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長見晃の海外トピックス

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年末&年初の注目:台湾の半導体専門大学院、西安封鎖の影響、・・

年末&年初の注目:台湾の半導体専門大学院、西安封鎖の影響、・・

新年、2022年を迎え、依然コロナへの用心警戒を要して、引き続き世界全体の新型コロナウイルス累計感染者数に注視せざるを得ない状況である。土曜1月1日午前時点、2億8777万人で、1週間前から約902万人増と、新規感染過去最高を裏づけている。この年末年始、世界の半導体製造をリードする台湾、そして韓国を巡る動きに注目させられている。高度な半導体研究人材育成強化を目指す専門の大学院、「半導体学院」が、台湾において産官共同で開設されている。現状の優位維持に向けた取り組みである。中国・西安市は12月23日、新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウンを開始、Samsungのメモリ生産などに影響が出始めている。ほか現下の動きを以下見ている。 [→続きを読む]

世界的な半導体の不足の一方、半導体販売高大きく最高更新:2021年

世界的な半導体の不足の一方、半導体販売高大きく最高更新:2021年

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜25日午前時点、世界全体で2億7875万人に達し、7日前から約522万人増と、依然続く増勢である。欧米で「オミクロン型」が猛威を振るう中、抑え傾向の我が国も一段の警戒用心が求められる状況である。コロナ禍は、当初の何もわからない段階から「第3波」の渦中に至ったのが1年前のこと。そして、2021年は、寒波、火災から自動車用半導体が不足、引き続くコロナ禍のもと、世界的な半導体の不足に拡大して、米国はじめ世界各国・地域が半導体確保の働きかけとともに自前の製造能力の強化を図る動きが顕在化した経過を示している。一方、半導体関連市場は非常に旺盛な需要が見られている状況を、以下振り返っていく。 [→続きを読む]

年の瀬の熱い注目:インテルCEOのアジア訪問、セミコンジャパン関連

年の瀬の熱い注目:インテルCEOのアジア訪問、セミコンジャパン関連

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜18日午前時点、世界全体で2億7353万人に達し、8日前から約513万人増と、欧米を中心に新規感染の増勢が強まっている。我が国でも「オミクロン型」感染の連日の報道、一層の用心である。グローバルな半導体の不足、そしてそれからくる各国・地域の半導体製造能力強化という慌ただしい動きに覆われた感じ方の今年、2021年であるが、残り少ないこのタイミングでも、関連する2件に注目である。インテルトップの台湾・TSMCおよびマレーシア訪問、そして活況の半導体製造装置&材料主体の展示会、セミコンジャパンの2年ぶりリアル開催である。生産能力の拡大&確保に向けたインテル&世界の業界の動きに注目している。 [→続きを読む]

半導体製造強化、インテルとTSMCの間の応酬、米政府$52 billion関連

半導体製造強化、インテルとTSMCの間の応酬、米政府$52 billion関連

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜10日午前時点、世界全体で2億6840万人に達し、6日前から約366万人増と、続く増勢である。新たな変異株「オミクロン株」の感染が確認された国・地域が52に広がった、と火曜7日のEUからの発表である。半導体の製造強化を図る各国の動きの中、インテルのCEO、Pat Gelsinger氏の"台湾が安定したところではない"との発言に端を発して、TSMC側から反論が見られ、Gelsinger氏が近々収拾に向けTSMCを訪れる運びとなっている。また、米国半導体製造の拡大に向けた$52 billion支援法案の議会通過、そしてその支給獲得を巡る関係各社・団体の駆け引きの動きが見られ、推移に敏感な当面の展開が続いていく。 [→続きを読む]

年間販売高最高更新の見通し、一方、米国議会に法案通過迫る動き

年間販売高最高更新の見通し、一方、米国議会に法案通過迫る動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜4日午前時点、世界全体で2億6474万人に達し、8日前から約483万人増と、引き続く増勢である。南アフリカ発のオミクロン型の懸念指定から1週間、30カ国・地域に拡散して揺るがされている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)から10月の世界半導体販売高が発表され、前月比1.1%増、前年同月比24.0%増の$48.8 billionと高まって、1-10月累計が$440.3 billionとなり、2018年の史上年間最高、$468.9 billionに大きく迫って、更新は確実である。この勢いの一方、半導体の世界的不足に向けたsupply chainおよび製造強化を図る各国の動きが、米国議会に法案通過を迫るなど引き続く激しさである。 [→続きを読む]

半導体強化に向けた各国の動き:工場建設具体化、連携、行動計画

半導体強化に向けた各国の動き:工場建設具体化、連携、行動計画

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜26日午前時点、世界全体で2億5991万人に達し、1週間前から約397万人増と、引き続く増加傾向である。ドイツ、韓国から新規感染最多、そして週末にきて南アフリカで最大警戒を要する新たな変異ウイルス、と油断ならない国外の状況である。特に製造面で半導体の強化を図る各国のいろいろな切り口の動きが続いており、目が離せないところである。Samsungが米国に2兆円投資する最先端工場について、Taylor, Texasに立地を選定している。我が国政府は、先端半導体工場に6000億円の予算計上、TSMCの熊本新工場はじめマイクロン、キオクシアなど新増設費用を一部支援するとしている。その他含め、以下注目している。 [→続きを読む]

経済安全保障推進に向けた半導体関連、各国・地域での軋轢、動き

経済安全保障推進に向けた半導体関連、各国・地域での軋轢、動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜19日午前時点、世界全体で2億5594万人に達し、6日前から約356万人増と、引き続く増加傾向である。我が国では感染抑制継続の一方、欧州は新規過去最多、米国株式市場に影響を与えている。世界的な半導体の不足が、経済そして国防&国益に関わる危機意識につながって、各国・地域それぞれの経済安全保障推進&確保に向けた軋轢、動きが引き続いている。米国では対中国の警戒そして半導体強化の法案化、我が国では国内生産補助に向けた法整備、英国ではNvidiaによるArmの買収提案への調査延長、韓国では米国新工場立地および中国の工場での波紋、そしてEUでは半導体への支援容認、と以下現時点を追っている。 [→続きを読む]

米国の半導体supply chain関連情報要求への韓国、台湾の対応から

米国の半導体supply chain関連情報要求への韓国、台湾の対応から

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜13日午前時点、世界全体で2億5238万人に達し、8日前から約387万人増と、2億5000万人を突破、引き続く増加傾向である。我が国では、制限緩和の中、「第6波」対策が進められている。世界的な半導体の不足の中、半導体supply chainの問題打開に向けて、米国政府が関係各国の半導体メーカーはじめ、関連情報の提出を11月8日の期限で求めている件について、特に韓国および台湾の対応に注目させられている。いずれも敏感な顧客関連情報は除いての提出になっている模様である一方、韓国政府の通商トップが米国商務長官と直接接触するなど連絡強化の動きも見られている。引き続く事態の進展に注目である。 [→続きを読む]

半導体販売高、9月および第三四半期最高、一方、重大な不足の事態

半導体販売高、9月および第三四半期最高、一方、重大な不足の事態

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜5日午前時点、世界全体で2億4851万人に達し、1週間前から約306万人増と引き続く増え加減である。 収まる傾向の我が国と対照的に、ドイツ、ロシアなど事態悪化が伝えられている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)より、この9月そして7-9月、第三四半期の世界半導体販売高が発表され、ともに振り返れる限り最高を更新している。本年1-9月販売高累計も、$400 billionのすぐ手前に達して、残る3ヶ月、年間販売高$500 billion突破の可能性が色濃くなってきている。販売高最高更新の一方で、世界的な半導体の不足による重大な事態が依然各地で見られており、両立しない流れの様相を呈している。 [→続きを読む]

台湾はじめ、半導体製造強化、米国要求対応、最先端微細化の動き

台湾はじめ、半導体製造強化、米国要求対応、最先端微細化の動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜29日午前時点、世界全体で2億4545万人に達し、6日前から約254万人増とほぼ横這いの増え幅である。 我が国では感染収まり加減の中、諸々の制限が撤廃、大幅緩和の方向である。世界的な半導体の不足が続く中、各国・地域の半導体製造強化、半導体supply chainに関する米国政府の情報提出の要求、そして今後の開発に向けた最先端微細化、という現下の焦点の取り組みについて、関係各国の動きの現時点に注目している。世界の半導体製造を今や引っ張る台湾、その代表としてのTSMCの対応が目立つところがあり、製造の強化&再生を図る米国に対する駆け引き、応酬の様相が入り混じる流動的な業界構図の見え方である。 [→続きを読む]

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