大となる伸びを示している。メモリが大きく引っ張ってSamungの4-6月四半期業績が過去最高の営業利益となり、半導体売上げが該四半期あるいは年間でも長年の業界No.1であるインテルに追いつく、あるいは追い越すのではという市場trackersの見方が一層真実味を増してきている。データセンター、AIはじめ引っ張って向こう10年最盛期、golden decadeという表わし方も見られる半導体市場の先行きにますます注目である。 [→続きを読む]

本格始動に向かう"胎動"、AIの取り組みと中国半導体製造関連

本格始動に向かう

世界半導体販売高が最高水準で推移している現時点であるが、今後を支えていく新技術、新市場の動向、盛り上がりに日々注目しているこのところである。現下の足元で2点、すなわち人工知能(AI)そして中国における半導体製造を巡る取り組み、蠢きを半導体業界の動きの中でも強く感じさせられている。「AI時代の申し子」と言われる将棋の14才、藤井聡太四段の偉業、第1回「AI・人工知能EXPO」の東京での開催など興奮の話題に事欠かないAI、そして半導体・エレクトロニクス業界で否応なく目が離せない中国を巡るものづくりの動き、展開ぶりである。 [→続きを読む]

「東芝メモリ」の売却、日米韓連合との交渉決定、米韓台の反応を追う

「東芝メモリ」の売却、日米韓連合との交渉決定、米韓台の反応を追う

東芝の半導体メモリ子会社、「東芝メモリ」の売却について、官民ファンドの産業革新機構や投資ファンドの米ベインキャピタルなどが結成する日米韓連合と優先的に交渉するという決定が、東芝の取締役会にて行われて発表されている。融資提供でこの連合に加わっている韓国・SKハイニックスの一方、アップルなどを呼び込んでいる台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は優先先から漏れてそれぞれの反応を引き起こしている。撤退の模様と報じられている米国ブロードコムと合わせて、各社、業界の動きを追っている。 [→続きを読む]

G'foundriesの7-nm FinFET発表とファウンドリー市場の競合熱気

G'foundriesの7-nm FinFET発表とファウンドリー市場の競合熱気

米国Globalfoundriesが、7-nm Leading-Performance(LP) FinFETプロセスによる最初の生産を2018年上半期に立ち上げること、ならびに2018年下半期に同プロセスの量産対応を開始することを発表、一気に7-nmに向かってTSMC, Samsung, GlobalfoundriesそしてIntelの主要プレーヤー4社のファウンドリー対応市場での競い凌ぎ合う熱気を焚きつける様相を呈している。性能および消費電力の改善がコストに合わないという見方から、10-nmを飛ばして14-nmから7-nmに向かう動きが有力になってきている流れが見られている。 [→続きを読む]

当面目が離せない世界半導体販売高、7ヶ月連続$30 billion台

当面目が離せない世界半導体販売高、7ヶ月連続$30 billion台

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高の発表が行われ、この4月について$31.3 billionで、前月比1.3%増、前年同月比20.9%増と高水準が続いている。これで$30 billion越えが昨年10月から7ヶ月連続となる。今回同時に発表されたWorld Semiconductor Trade Statistics(WSTS) organizationの春季予測は、2017年が11.5%増の$377.8 billion、2018年が2.7%増の$388.0 billion、2019年が0.2%減の$387.2 billionと、本年が前回の6.5%増から大幅に上方修正となっている。 非常に活況の現下の世界半導体市場の勢いに当面目が離せない状況である。 [→続きを読む]

PC、モバイルから新分野対応と時代を画すComputex Taipeiでの動き

PC、モバイルから新分野対応と時代を画すComputex Taipeiでの動き

PC、モバイル機器はじめコンピューター関連の総合見本市としていまやグローバルな規模では貴重な場となっている感じ方があるComputex Taipei(2017年5月30日〜6月3日:台北)が開催され、ここでもIoT、AIはじめ新分野、新市場に向けた活発な打ち上げが主役となる新たな時代を画する動きが目立っている。1つとして、AIを積極的に推進するNvidiaからは、AI cloud computingに向けた需要にもっと急速に適合するよう、Foxconnなど世界の大手ODMsに連携を問いかけるIsaac Initiativeが披露されている。 [→続きを読む]

中国市場に見る"グローバルな協調と競争":FD-SOI、DRAMはじめ

中国市場に見る

日米半導体摩擦についてのバンクーバー協定をもとに始まった世界半導体会議(WSC:World Semiconductor Counsil)の第1回が1997年の開催で、丸20年が経過するが、当初から謳われた"グローバルな協調と競争"というフレーズが業界の動きを追いながら折に触れ頭に浮かんでくる。半導体販売高では世界の約3分の1を占める中国が、国家政策に掲げてものづくりの半導体業界構築に積極的に取り組んでいるのは周知の通りであるが、随時注目していくなかにFD-SOI、DRAMなどのキーワードから中国市場におけるこのフレーズの意味合いをまたぞろ考えさせられている現時点である。 [→続きを読む]

"AI-first"戦略はじめintelligentアプリ開発に向けた熱いアプローチ

人工知能(AI)はじめ高性能computingの広範囲のアプリを積極的に展開している米国Nvidiaに続いて、GoogleおよびMicrosoftの開発者向けイベントが開催され、AI一色と言えるほどのintelligentアプリ開発に向けた製品、サービスが打ち上げられる熱気の高まりを感じさせている。中でもGoogle IO(2017年5月17-19日:Mountain View, CA)では、"mobile-first"から"AI-first"戦略に移行して、すべての製品を見直しているとのこと。自動運転から楽曲作りと、本当にどこまで我々のやること、考えること、はたまたそれ以上をAIが賄っていくのか、変わりゆく世界の流れがあらわれている。 [→続きを読む]

新分野&メモリが引っ張る市場模様:Nvidia関連および1Qランキング

新分野&メモリが引っ張る市場模様:Nvidia関連および1Qランキング

ここ6ヶ月$30 billion/月超え、そして4ヶ月連続前年同月比二桁%増の販売高と非常に活況を呈している半導体業界であるが、AI、IoT、自動運転車、データセンター、AR/VRなどのキーワードがずらっと相次ぐ新分野、そして半導体カテゴリー別ではメモリ製品が大きく引っ張っている。AI関連で絶好調の米国Nvidiaの業績発表およびイベントでのプレゼン打ち上げ、およびIC Insightsによる2017年第一四半期半導体サプライヤ・ランキングにおけるメモリベンダーの急伸ぶりから、現時点の活況の市場模様に触れてみる。 [→続きを読む]

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