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長見晃の海外トピックス

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7月の半導体販売高増勢続く、先行き価格・納期関連に要注意の動き

7月の半導体販売高増勢続く、先行き価格・納期関連に要注意の動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜3日午前時点、世界全体で2億1889万人に達し、6日前から約378万人増となっている。東京ではこのところ連日前週比で新たな感染が減る傾向ではあるが、高止まりで医療が逼迫、依然厳戒を要している。月次恒例、米国・Semiconductor Industry Association(SIA)からこの7月のグローバル半導体販売高が発表され、$45.4 billionと引き続き月次最高を更新、前月比2.1%増、前年同月比29.0%増となっている。今年1-7月累計が$296.08 billionとなって、残り5ヶ月このペースでいけば年間$500 billion突破が見えてくるが、足元では半導体の不足が続き、先行きの価格・納期関連に注意を要する動きが相次いでいる。 [→続きを読む]

Hot Chipsを軸に見るAI処理高速化はじめ最先端プロセッサの現時点

Hot Chipsを軸に見るAI処理高速化はじめ最先端プロセッサの現時点

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜28日午前時点、世界全体で2億1511万人に達し、1週間前から約458万人増と19万人増えている。我が国では、緊急事態宣言が21都道府県に拡大され、9月12日まで実施されている。例年はシリコンバレーで開催され最先端LSI技術の粋が披露されるHot Chipsが、新型コロナのために昨年に続いて今年もオンライン開催(8月22-24日)となり、各社から次世代に向けた技術&製品が披露されている。ソフトウェア傾斜の流れがあらわれた昨年から、AI処理の高速化を一層推進する様々な取り組みが今回あらわされている。会議の議題進行に対応させて、業界記事の取り上げに注目、以下示していく。 [→続きを読む]

半導体の不足の一方、販売高の非常に積極的な読み、先行き一層注視

半導体の不足の一方、販売高の非常に積極的な読み、先行き一層注視

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜21日午前時点、世界全体で2億1053万人に達し、1週間前から約439万人増と27万人減である。我が国では緊急事態が13都府県に拡大、9月12日までの実施を政府が決めている。諸々対策が施される中、自動車用半導体の不足が来年まで尾を引く見方が依然あらわされる一方、半導体販売高の現下のデータそして今後の読みが力強くなっている。4-6月販売高は、メモリ半導体が大きく引っ張って、2018年のスーパーサイクル再来を感じさせている。半導体年間販売高が、今年$500Bそして来年$600B突破の見方にもつながる所以であり、増勢が今後どうなっていくか、関連する情勢を踏まえて一層の注視を要するところである。 [→続きを読む]

米国インフラ法案、Samsungの市場開拓、ほか成り行き注目の動き

米国インフラ法案、Samsungの市場開拓、ほか成り行き注目の動き

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜14日午前時点、世界全体で2億614万人に達し、1週間前から約466万人増と40万人高まっている。国内でも13日、新たに報告された感染者が2万人を超え、過去最多を更新、一層の危機感の現時点である。半導体の米国国内での製造およびリサーチ強化に向けた法案に続いて、broadband access, electric vehicle(EV)充電およびcybersecurityなど多分野に向けた$1 trillionインフラ法案が米国上院を通過、ともに下院での審議を待つが、波乱含みである。Samsungの市場開拓に向けた製品打ち上げが見られ、TSMCおよびインテルとともに現下の動きに注目している。今後の市場展開の成り行きを左右する要因と受け止めている。 [→続きを読む]

6月世界販売高が増勢維持、1-6月総計$251B、年間大台突破の期待

6月世界販売高が増勢維持、1-6月総計$251B、年間大台突破の期待

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜7日午前時点、世界全体で2億148万人に達し、2億人を突破、1週間前から約426万人増とほぼ横ばいである。デルタ型が新規感染の9割を占め、中国でも再拡大が見られている。 米国・Semiconductor Industry Association(SIA)からの月次世界半導体販売高が発表され、この6月について$44.5 billion、前月比2.1%増、前年同月比29.2%増と増勢が続いて単月最高の更新続きである。月初のSIA発表で見て今年前半、1-6月販売高累計が$250.64 billionとなり、このままいけば年間販売高$500 billionの大台突破となっていく。グローバルな半導体の不足が引き続く背景があり、増勢への抑制要因に注目を要する当面の市場である。 [→続きを読む]

インテルの2025年に追い抜くロードマップ、様々な反応、疑問視も

インテルの2025年に追い抜くロードマップ、様々な反応、疑問視も

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜31日午前時点、世界全体で1億9722万人に達し、1週間前から約428万人増と約67万人の増加である。デルタ型感染拡大で、米国にてワクチン義務化が叫ばれ、我が国では首都圏3県・大阪への緊急事態宣言拡大が決定されている。M&Aの噂も見られて刻々の動きに目が離せないインテルが、こんどは半導体生産に関するロードマップ説明のオンラインイベント「Intel Accelerated」を開催、2025年には業界を先導する内容の展開を示している。従来表記では「1.8-nm」となるところを「Intel 18A」とangstrom単位での新表記である。これを受けて、業界では脅威とも、実行可能かと疑問視など、様々な反応があらわされている。 [→続きを読む]

半導体製造fab増強を巡る各社の慌ただしい動き:M&Aの噂、拠点展開

半導体製造fab増強を巡る各社の慌ただしい動き:M&Aの噂、拠点展開

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜24日午前時点、世界全体で1億9294万人を超え、1週間前から約361万人増と約14万人の増加である。デルタ型の感染拡大の中、対策最優先に東京五輪が開幕している。半導体の世界的な不足の渦中、自国内の半導体製造強化を図る動きが進められているが、各社国内外のfab拠点の増強の動きも相次いでいる。インテルによる買収の噂報道を、GlobalFoundriesは何もないと一蹴、米国New York州はじめ世界各地のfab拡大計画を打ち上げている。TSMCは日本での工場建設の検討をさらに明らかにし、Samsungも米国での新工場の検討を進めている。米国では、件の関連法案の残る下院通過を求める広範な業界の働きかけである。 [→続きを読む]

各国・地域の半導体製造の現状および強まる様々な地政学インパクト

各国・地域の半導体製造の現状および強まる様々な地政学インパクト

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜17日午前時点、世界全体で1億8933万人を超え、1週間前から約347万人増と約60万人の増加である。デルタ型の感染拡大で、ワクチン接種が進む国でも行動制限の動きが見られている。台湾そして韓国が半導体製造を引っ張る現状のもと、各国・地域における半導体を巡る政治的、軍事的、社会的な緊張を受けた様々な動き、反応が相次いでいる。米国では、インテルがGlobalFoundries買収の話し合いの報道が見られる一方、インテルはTSMCへの米国政府の補助金に異議を唱える主張である。TSMCの創業者、Morris Chang氏は、各国の半導体自給自足への動きに警鐘を鳴らすなど、なんとも収拾のつかない応酬に以下注目である。 [→続きを読む]

5月の世界販売高、一段の増勢、年間最高更新に向け供給一層要注視

5月の世界販売高、一段の増勢、年間最高更新に向け供給一層要注視

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜10日午前時点、世界全体で1億8586万人を超え、1週間前から約287万人増と依然微増である。デルタ型が100カ国超え、世界のコロナ感染が再び増加基調、東京都に4度目の緊急事態が決定されている。米国・Semiconductor Industry Association(SIA)からの月次世界半導体販売高が発表され、この5月について$43.6 billionとずっと遡る覚えの範囲、最高であり、前年同月比26.2%増、前月比4.1%増の飛躍ぶりである。このペースで増勢を維持していけば、これまでの年間最高($468.8 billion)を更新、さらには$500 billionの大台越えが見えてくるがどうなるか。逼迫の渦中の当面の市場で特に供給状況の推移に注目である。 [→続きを読む]

半導体市場の交錯模様…最高更新、$600B突破視野、半導体不足関連

半導体市場の交錯模様…最高更新、$600B突破視野、半導体不足関連

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜3日午前時点、世界全体で1億8299万人を超え、1週間前から約273万人増と微増である。オリンピックを控える東京都も、"第5波"の兆しに備える対策&対応が日々続けられている。リモート業務&学習など巣籠もり需要に欧米などでのpandemicからの回復気運が加わって、半導体市場は随所で最高更新の業界データが見られ、勢いづいて本年販売高$500 billion突破の予測が繰り返されるとともに、2023年には$600 billionをも突破の見方があらわれている。その一方、半導体supply chainについては供給不足が織り成す厳しい状況について、悪化あるいは緩和と入り交じる見方が次々とあらわされている現時点である。 [→続きを読む]

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