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長見晃の海外トピックス

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熱気高まる一途、人工知能(AI)の半導体関連の取り組み

熱気高まる一途、人工知能(AI)の半導体関連の取り組み

ここ数ヶ月、人工知能(artificial intelligence:AI)について半導体関連各社、そして各国・地域の挙げた取り組みに注目させられている。半導体設計の最先端を競い披露する最近のHot Chips(2017年8月20-22日:Cupertino, California)にて、誰もがAIの何かをやっているのは明らかであったと全体の印象が表されている。このところ連日グローバルに見られるAI関連の技術および製品の打ち上げとなっており、現下の半導体市場の熱い活況を支えていく感じ方があるとともに期待するところである。 [→続きを読む]

盛り返しから1年、半導体販売高活況、一層敏感になる今後の動き

盛り返しから1年、半導体販売高活況、一層敏感になる今後の動き

世界半導体販売高が目に見える増加に転じたのが昨年の夏であり、10月以降9ヶ月連続の$30 billionを越える各月販売高と、熱い活況が続いている。 World Semiconductor Trade Statistics(WSTS)も、この6月時点で今年の販売高が昨年比11.5%増と久々二桁の伸びを予測したが、現下の勢いを受けてこのほど17%増の$397 billionと、$400 billionの大台が間近に見える上方修正を表している。今年前半のデータを締めて、今後の動きを日々見つめ占っていく敏感な空気が張り詰めるところがある。 [→続きを読む]

トランプ大統領に対する反発と備え、半導体業界から見る両面

トランプ大統領に対する反発と備え、半導体業界から見る両面

米国のトランプ政権を巡る混乱のニュースが続いているが、米国の半導体業界のスタンスもそれぞれの局面での対応が見られている。米国南部、バージニア州での衝突で大統領が白人至上主義者たちを直ちに批判しなかった問題では、IntelのCEO、Brian Krzanich氏が早々大統領助言機関のAmerican Manufacturing Councilメンバーを辞任している。一方、トランプ大統領は通商法301条に基づき、中国による知的財産権侵害の調査を米通商代表部(USTR)に指示する大統領令に署名し、米国・Semiconductor Industry Association(SIA)は政権と協働する備えを即刻表明している。 [→続きを読む]

メモリ市場最高潮の中でのFlash Memory Summit関連の動き

メモリ市場最高潮の中でのFlash Memory Summit関連の動き

DRAMとともに昨年後半からの非常に活況の世界半導体市場を引っ張っているフラッシュメモリであり、そのような環境でのFlash Memory Summit(2017年8月8-10日:SANTA CLARA, Calif.)開催ということで、一際の注目である。3次元半導体技術による3D-NANDフラッシュを先駆けて製品化したSamsungからは、terabit容量品が来年出荷予定など、各社の活発なアプローチが披露されている。また、DRAMの速度、不揮発性で低価格と今後世代に向けてのpersistentメモリの取り組みにも引き続き注目させられている。 [→続きを読む]

9ヶ月連続の$30 billion超え、四半期および月次販売高が最高に

9ヶ月連続の$30 billion超え、四半期および月次販売高が最高に

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から恒例の月次世界半導体販売高が発表され、この6月について$32.6 billionで前月比2.0%増、前年同月比23.7%増、そして4-6月第二四半期について$97.9 billionで前四半期比5.8%増、前年同期比23.7%増という内容である。6月および4-6月ともに最高の月次販売高および四半期販売高を記録しているとのこと、通例後半の新製品打ち上げが引っ張る販売高の増加傾向を入れると、年間$400 billion超えが真に迫ってくるし、これで$30 billion超えも9ヶ月連続となって、引き続く熱い活況および関連する動き、展開ぶりに目が離せないところである。 [→続きを読む]

M&Aの嵐が過ぎ去って、メモリが引っ張る熱い波乱&活況の半導体市場

M&Aの嵐が過ぎ去って、メモリが引っ張る熱い波乱&活況の半導体市場

現在の半導体市場の急激な変化、展開模様を如実に示す2点である。昨年、一昨年と非常に大きく吹きまくったM&A(merger and acquisition)の嵐が、今年前半は取引総額が急激に減少しているデータが1つである。もう1つ、メモリが引っ張って過去最高をまたさらに大きく更新する勢いの半導体市場のもと、各社の直近四半期業績が発表されているが、販売高サプライヤ別ランキングの首位を長らく維持しているインテルを、少なくともこの四半期はSamsungが追い越すとのこと。約四半世紀ぶりのこととなる。 [→続きを読む]

メモリ高値が押し上げる$400 billion大台の分析と今後の読み&備え

メモリ高値が押し上げる$400 billion大台の分析と今後の読み&備え

$400 billionを超える年間半導体販売高の予測を受けて、DRAMおよびNANDフラッシュメモリの高値が引っ張ってともに最高の販売高を記録しそうなことが大きな原動力になっているという分析の一方、この勢いを維持していく上では魅力的な新分野の開拓、立ち上げとともに最先端の半導体設計、プロセスの日進月歩の展開が欠かせないということで、今後に備える読みや備えの活発化を受け止めている。需給逼迫がもたらしている昨年後半以来のメモリの高値が牽引している現況であるだけに、一層の成り行きである。 [→続きを読む]

$400 billionの大台を一気に超える読みのなか、業界各分野への波紋

$400 billionの大台を一気に超える読みのなか、業界各分野への波紋

昨年10月からこの5月まで8ヶ月連続で$30 billionを上回ったという米SIAからの世界半導体販売高の発表を受け、また、スマートフォンはじめモバイル機器の新モデルがこれから打ち上げられ市場を活性化する期待感もあって、10%台半ば増の$400 billionを超える本年の予測があらわれてきている。久方ぶりの昔懐かしい感じ方のある二桁の伸び、そして2010年の$300 billion以来の大台越えとなる。早々に半導体製造装置業界、ファウンドリー業界、そして半導体intellectual property(IP)業界それぞれの波紋が浮き出ており、半導体市場の動きとともに今後に注目である。 [→続きを読む]

世界半導体販売高が8ヶ月連続$30 billion越え、Samsungの最高業績

世界半導体販売高が8ヶ月連続$30 billion越え、Samsungの最高業績

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、このところの活況が続いて$31.9 billionに達し、前月比1.9%増、前年同月比22.6%増と2010年9月以来最大となる伸びを示している。メモリが大きく引っ張ってSamungの4-6月四半期業績が過去最高の営業利益となり、半導体売上げが該四半期あるいは年間でも長年の業界No.1であるインテルに追いつく、あるいは追い越すのではという市場trackersの見方が一層真実味を増してきている。データセンター、AIはじめ引っ張って向こう10年最盛期、golden decadeという表わし方も見られる半導体市場の先行きにますます注目である。 [→続きを読む]

本格始動に向かう"胎動"、AIの取り組みと中国半導体製造関連

本格始動に向かう

世界半導体販売高が最高水準で推移している現時点であるが、今後を支えていく新技術、新市場の動向、盛り上がりに日々注目しているこのところである。現下の足元で2点、すなわち人工知能(AI)そして中国における半導体製造を巡る取り組み、蠢きを半導体業界の動きの中でも強く感じさせられている。「AI時代の申し子」と言われる将棋の14才、藤井聡太四段の偉業、第1回「AI・人工知能EXPO」の東京での開催など興奮の話題に事欠かないAI、そして半導体・エレクトロニクス業界で否応なく目が離せない中国を巡るものづくりの動き、展開ぶりである。 [→続きを読む]

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